マーヤ達は、天誅騎士団と名乗る存在を探り始める。
ツヴァイウィングの惨劇の被害者ばかりを襲う輩という事で、その情報を仕入れるには少し時間が掛かったが、それでもどうにか見つける事は出来た。
「なんというか、明らかに怪しい連中ね」
見つめると、そこにいたのは怪しい格好をした集団だった。
黒を基調としたマントに仮面を被った集団である。
「それで、どうするの?」
「そうだな、まずは「さぁて、皆さん!」っ」
そう、ギロリが指示を出そうとした瞬間。
彼らの中央で叫んだ人物。
その人物の声を聞くと、ギロリは睨み付ける。
そこに立っていたのはサングラスとアフロ頭が特徴的な男性がそこに立っていた。
その男性を見ると、ギロリは目を見開く。
「知り合いかしら?」
「まぁな」
「あらぁ、どうやら、我々天誅騎士団にお客さんみたいよぉ」
そう、ギロリが言っている間にも、その人物の声で、既にこちらの存在が気づいている事は発覚した。
それと共にギロリはため息を吐くと共に、出てくる。
「チラミ、貴様、こんな所で何をしている」
「あらぁ、何って決まっているじゃない、新たなプロデュースよ」
そう、ギロリの言葉に対して、チラミと呼ばれた人物は巫山戯た口調で答える。
「新番組だと」
「えぇ、それは勿論、復讐! 大切な人々を奪ったのにのうのうと生きている者達! 彼らに天誅を討つべく立ち上がった正義の騎士団! そんな天誅騎士団のプロデュースよぉ」
「その報酬は、死んだ人を生き返らせるという事か」
「そうよぉ、このネクロムの杖でねぇ」
そう言いながら、杖を軽く振る。
「嘘ばかりを」
「あらぁ、でも彼らからしたら、本当に生き返っているもの。その証拠に私も生き返ったのだから」
「それは、本当かしら?」
そう、ギロリに尋ねるマーヤ。
「過去の世界で消滅してもあくまで現実の肉体が滅んだだけであるため完全な死にはならず、未来でリデザインという形で記憶を引き継いだ状態でリスポーンされる」
「そういう事」
その言葉と共にチラミは笑みを浮かべる。
「これが人気になれば、まさしく私にもその権限が与えられる! だから、あながち嘘ではないわぁ」
「それがどれだけ罪深いか分かっているのか」
「そんな事、彼らには関係ないわよ」
その言葉と共にチラミは、その腰にあるドライバーを見せつける。
そのドライバーを見た瞬間、ギロリは目を見開く。
「なぜ、それを」
「あんたらのデザイアグランプリなんて、誰も望んでいない事を私が証明してあげるわぁ!」
『ZILLION DRIVER』
その言葉と共にチラミが取り出したドライバーを見て、ギロリは驚きを隠せなかった。
「なぜ、それを貴様が持っている」
「それを望む人々がいただけよ」
その言葉と共にチラミは、その場で派手に動きながら、そのままジリオンドライバーにカードをスキャンする。
『GAZER ZERO, SIGN IN』
「ビャ──オッ!!! 変、身っ!」『GENERATE! CONTROL WITH ABSOLUTE POWER, GAZER ZERO』
それと同時だった。
チラミの姿は暗めの緑と黒の仮面ライダーに変身していた。
「貴様が、なぜそれを持っているか分からないが、ここで止めてみせる、頼めるか」
「仕方ないわね、やるしかないわね」
そう、ギロリとマーヤは同時にドライバーを構える。
「「変身」」