「時間だって」
そう、グレイムが疑問に思っていると、デザストはその状況を口に出す。
「このミラーワールドでの活動時間は決まっているがな、けど、この世界の場合は」
その周囲を見渡す。
すると、空にもヒビが入り初めている。
「これは」
「本来のミラーワールドとは違い、ここはケミーの力で造られた。だからこそ、俺達の戦いでその限界を迎えたようだな」
デザストの言葉を聞くと共に、王蛇は舌打ちをする。
「ここが時間切れという訳か、まぁ良い」
それと共に王蛇の後ろに現れたのはオーロラカーテン。
それに向かって、王蛇は歩き始める。
「あいつとの戦いの前に、そいつに1度は勝ったという奴と戦いたかったが、まぁ」
そのままグレイムを見ると。
「それは、今度のお楽しみにしておくか」
それを最後に、王蛇はそのままオーロラカーテンの中へと入っていく。
「あれは確か、レジェンドが世界を移動する際に」
「そういう事だ、今、この世界には、面倒な奴によって、他の世界の仮面ライダーが次々と呼び寄せられている」
「呼び寄せられているって」
それと共にグレイムが思い出すのは、カリオスとエメラルダンの2人の事件。
それが、まさか関係しているとは、思わなかった。
「まぁ、俺には関係ないがな、俺もまた強い奴と戦えると聞いたから、来ただけだ、まぁ」
そのまま、グレイムを見つめる。
「てめぇのような変わった奴がいるのを知れて、良かったぜ」
「俺を?」
それに、グレイムは首を傾げる。
「人間じゃない奴を受け入れるというのは、相当な覚悟が必要だ。お前は、それを簡単に行っている。あいつら、相当幸せだと思うぜ」
そう、まるで自分の事のように語るデザスト。
「だから、さっさと帰ってやれ」
それと共にデザストもまた、オーロラカーテンの中へと消えていった。
それを見つめながら。
「・・・ありがとう」
その呟きと共に、ミラーワールドは消滅した。
それに合わせるように、グレイムもまた、元の世界へと帰ってきた。
「ここは」
「もっ戻ってきましたです!」
「大丈夫なのか!」
「本当に心配したのよ」
その言葉と共にグレイムの帰還に心配するように、彼女達が出迎えた。
その光景を見て、デザストの言葉を実感するように頷く。
「あぁ、ただいま」
その言葉と共に、確かに実感した。
そして、そんな彼らの戦いが終わった頃だった。
「なんというか、あんたも不幸だなぁ」
「いやぁ、まさかこんな目に遭うとは」
そう。シークンの変身者こと関流と、見知らぬ男性と一緒に過ごしていた。
その場所というのは。
「まさか、無人島に遭難するなんて」