「竜姫?」
まるで聞いた事のない名前に対して、俺は思わず首を傾げる。
「キャロル、知っているか?」
「さぁな、さっぱり知らない。だが」
そのまま、キャロルは、そのまま、彼女達を見つめる。
「・・・どうやら、面倒な奴らのようだな」
「悪いけど、このプロメテウスの炎は頂く!」
「ここまで、尾行するのは、苦労したからね!」
彼女達は、そう呟いた。
それに対して、ヴァルバラドは彼女達を睨む。
「その情報、どこからだ」
「教えると思いますか」
「どちらでも構わない。なぜならば、ここでお前達を捕まえて、吐かせるだけだ」
同時にヴァルバラドは、その手にあるヴァルクラッシャーを真っ直ぐと彼女達に向ける。
それに対して。
「このメックヴァラヌスは伊達じゃないよ!」
そう言いながら、中央にいた赤い装甲を身に纏った少女が、その手に弓矢を向け、放ってきた。
放たれた矢に対して、ヴァルバラドは、その一撃を正面から受け止める。
「・・・なんだ、これは?」
「・・・あれぇ?」
だが、その様子は、まるでダメージを受けていない。
「笑えないジョークだな」『オカルトヴァルバラバースト!』
鳴り響く音声と共に、ヴァルバラッシャーの切先に巨大な棍棒型のオーラを生成する。
「そうだね、けど」
「こっちに注意が向けられていないよ!」
「なに!」
必殺の一撃を放とうとしたヴァルバラドに向かって、レイピアを持った少女が、ヴァルクラッシャーの軌道を変える。
それだけではなく、もう1人の少女が、その手に持つ槍で、ヴァルバラドを吹き飛ばす。
「ぐっ」
「確かに私達は1人1人は弱いかもしれないけどね、力を合わせれば、強いのさ」
「調と切歌と同じ感じか、だが」
それと共に、俺は既に先程、矢を放った少女へと既に接近していた。
「あっ!?」「俺達も3人だって事!忘れていないかぁ!」
そのまま、俺は拳を放つ。
すぐに両手を構えて、防御するが、ファイヤーガッチャードの推進力によって、彼女はすぐに吹き飛ばされる。
「マジっ!」
「まぁ、そうなるな。連携が厄介ならば、分断させるだけだ」
それと共にキャロルもまた、既に別の少女に攻撃を仕掛ける。
既に分断され、一対一の状況へと造り上げた。
「さてっと、悪いけど、それを返して貰うぜ」
「そうはさせないよ。なんたって、あんたらはあのアダムと共に日本を危険にさらしたんだから」
「誰だ、それを言ったのは」
「あんたには教えないよ!だからこそ!私達は、この力を使う!」
「あぁ、そうだね!」「行きましょう」
3人が何かを言うと共に。
「「「咆哮、デヴァステイター」」」
それと同時に武装が一旦分解され、スーツの一部として再構成される。
その姿は、まるで暴走していた時の、俺の姿とどこか似ている。
だが、この感覚、どこかで。
「このエネルギーは、まさか」
それと共に、俺達に襲い掛かったのは、衝撃。
この感覚には、覚えがある。
「これは、まさかっ」
かつて、ドレッドの時に味わった悪意。
それと同等か、それ以上のが、彼女達から感じる。
そして、覚えのある感覚が何なのか、今になって思い出した。
「あの時のっ」
あの時、アダムに襲い掛かった謎の攻撃。
それが、彼女達の使っている奴なのか。
「やはり、これが仮面ライダー達の力を弱める力」
「あぁ、これだったら」
彼女達はそう言うと共に、再び攻撃を仕掛ける。
先程と比べても、その威力は巨大であり、再び窮地に陥る。
「どうする?」
「撤退しかないだろうな」
ドレッドとは比べられない程の悪意。
それを、このまま正面から戦うのは不味い。
「だったら、ホッパー1!スチームライナー!」『クロスホッパー!』『テンライナー!』
俺の叫びに応えるように、ガッチャードライバーに装填されていた二体が飛び出す。
同時に、クロスホッパーとテンライナーへと変身すると同時に、再び装填されると共に。
『ガッチャ!』『『ガッチャ!』』『『『ガッチャ!』』』『『『プラチナガッチャード!!』』』
重なる音声と共に、俺はプラチナガッチャードへと変身する。
「出たっ!」「あれが、プラチナガッチャード」「だけど、この力なら」
そう、3人は言うが。
「1人で無理ならば、2人!2人で無理ならば、3人!皆の力でガッチャを掴むぜ!!」
それに合わせるように、ケミー達が一気に飛び出す。
その数は26体。
「うおぉぉぉぉぉ!!ガッチャァァァァ!」『アントルーパー!バーニングネロ!ケアリー!ドッキリマジーン!エナジール!ファイヤマルス!ゴルドダッシュ!ホークスター!インフェニックス!ジャングルジャン!カマンティス!リクシオン!メカニッカニ!ナインテイル!オドリッパ!パンパカパーカー!ヒーケスキュー!ライデンジ!サボニードル!トライケラ!ユーフォーX!ヴェノムダケ!レスラー!エックスレックス!ヤミバット!ズキュンパイア!』
「なに?」
それと共に、俺が感じたのはこれまでとは比べものにならない程のエネルギー。
さすがに26体のケミー達が力を貸してくれるのは、今回が初めてだけど。
「はああぁぁぁぁ!!」『プラチナシュート!』
俺はそのまま、真っ直ぐと、蹴り上げる。
「2人共!!」「うんっ!」「ここをなんとか!」
そう、こちらの技を相殺しようとする。
だが、俺が放った技は、あくまでも。
「逃げる為だからな!」
「っ」
そのまま、俺は方向を変え、そのまま天井へと向かって、蹴り上げる。
こちらに攻撃を向けていた彼女達は、そのまま、方向を変えられずに、真っ直ぐと進む。
「1度、体勢を整える」『『ガッチャーンコ!バースト!カスタムアップ!エンジェコプター!』
「まさか、本当に厄介だな」『ガガガガッチャーンコ!シャイニングフェザー!ヴィーナスグリフォン!』
俺の必殺の一撃によって、出来た穴で2人と一緒に脱出する。