歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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カリオス/プレデンツ -STAGE2-

「仮面ライダーが、なぜっ、いや、例え増えた所で」

 

ローズマルガムは、その呟きと共に、自分の身体から薔薇を撒き散らす。

一枚一枚が、鋭い刃となり、その攻撃は二人に向けていた。

それと共に、ローズマルガムは、自身の口の中に炎を貯めて、放とうとした。

 

「あれをっここで放つつもりっ」

 

ローズマルガムを、先程まで苦戦させられた事もあり、その攻撃に対して脅威を感じた諸干は思わず叫んでしまう。

 

「問題ない」

 

そう、彼の、その一言と共に腰にあるドライバーに両手を構える。

 

「何をするつもりか、分からないが、この攻撃を避ける事など、不可『PAUSE』」

 

ローズマルガムが呟くよりも前に、ドライバーから音声が鳴り響く。

その瞬間、音が消える。

全てが静止する。

ローズマルガムの周囲を浮かんでいた薔薇の花弁は止まっていた。

それは、ローズマルガムの能力ではない。

 

「さて、これ以上、無駄な時間をする時間はないからな」

 

そう言いながら、ゆっくりと彼は歩く。

その動作は静かに冷静に。

腰にあるドライバーを外す。

 

「私には、これから大事な仕事があるのだから」『ガッチャーン!』

 

そのドライバーを右腕に装着すると共に、そのまま薙ぎ払う。

それによって、放たれたエネルギー刃は周囲にあるローズマルガムの花弁を斬り裂く。

だが、斬り裂かれた後でも、花弁は止まったままだった。

 

「君のような出来損ないの社長に構う時間は、一秒もない」『キメワザ』

 

そのまま、ドライバーを腰に再び装填し、再度、ボタンを押す。

 

「なので、ここで消えたまえ」『クリティカルクルセイド』

 

足元に巨大な時計を投影し、針の回転を模した反時計周りの回し蹴りを繰り出す。

その蹴りは、そのままローズマルガムに当たる。

だが、それでも爆発はしなかった。

それを見ながらも、彼はそのまま再び諸干の前までに戻る。

 

「さて、続きを始めようか」『RESTART』

 

鳴り響く音声。

それと共に、止まっていた全てが動き出した。

宙を舞っていた花弁は、全てが同時に切り裂かれ、構えていたローズマルガムは、そのまま吹き飛ばされ、爆発する。

 

「えっ」

 

それらが一瞬の出来事の為に、諸干は驚きを隠せなかった。

 

「あなたは一体」

「あぁ、そう言えば、自己紹介がまだだったね、私の名は檀正宗。幻夢コーポレーションの社長であり、仮面ライダークロノスだ」

「幻夢コーポレーション?」

 

まるで聞いた事のない会社の名前に、思わず首を傾げる。

 

「まぁ、今は、君に感染しているバグスターウイルスと思えば良い」

「感染って、一体どういう事?」

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