「なるほどな、確かに絶望はあるようだな」
「キャロル」
それと共に、キャロルの言葉に対して、あかりはゆっくりと見上げる。
「私から何をしようにも、既に終わっている事だ。何よりも、そこにいる奴の事だ。こいつがこの世界から出て行っても、生きられない。
そんな所だろうな」
「あら、さすがはキャロルと言った所ね、まさかそこまで理解出来ているとは」
「死んだ奴が蘇ったんだ、その条件ぐらいは察せる」
「それじゃ、私は」
「あぁ、ここで死ぬな」
「キャロルっ、あんた」
そのあまりの言葉に、他のメンバーは思わず叫んでしまう。
「死ぬ事は変わらない。だったら、お前は最後に何を望む」
「えっ」
同時にキャロルは、あかりの方に目を向ける。
「このまま、何もせずにただ死ぬのか。それともあいつらの言っていたようにただ絶望して死ぬのか」
「それは」
「それとも」
そう、キャロルは。
「お前の妹と最後に両親に会いに行くか」
「妹」
その言葉に、首を傾げる。
「私が」
「偽りだろうと、後に生まれたんだろ。だったら、お前はそこいにるあかりの妹だ。ならば、姉の最後を、不幸のままで終わらせるのか」
そう、キャロルは睨む。
「どうする」
それと共にあかりは。
「私は、パパとっママに会いたい!妹と一緒にいたいっ」
「お姉ちゃん」
その言葉に全員が思わず笑みを浮かべた。
「お姉ちゃんか、だったら、私もやらなきゃね」
「誰かの幸せ、とっても素敵だと思いますね」『6・6・6』
「あの社長に言わせれば、これも笑顔という訳か」『ダッシュ!オーソライズ!』
「お姉ちゃんを、もう不幸のままに終わらせない。終わるとしても、せめて、幸せに」
そう、4人のライダーが各々に構える。
「まったく、似合わない事をしてしまったな」
そう考えている時だった。
キャロルは、その向こう側を見る。
そこは、銀色のオーロラカーテンの向こう側。
そこで行われていた戦い。
『お前を止められるのは俺達だ!』『ゼロスリーライズ!One: One prediction!Two: Two intelligence!Three: Three Circles!Go! Beyond! one two three!仮面ライダーゼロスリー!』
見つめた先の戦い。
そこにいた1人のライダーは、その腰にあるドライバーを操作し、ゼロスリーの名を冠するライダーへと変わる。
それと共に。
『ゼロスリービッグバン!』
鳴り響いた音声と共に、禍々しい飛蝗を思わせるアナザーゼロワンに対して、光の三重線と共に、真っ直ぐと必殺の一撃を放つ。
それによって、アナザーゼロワンは爆散する。
そして。
『物語の結末は、俺が決める!』『月闇!最光!界時!狼煙!錫音!疾風!激土!黄雷!流水!烈火!』
セイバーは、漆黒の姿へと変わっていた。
その漆黒の姿と共に、両手に持った刃王剣十聖刃と火炎剣烈火の斬撃を同時に巨大なアナザーセイバーに喰らわせる。
『さぁ一気に行くぜ!』『ファイナルリバイスフィニッシュ』
それと同時に、全身が刺々しいピンクと青の2色が特徴的なリバイスが、禍々しいアナザーリバイスを蹴り上げる。
「あれって、もしかして英寿!」「あぁ、それに一ノ瀬」
そこには背中合わせにしているギーツとガッチャードが眼前にいるアナザーギーツとアナザーガッチャードを蹴り上げる。
『どうにかなったけど、どうしたら』『まったく、このアナザーライダー、何度も倒しても復活するな』
そうして見ると、オリジナルのライダーの攻撃を与えても、再生するアナザーライダー。
『元を絶つしかないようだな』
すると、英寿が見つめた先は、キャロルがいる先。
『おい、一ノ瀬』『なんですか』『少しだけ、ホッパー1とスチームライナー借りるぞ』『えっ?』
すると、英寿は一ノ瀬からホッパー1とスチームライナーを手に取る。
『お前達、向こうの助けになって来い』
それと同時に、ホッパー1とスチームライナーがそのまま、キャロルの元へと飛ばされる。
「なっ何をしたんだ、あいつは」
「相変わらず、とんでもない奴だな、あいつは」
そう、時空を越え、二体を届けた事に対して、事情を知る2人以外は、慌ててていた。
それと共に。
「悪いが、力を借りるぞ、ホッパー1、スチームライナー」
すると、二体のケミー達が、再錬成する。
それと共に、その場にいた全員が、構える。
「変身」
同時に、5人は、その場で変身を行う。
そして、マジェードは新たな姿へと変わる。
『アルケミストオブミクスチャー マジェード』
鳴り響く音声。
それと共にマジェードの姿は変わる。
その姿は、プラチナガッチャードを思わせる姿。
「名付けて、プラチナマジェードとしようか」
そう、彼女は構える。