歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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さて、ここまでの間、気づいた人がいたかもしれませんが、実はこの本編中に、彼女達は一切登場していません。
その理由も、明らかに!


プロメテウスの炎の意思

「それにしても、まさか俺自身がガッチャードと戦うとはな」

 

そうしながら、俺は目の前にいるガッチャードと同じく、ガッチャーイグナイターを使い、ファイヤーガッチャードに変身している。

 

ガッチャードは、その両手に既に武器を構えており、ガッチャートルネードとガッチャージガンの二つを二刀流にして、構えている。

 

俺は、それに対抗するように、その手にエクスガッチャリバーを構えた。

 

「さぁ、行くぜ!ガッチャード!」

 

俺の叫びに合わせるように、俺の後ろにある推進器に炎が灯ると同時に、走り出す。

 

「ガッチャァ!!

 

手に持ったエクスガッチャリバーをそのまま、ガッチャードに向かって振り下ろす。

 

その攻撃に対して、眼前にいるガッチャードは、ガッチャートルネードを構えて、受け流す。

 

「っ!」

 

瞬間、俺は直感的にアンカーを上にある壁に突き刺し、その勢いと共に上に上がる。

 

すると、紅のガッチャードは、その手に持っていたガッチャージガンから次々とエネルギー弾を放っていた。

 

「危なっ!?」

 

少しでも避けるのが遅れたら、蜂の巣になっていた。

 

どうやら、ファイヤーガッチャードの方が一瞬の出力は上のようだが、向こうのガッチャードは、総合的なスペックでは上だ。

 

「これが、もう1人の俺!凄いじゃないか!!」

 

この場が試練で乗り越えるべき相手だと分かっている。

 

だからこそ、目の前にいる俺がどれだけ強いのか、ワクワクしていた。

 

「おい、一ノ瀬!何を呑気な事を言っている!」

 

「こいつら、どうやら、相当にヤバい相手だ」

 

「そうなのか?」

 

ヴァルバラドも、キャロルも相手をしながら、そう言っている。

 

「見た目こそ、俺達そっくりだが」

 

「どうやら、オートスコアラーと似ている。アダムの奴が残したのか、それとも別の第三者か分からないが、油断は出来ないぞ」

 

「そうなんだ、けど」

 

すると、俺は。

 

「この戦い、盛り上がってくるぜ」

 

俺はそのままエクスガッチャリバーを構える。

 

それは、向こうのガッチャードも同じか、こちらに構えている。そして、同時に動いた。

 

俺はエクスガッチャリバーを握り締めると、相手の懐に飛び込み、ガッチャードに一撃を叩き込む。

 

しかし、その一撃に対して、向こうはガッチャージガンの銃身を使って受け止めながら、今度はガッチャートルネードで攻撃を仕掛けてくる。

 

それを俺は、後ろに下がると同時に、ガッチャートルネードを避けた。

 

ガッチャードは、ガッチャージガンに付いている引き金を引き、エネルギー弾を放つ。

 

その攻撃に対して、俺は、エクスガッチャリバーで防ぎながら、反撃を仕掛ける。

 

俺は、剣で振り払うと、今度は推進器を使い、懐に潜り込んでエクスガッチャリバーを振るうが、向こうもガッチャートルネードを振り下ろして、攻撃を弾いてきた。

 

だけど、俺の攻撃はまだ終わっていない。

 

ガッチャードは、その攻撃を後ろに飛び退いて避けようとした。

 

「さて、次は『ホッパー!』んっ?」

 

俺がそう悩んでいると、ホッパー1が何やら騒ぎ始めた。

 

「どうしたんだ、ホッパー1?」

 

『ホッパホッパ!』

 

ホッパー1は何やら、言っている。

 

それは、まるでこれ以上戦うなと言うように。

 

それはスチームライナーも、他のケミー達も同じだった。

 

すると、向こうのガッチャードは必殺の一撃を放とうとした。

 

「ぐっ、勝負を決めるつもりか」『ヴァルバラドクラッシュ!』

 

「ならば」『サンユニコーン!ノヴァ!』

 

向こうもまた、必殺技を放とうとしている。

 

「・・・皆も、ホッパー1と同じ意見なんだな」

 

そう、俺は彼らに見つめる。

 

「あぁ、今回は、いつもと違ったんだけどなぁ」

 

俺は、そのまま変身を解除する。

 

「なっ、一ノ瀬!」「何をしているんだ馬鹿!」

 

その行動に、2人は叫ぶ。

 

「信じただけだ。俺は、ケミー達の事を」

 

それと共に、目の前でガッチャードの必殺の蹴りが迫る。

 

それでも、俺はその場を動かない。

 

同時に。

 

『君だったら、信じられる』

 

それと共にガッチャードは、俺の身体に当たる。

 

その瞬間、俺の身体に何かが入り込んだ感覚がある。

 

「あれ?」

 

それと共に、周囲を見渡す。

 

「どうなっているんだ、これは?」

 

その言葉通り、周囲に、先程まで戦っていた彼らは動かなくなった。

 

「分からないが、どうやら、目的の物はあったようだな」

 

そう、見つめた先。

 

そこにあったのは、炎。

 

しかも、そこにあったのは。

 

「ガッチャードライバー!!」

 

「0本目の、ガッチャードライバーという訳か」

 

おそらくは、以前の世界に存在したガッチャードライバーだろう。

 

まさか、これがプロメテウスの炎か?

 

そう、考えていると、ヴァルバラドが何かを感じたのか、前に出た。

 

「ぐっ」

 

ヴァルバラドに何か攻撃が当たった。

 

同時に後ろに下がりながら、襲撃者だと思われる人物達は、なんとプロメテウスの炎ことガッチャードライバーを奪った。

 

「あぁ、それ、俺達が見つけたんだぞ!」

 

「悪いけど、これは私達が持って行くよ」

 

「何者だ」

 

そう、キャロルは呟いた。

 

「ふふっ、聞かれた以上は答えよう!私達は竜姫さ!!」

 

そう、3人の少女が、そう宣言した。

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