「さて、ここら辺で良いだろう」
そうしながら、六道と共にいるバルカンに変身した青年はそのまま壁に背中を預けながら、周囲を見渡す。
「あなたは一体」
「俺か?俺は不破諫だ」
軽い会話を行いながらも、何時アバドンに襲われても良いようにと、警戒を続ける不破。
そんな彼に対して六道は僅かばかりの警戒をしながらも。
「これは一体、何が起きているんですか?」
「さぁな、俺もよくは知らない。なんだって、最近までは死んでいたからな」
「しっ死んでいた!?」
その言葉に対して、六道は思わず叫んでしまった。
だが、すぐに自分の手で口を閉ざして、なんとか止める。
「まぁ、色々あったからな。というよりも俺自身が死んでいたと教えられたからな」
「教えられたって、誰に」
「・・・社長にかな」
そう、不破が、過去の光景を思い出す。
それは、どこかの場所。
そこがどこなのか、不破にとっても分からなかった。
だが、気づけば、荒野と言える場所。
『ここは』
そうしながら、目を見開き、驚きを隠せなかった。
『不破さん、久し振りですね』
『お前は社長か、けど』
そう、これまで見た事のない姿ではあるが、その声は不破さんにとっては聞き覚えのある人物、飛電或人だった。
『お前、それは』
『ごめん。この事に関しては、話している時間はなくて!!』
そうしながら、彼に襲い掛かる影。
その影を見た不破は驚きを隠せなかった。
『なんだ、その怪物は』
そこにいたのは、飛電或人が変身している仮面ライダーにどこか似ている怪物。
身体には2019という文字が刻まれていた
『ショットオン!ビックバン!』
それと共に、彼はエイムズショットライザーをその手に造り出し、その怪物に向かって撃つ。
それによって、怪物はそのまま吹き飛ばされる。
『俺達は、ここであいつらと戦わなきゃいけないから』
『俺達だって?』
そうしながら、不破が見つめた先は驚きを隠せなかった。
そこにいたのは、炎の剣を持つ剣士と巨大な炎のドラゴンが戦い。
青とピンクが入り交じった2人が、歪な恐竜に対して戦う。
さらには、白い狐を思わせるライダーが手に銃を、それに対する存在が孔雀の意匠がある大剣で対抗する。
そして。
『本当に厄介な事になったなぁ!!』
そこには青い飛蝗を沸騰させるライダーが、眼前にいる巨大な青い飛蝗の怪物と戦っていた。
そこに刻み込まれていたのは、2023。
『こいつらは一体』
『ハンドレッドと名乗っている奴らです。こいつらが今、ある世界を侵略しようとしているんです。俺達はここで、アナザーライダーに対処しないといけない。
けど、奴らは、あの世界に他にも何かを仕掛けています。
なんとか、俺達以外にも助っ人を向こうの世界に送っていますが』
そうしている間にも、攻撃はより激しくなる。
『とにかく、これと一緒に、不破さんに頼むしかありません』
そうすると、不破の後ろに現れた銀色のオーロラカーテン。
そこに向かって、不破さんを、そのまま押した。
その先が。
「ここって言う事だ」
「・・・ハンドレッドとかは聞いた事ないけど、その中に、俺の知り合いがいますけど」
六道は同時に、ここ最近は見なかった知り合いがいた事に驚きを隠せなかった。
「とりあえず、社長からこれを預かっていた」
それと共に、その手から渡したのは。
「ガッチャードライバー!」
「とにかく、ここの中心に向かって行くぞ」
その言葉と共に、既にこちらに気づいたアバドンがこちらに来ていた。
それに合わせるように六道もまた、ゴリラセンセイとバレットバーンをすぐに受け取ったガッチャードライバーに装填する。
「「変身!!」」
そのまま、変身した2人は、そのままアバドンに向かって行く。