「はぁ」
グレアは、目の前にいるゲイザーゼロに対して、すぐに接近し、攻撃を仕掛ける。
腕を最小限に、隙の少ないジャブによる一撃を次々と放つ。
それらに対して、ゲイザーゼロは、ウェーブダンスのようななんとも名状しがたい動きでそれらを避けていく。
やがて、ゲイザーゼロは、グレアの拳を軽く掴むと
「ダメダメ、その程度の攻撃は、通用しないよっ」
「ぐっ」
そのままカウンターの蹴りが、グレアの頭部に入る。
「ぐッ!」
「あーん。かわいい声だねぇ? でもまだまだかなぁ?」
さらに追撃しようとするゲイザーゼロに対しグレアは叫ぶ。
「ふざけるな! このような事をして、なんのつもりだ!」
グレアは、そのままゲイザーゼロに問いかける。
すると。
「言ったでしょ、ショーよショー! オーディエンスには過激なショーをもとめているのよ!」
そう、ゲイザーゼロは答える。
「……そんな馬鹿げた理由でこのような事を!?」
グレアは、なんとか体制を立て直すと、ゲイザーゼロにそう言う。
しかし。
「あんたも似たような事をしてきたんじゃないのよっと!」
その言葉と共にゲイザーゼロのドミニオンレイが外す。
それを見たグレアもまた、瞬時にヒュプノレイが外す。
互いの、武器を浮遊させると共に、そのまま各々の武装からビームを放っていく。
「ふふっ、あんたのグレアよりもこっちのゲイザーゼロの方が性能は上なのよぉっと!」
「ぐっ」
その言葉通りに、グレアの浮遊させる武装は次々と破壊されていく。
それを見たゲイザーゼロは、そのまま飛び跳ねる。
「ほわちょぉ!」『CYCLONE』
「がぁ!?」
その巫山戯た言葉、それと共に放たれたゲイザーゼロの必殺の一撃は、グレアをそのまま吹き飛ばす。
同時にグレアの変身は解除される。
「ぐっ」
「あんたもここでおしまい、さて、あとはお嬢さん1人だけ」
そう、マーヤに向けていた。
「えぇ、確かに、私1人では出来ないわ」
「あら、弱気な言葉ねぇ」
そう、マーヤの言葉にゲイザーゼロは笑みを浮かべる。
「そう、1人1人の力は確かに弱い! けど、力を合わせれば勝てる! そう彼らから教えて貰ったの!」
「あら、そこにいるギロリと協力するのかしら」
「いいえ、ここにいる天誅騎士団と一緒によ」
それと共にマーヤが取り出したのは、ケミーカード。
その内の一つは、グレアだった。
『フォルテドラゴン! グレア!』
「変身」『ガッチャーンコ! グレアドラゴン!』
鳴り響く音声。
それと共に、エメラルダンの姿は、これまでと違う姿だった。
それはグレアの装甲を身に纏ったエメラルダン。
「ふふっ」
それと共に、エメラルダンの装甲が一部剥がれると共に、天誅騎士団に向かって、その頭に装着される。
「なっ」
「ふふっ、さぁ、皆」
それと共に、天誅騎士団の面々は、既に操り人形となっていた。
「力を合わせて、倒しましょうか」