歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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蛇と骸骨の鏡の中の戦場 4tn

 鏡の中に存在するミラーワールドにおいて、その戦いは行われていた。

 

「いいねぇ、滾って来るじゃないか」

 

 その言葉と共に、王蛇は、両腕に装着していた白虎の爪を思わせる武器を、眼前にいるデザストに向けて振り下ろす。

 

 その一撃だけでも食らえば、危険なその一撃に対して、デザストは素早く避けると同時に、その手にある愛刀グラッジデントで、王蛇に斬りかかる。

 

「お前も、良いじゃないかよぉ!」

 

 デザストが振り下ろしたグラッジデンドに対して、王蛇はすぐに両手にある爪で防御する。同時に、すぐに爪を捨てると共に。

 

「それじゃ、こっちも試してみるか」

 

 王蛇は、その言葉と共に、瞬時にカードデッキから取り出した新たなカードをそのまま召喚機に装填する。

 

『TRICK VENT』

 

 鳴り響く音声と同時に、王蛇は複数人に分身する。

 

「へぇ」

 

「まだまだ、ここからだぜ」『COPY VENT』

 

 鳴り響く音声と共に、王蛇達の手にはデザストの武器であるグラッジデントの複製品を生み出し、その手に取る。

 

「お前の武器、使わせてもらうぜ」

 

「良いねぇ、こういうのは味わった事ないからなぁ!!」

 

 その言葉と共にデザストは、そのまま王蛇達に向かって、突っ込む。

 

 そんなデザストに対して王蛇達は、まるで獲物を食らう蛇のごとく、突っ込む。

 

「はははぁ!!」

 

 一人の王蛇が、デザストの脚を掴み、その手にあるグラッジデントで切り裂く。

 

 デザストの脚は切り裂かれた事によって、剥き出しになったのはデザストの身体の内部。

 

 そこには、本のページを思わせる紙束が溢れ出ていた。

 

「へぇ、怪物は怪物でも紙の怪物か」

 

「いいや」

 

 だが、その王蛇にデザストのマフラーが首を絞める。

 

「本の怪物だ」

 

 その言葉と共にデザストは、そのままもう一人の王蛇に向かって、投げた。

 

 それを受け止める事が出来なかった王蛇は、そのまま重なる。

 

 そのまま重なった王蛇達に対して、デザストが真っすぐとグラッジデントで貫く。

 

 その突きは正確で、瞬く間に群像である王蛇達は鏡が割れるように消える。

 

 だが、そんなデザストに対して、残った一人であり、本体であった王蛇が斬りかかる。

 

 しかし。

 

「ふんっ」「あぁ?」

 

 そんな王蛇の攻撃から助けたのは、グレイムだった。

 

 それによって、王蛇は離れ、デザストは舌打ちをする。

 

「何のつもりだ、てめぇ」

 

「絶好のタイミングだから撃たせてもらった。元々、俺が戦っていた相手だからな」

 

 デザストは、そのままグレイムに近づき、睨むと同時に、そのまま返答する。

 

 その言葉に対して、デザストはしばらく黙ると共に。

 

「ちっ、そう考えれば、確かに道理ではあるな。だが、それでも邪魔をしたのは変わりないな」

 

 そうデザストは、グレイムの首元に、グラッジデントを構える。

 

「おいおい、こっちを無視するのは寂しいじゃないかよ」

 

 同時に、グレイムとデザストは、王蛇の方に目を向ける。

 

「なんだったら、二人同時でも良いぜ、それに」

 

 そのまま王蛇が取り出したのは、禍々しい紫色の光を放つ、鳥のカード。

 

「こっちの方も使ってみたいしな」『SURVIVE』

 

 鳴り響く音声。

 

 同時に王蛇の姿は変わる。

 

 それは、紫の装甲に至るところに金色が追加され、召喚機であるベノバイザーもまた、ベノバイザーツバイに変化している。

 

 それこそが、王蛇の最強の姿である王蛇サバイブ。

 

 だが、それだけではない。

 

「くくくっ」『UNITE VENT』

 

 鳴り響く音声。

 

 それと共に、王蛇の周囲には、様々なミラーモンスターが現れる。

 

 それは、王蛇が従えた多くのミラーモンスター。

 

 そのモンスターは、王蛇の契約モンスターであるベノスネーカーを中心に新たな姿になる。

 

 歪に、融合したその存在は、本来ならば誕生しなかった最強のミラーモンスター。

 

 その名は、ジェノサバイバー。

 

「さぁ、楽しませてもらうぜぇ!」

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