「未来が、攫われたって」
その知らせを聞いて、泉は思わず声を出してしまう。
「一体どうして」
「一般人を装ったんだ」
それと共に、その事に関してを話し始める。
ケミー達と共にアベルを探していたら偶然響と未来に出会う。
そこから、その情報に関してを話していた。
二人と話していたら初老の男性が困っているのを発見し響が声をかける。
暫く話して。男性から去っていると、三人の後ろで錬金術を構えて三人を不意打ちしようとした。
そしてその初老の男性こそがアベルもといクロアナマルガムだったことが判明。
響は変身し、クロアナマルガムを追い詰める。そして止めを構え、響が突っ込んだ所でアベルは横に右手をかざすと、右手に建物に隠れていた少女を掴み、盾に使用する。
一般人を盾にされ、三殴る蹴るなどで追い詰め、少女を解放する代わりに未来の身柄を要求する。そして響のガングニールが解けたところで未来が響の前に出てついて行くことを飲み込む。そして右手で未来を引き寄せて捕まえ、少女を解放する。そしてこの町のはずれにある教会に泉を連れてくること、そして自身がやろうとしている計画を抵抗せずに受けることで未来の身柄を解放することを約束する。
もし1つでも破った場合は未来の命は無いと言い、テレポートジェムで二人は消えた。
「あいつっ、どこまで卑怯なんだよ」
「ある意味、奴はこのタイミングを狙ったんだろうな」
そうしながら、ヴァルバラドは、泉を見て、呟く。
「俺を?」
「おそらく、奴は悪意に関する研究を行っている。その中でも、マルガムとなる可能性があるのは、お前だ」
「俺が」
それに対して、驚きを隠せなかった。
「一ノ瀬のように、悪意を上回る善性を持つ奴や、マーヤのように悪意すら受け入れているのとは違い、お前はメンバーの中でも、一般人に近い」
「それは」
「そんな状況で、幼馴染を人質にすれば」
それと共に、その計画に嫌な予感を隠せなかった。
「それでも」
そう言った泉は。
「まったく仕方ないな」
すると、詩島が前に出る。
「詩島さん」
「先輩ライダーとして、少しは恰好つけないとな。何よりも」
そうしながら、彼が取り出したのは一つのシグナルバイク。
「ダチに恰好悪い姿を見せたくないからな」
その言葉の意味は分からない。
「…仕方ないな」
「ヴァルバラド」
それは彼も同じだった。
「お前にだけに任せられないからな」
「ヴァルバラドも、けど、良いのか?お前はエージェントとして」
「確かにそれも大事だ、けど」
そうして、ヴァルバラドは。
「お前の友としてが、今は大事だからな」
「…ありがとう」
その言葉に、泉は嬉しくもあった。
そうして、彼らは向かう事にした