「そこを退け!」
それと共に、眼前に襲い掛かってくるアバドンの軍勢に対して、バルカンとユウゴッドは、その腕にある銃弾を放っていく。
マシンガンの如く放たれる銃弾の嵐を受けながら、アバドンの数体はすぐに吹き飛ばされる。
だが、数の暴力と言うべきか。
アバドンはすぐに2人に向かって、襲い掛かる。
バルカンに対して、アバドンはその手に持つ武器であるスラッシュアバドライザーですぐに斬りかかる。
「邪魔だ!」
しかし、スラッシュアバドライザーの刀身が、バルカンに当たろうとした時。
既にバルカンは、パンチングコングによって強化された腕で受け止める。
強固な防御力を誇り、スラッシュアバドライザーでは傷はまるでつかない。
周囲から次々と襲い掛かる斬撃に対しても、余裕で受け止めると共に。
「はぁぁぁ!!」
そのままアッパーをその場で行った。
バルカンの、その一撃によってアバドン達は吹き飛ばされる。
それを見ながら、エイムズショットライザーをベルトに装填すると共に、新たに取り出したアタッシュショットガンでアバドンを蹴散らす。
それにより、バルカンとユウゴッドに襲い掛かろうとしていたアバドン達は吹き飛ばされる。
バルカンはその様子を見て、即座に、バルカンはアタッシュショットガンの銃口を向ける。
「伏せろ!」「っ!」
同時に、ユウゴッドはすぐに屈む。
それと共に集団で集まっているアバドンに向かって、バルカンはアタッシュショットガンを連射する。
それにより、アバドン達は次々と、倒れていく。
バルカンの攻撃を見て、アバドンは攻撃しようとするが、バルカンは即座に銃撃して攻撃を防ぐと共に、アバドンは次々に銃撃されて吹き飛ばされる。
それを見ながら、バルカンとユウゴッドは互いに背中合わせになる。
「この数、一体」
「悩んでいる場合じゃない! とにかく、前に進むしかない!!」
そう、バルカンは目的の場所まであと少しだという事を理解した。
「何よりも、あと少しだと思うからな」
「あと少しって、どうして」
「そうだなぁ、あえて言えば」
すると、別のプログライズキーを取り出す。
「俺の中にいた人工知能が囁いているんだよ」
そのまま、エイムズショットライザーに装填したプログライズキーを起動させる。
「だから、俺にこじ開けられない場所はないからな!」
鳴り響く音声と共に、バルカンの姿が変わる。
蒼銀のバルカンとなり、両腕に巨大な鉤爪で斬り裂いていく。
「行くぞ!」
その言葉に、ユウゴッドもまた進む。
「なぁ、不破さん」
「なんだ、こんな時に?」
「不破さんは、どんな風に戦っていたんだ」
「なんだ、いきなり」
その問いかけに対して、目的の場所へと向かいながら、聞く。
「俺は、この力を誰かを助ける為に使っていた。けど、助けようとすればする程、無力な自分を感じていた」
それは、自分の限界が見えていた。
故に、自分とどこか似ていた不破に六道は問いかけた。
それに対して。
「さぁな、そんな難しい事、俺が知るか」
だが、不破は、それに対する答えは決まっていた。
「だけどな、もしもあるとしたら、俺は俺が決めたルールを守るだけだ」
「ルール」
「そうだ」
そうして、やがて目的の場所に間近に迫る。
「俺は平和を守る、『仮面ライダー』! それだけで良い!」
単純な言葉。
だが、それはある意味、六道の中にある何かを吹き飛ばす。
十分過ぎる答えでもあった。