突然の車。
その車に連れてこられた3人が辿り着いたのは。
「どこかの研究所なのか?」
「うぅ、酔った」
「さすがに、このままじゃ」
そうしながら、ファイクはすぐに変身を解除する。
「……えっ」
「さて、色々と聞きたいけど、なんでマリアがこんなに小さくなっているんだ?」
そう、ファイクは幼いマリアに問いかける。
「まさか、平行世界の可能性では考えていたけど、まさかファイクが仮面ライダーの1人だったなんて」
「その言葉からして、まさか平行世界なのか」
それと共にファイクは、それには特別驚かなかった。
これまで、周囲では平行世界に関連する事件もあり、可能性で一番大きい事として、眼前にいるマリアは平行世界の住人だと予測していた。
「えぇ、そうね、私はマリア。あなたとは違う平行世界のマリアと思ってくれたら良いわ」
そう、マリアは説明する。
同時にマリアが取り出した機器をこちらに見せる。
「ほっ本当だ、俺だ」『これが、俺なのか』
そう、ファイクが見つめた先には画面があった。
空中に映し出された画面で、遮られているが、確かに自分だと分かる。
「あの、俺は結構、置いて行かれて、何が何だが」
「あっ、すいません」
その中で、ある意味、仮面ライダーという共通点のない泊は、置いてけぼりだった。
「とにかく、互いの状況を確認しましょう。私達は、この世界の近くでとある大きなエネルギーが反応があって来たの」
「大きなエネルギー?」
それは聞いた事がなく、首を傾げる。
「えぇ、そこで戦いが行われていたの」
「行われていた?」
「私達では、様子見しか出来なかったけどね」
そうして、画面にあったのは。
「えっ、あれって、ガッチャードっ!? という事は一ノ瀬が!?」
そうしていると共に、一ノ瀬が戦っているのは、巨大な飛蝗。
「あれは、一体」「アナザーガッチャードよ」
そうしている間にも、その戦いを見ながら、ゆっくりとマリアにファイクは見つめる。
「それで、一ノ瀬の奴は、今はどこにいるんだ?」
それに対して、ファイクは思わず問いかける。
マリアはそう言いながら、頷く。
「あなたの世界にいる彼は、ある意味、世界を守っていると思える状況ね」
「世界を?」
それに対して、ファイクは首を傾げる。
「ハンドレッド。私達も現状追っている組織なのだけど、これがあまりにも厄介な組織なの。構成員や戦力など、様々な世界に侵攻するだけの力がある事。
そして、奴らは主にダークライダーと呼ばれる奴らに変身出来るわ」
「ダークライダー?」
その言葉に対して疑問に思う。
「まぁ、仮面ライダーの中でも悪の道を走った存在と言うべき存在ね。ただ、奴らが今回使ったのはアナザーライダーと呼ばれる力よ」
「アナザーライダー?」
「仮面ライダーの力を模した怪人。そして、その最大の能力は、オリジナルのライダーから歴史を奪う事」
「それって」
「今、彼が戦っているハンドレッドに勝たなければ、あの世界の仮面ライダーの歴史は消え、そしてハンドレッドによって支配されるわね」
それにファイクはさすがに驚きを隠せなかった。
「それを阻止する為に、今は他の世界からライダー達が助けに来たわ」
「他の世界のライダー達?」
それは、また聞いた事のない話だった。
「仮面ライダーゼロワン、仮面ライダーセイバー、仮面ライダーリバイとバイス、そして貴方達もよく知っている仮面ライダーギーツが協力して、アナザーライダーに変身しているハンドレッドと戦っている。最も、その影響で、他のライダー達が来ていた」
「あいつも、その1人なのか」
それに対して、マリアは頷く。
「アドルフ、元々は優秀な研究者だったけど、とある世界での彼は財団Xの研究者だったの」
「財団X?」
『財団Xとは、とある世界にいる組織であり、ハンドレッドと同じく様々な世界の技術を使う事が出来る集団だ』
『そして、アドルフはそこからロイミュードの技術を使って、あのドライバーを開発した』「あの世界に行ったのも、実験の為でしょうね。けど気になるのは、あいつが言っていた永遠のグローバルフリーズけど一体」
「……それは、俺が説明する」
「あなたは」
そう、泊が口を開いた。
「泊さん、あなたは一体」
「俺は、泊進ノ介、刑事であり、元仮面ライダーだ」
「だから知っていたのね」
それに対して、泊は頷く。
「ロイミュードとも戦った事はある。そして、そのロイミュードの中の一体がが行おうとしたのが、永遠のグローバルフリーズだ」
「それって、一体」
「君達も体験したと思うが、重加速。
あれを世界中で引き起こす事だ。しかも永遠の通り」
「世界はずっとあの状態のままに」
それには、ファイク達は、さすがに驚きを隠せなかった。
「つまり、奴は世界の全てを制止させようと」
「それが、なんで完璧な平和に」
「さぁね。けど、どういう訳か、ここに来ている」
それと共にマリアは確かめるように耳に当てる。
「聞きたいけど、ここって」
『あぁ、先程戦ったブーストであるアドルフと同じ反応がある。もしかしたら』
「ここが奴の研究所、でもなんで」
「分からないわ、けど」
「何か手掛かりがあるかもしれない。もしくは、計画を止める為の何かが」
「進むしかないようだな」