クロノスへと変身した檀正宗は、すぐにベルトとなっているガシャコンバグヴァイザーⅡを外すと共に、そのまま腕に装着する。
それによってガシャコンバグヴァイザーⅡはビームガンモードになると、そのままデルタへと向かって、放つ。
デルタもまた、そんなクロノスに対抗するように、腰にあるデルタムーバーをブラスターモードに変えて、そのまま対抗するように放った。
クロノスの緑、デルタの白のビームが互いを狙い、放たれていく。
そのまま、徐々にその威力を増していきながら、ぶつかり合う。
「くっ……!」
しかし、その撃ち合いではやはり、デルタの方が有利だった。
徐々に、押され始める。
「なぜだ」
それには、檀正宗は疑問に感じていた。
彼自身は知っているが、クロノスとデルタのスペックの差は大きく、クロノスの方が強いはずだった。
だが、クロノスは徐々に追い込まれていく。
そのまま、急接近した2人は、そのまま近接戦へと入る。拳と蹴りで攻撃しあう。
互いに、相手より先に一撃を与えるべく、動き続ける。
そして、一瞬だけ、距離が離れた時、再びビームを撃ち合った。
互いの武器から、緑の光弾が飛び交う。
「なぜだ」
またもや、檀正宗は同じ言葉を呟いた。
しかし、今度は疑問の声ではなく、言葉として発していた。
「どうして、私の方が負ける?」
それは、純粋な疑問だった。
本来なら、自分が勝っているはずなのだ。
なのに、自分は追い詰められている。
この事実が理解できなかった。
「君自身が、そうなったのに気づかないのか?」
「何?」
その言葉に檀正宗は疑問を口にする。
「バグスターウイルスは、感染者のストレスによって強くなる。今の君は、多くの試練を与えた結果、彼女は成長した。それによって、お前は弱体化したのだ」
「ぐっ、まさか」
それは、かつての彼が負けた状況と酷く似ている。
「だからこそ、本来ならば上の上であるはずのクロノスの力も発揮されない!」
そうデルタの一撃が、クロノスの懐に叩き込まれた。
「ぐあぁあああっ!!」
その衝撃により吹き飛ばされた檀正宗はそのまま地面を転がっていく。
それによって、変身は解除される。
「さて、そろそろ終わりにしましょうか、私はここから」
そうしようとした時、彼の前に現れたのは。
「邪魔ですよ、カリオス」
そう、止めたのは諸干だった。
「関係ない、だって、この人は、私に社長になる為に必要な事を教えてくれた」
「だからなんです?」
「そんな先代を無碍にする事は、私が決してさせない」
その言葉を言った時だった。
「よく言った、そして、我々の力を授けよう」
「我々?」
それと同時だった。
「くろとぉぉー!!」
「んっ?」
誰もいないはずの空に向かって、檀正宗は叫んだ。
その行動には、諸干は勿論、村上もまた疑問に思った。
だが。
「パパァァァ!」
それに答えるようにオーロラカーテンが現れる。
それと共に、オーロラカーテンから現れたカードは、そのまま諸干の元に。
そして、檀正宗もまた、その手からカードを諸干に向けて放った。
「えっえっ」
それに対して、首を傾げた。
「さぁ、使いたまえぇぇ!!」
「……」
それと共に。
「えぇ」
使わないといけない事は理解しているけど、どうすれば良いのか分からず、諸干は困惑していた。