歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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どこかで会ったように

ライブの当日、その日は、あらゆる方面で、ノイズが現れた。

それは、まるで、風鳴翼のライブを。

かつてのツヴァイウィングのライブを思わせるような騒動が起きていた。

 

「了解した」

 

それを聞いたヴァルバラドは、静かに連絡を切る。

彼の、その格好は、まさしく応援する為の衣服。

普段の任務の為に身に纏っているジャケットの代わりに法被を。

鉢巻きを。

様々な応援グッズを手に、ライブを楽しみにしていた。

だが、それが阻まれた事によって、苛立ちを隠す様子もなく、その手にあるヴァルバラッシャーを手に、会場から出て行く。

 

「あの忌々しい事件を、また行うつもりか」

 

同時に、彼が思い起こしたのは、ツヴァイウィングでの悲劇。

それによって、起きた騒動。

それらは、彼にとっては、忌々しい過去であった。

 

「ノイズは消す。米国の平和の為に。その為には、彼女の歌が必要だ」

 

その手にあるマッドウィールを、ヴァルバラッシャーを装填し、構える。

 

「鉄鋼」『ヴァルバラッシュ!TUNE UP! MADWHEEL…!』

 

その音声と共に、ヴァルバラドは、すぐにノイズの大軍がいる場所へと向かう。

既に、彼以外にも立花響、そして、雪音クリスが戦っている事も情報で伝わっている。

それは、仮面ライダーも同じく、状況を悪化に尽力している。

 

「だが、この状況、早く終わらせるには」「はぁ!」

 

そう、悩んでいると共に、ヴァルバラドが見つめた先。

そこには、先日の戦いで新たに判明した5人目のガッチャードライバーの持ち主。

 

「確か、名前はジャスティファイだったか、確か、そのライドケミーカードは」

 

それと共にヴァルバラドは、ジャスティファイへと接近する。

 

「んっ、接近て、誰っ」

「それを気にしている場合か、それよりも、今はお前のケミーを貸せ」

「ケミーって、なんで」

「この状況、より正確な情報が欲しい、お前のケミーを貸せ」

「貸せって言われても、これがなければ」

「ならば、これを代わりに貸す」

 

その言葉と共にヴァルバラドは一枚のケミーを見せる。

 

「それって」

「早く、戦いを終わらせる。でなければ、ライブが終わってしまう」

「・・・お前も、ライブを見る為に」

 

それと同時にヴァルバラドとジャスティファイ。

2人は、同時に頷く。

それと同時にジャスティファイは、瞬時にライドケミーカードを、ヴァルバラドに。

ヴァルバラドもまた、ライドケミーカードを投げる。

 

『ジャングルジャン!ジャスティスドッグ!ガッチャーンコ!ジャングルドッグ!』『ガキン!RESCUEPIPO!ゴキン!ヴァルバラッシュ!TUNE UP! RESCUEPIPO!』

 

鳴り響くと同時に、ジャスティファイは、先程の機械的なボディから、植物の蔦で、身体を巻く。

それと共に、ヴァルバラドの片手には救急車を思わせる白いレーダーが現れる。

 

「正確な位置、把握」

 

同時にヴァルバラドは、ヴァルバラッシャーをまるで銃のように構え、周囲のノイズに向かって、ビームを放っていく。

ビームは、そのままノイズを貫いてく。

それと同時に、ジャスティファイもまた、その身体から生える蔦を使い、周囲のノイズを掴み、投げていく。

 

「かなりヤバいなっ、けど、なんとか使える!!」

 

それと共に、ノイズを次々と倒していく。

その様子を見ながら、ヴァルバラドは、戦闘をすぐに終わらせると共に、集められているデータを見ていく。

やがて、戦いが終わると共にヴァルバラドは、その手に持つライドケミーカードを投げる。

 

「えっと、うわっと、おぉ、ありがとう」

「問題ない、俺はただ、任務を早く終わらせる為にやっただけだ」

 

それと共にヴァルバラドは、そのままジャスティファイの持つライドケミーカードであるジャングルジャンを取る。

 

「何よりも、今はライブが最優先だからな」

 

同時にヴァルバラドは、そのまま立ち去った。

 

「なんだか、無愛想だな、けど、どっかで会った事があるような」

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