歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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2人はワイルド

「さてっと、行くぞ、グドス」「遅れるなよ、ユウゴッド」

 

 そうしながら、彼らはリバイスの特徴的であるハイタッチを行いながら、眼前のT.E.C.の1人である女性に向かって行く。

 

 それを見た女性は、その懐から取り出したケミーカードをそのままスキャンする。

 

『オカルト! ローディング!』

 

 鳴り響く音声と共に、女性はその手には雲薙を構える。

 

 その剣に対して、ユウゴッドは、その手にリバイの武器であるオーインバスター50をアックスモードを出現させ、それを振り下ろす。

 

 それに対して、女性が取った行動は、振り下ろした一撃を回避しただけに留まらず、そのまま空に向かって飛んで行った。

 

 まるで、重力を無視するかのように。

 

「よっと!」

 

 そんな女性に対して、グドスは、豪腕を巨大化させ、そのまま空中にいる相手に向かって叩きつける。

 

 それに対して、女性はその一撃に対して、雲薙を横にして防御姿勢を取る。

 

 が、そんな一撃を受けて、女性が吹き飛ぶ事は無かった。

 

 むしろ、逆に、その一撃を受けたはずの女性は、グドスの方に向かって行き、その胸板に雲薙を叩きつける。

 

「ぐっ、やっぱり、とんでもない威力だけど!」

 

 ユウゴッドは、そのままグドスの上に肩車になるように乗る。

 

 すると、2人は合わさると共に、巨大な鳥へと変わる。

 

「なっ!」

 

 それは、リバイとバイスの能力である2人が1人になるリミックス。

 

 それによって、2人は、巨大な鳥の怪人へと変貌を遂げる。

 

 それに対して、女性は、驚愕の声を上げる。

 

 それは、当然であろう。

 

「これは、ワイルドモードとは違うっ!」

 

 そうしている間にも、リミックスで一体化している巨鳥は、そのまま女性に向かって行く。

 

『ビークル! ローディング!』

 

 女性は、その攻撃を瞬時に避けながら、もう片方の手にヴァルバラドの武器であるヴァルクラッシャーを手に、そのまま巨鳥に向かって、エネルギー弾を放つ。

 

 その攻撃を避けながら、空中で2人は合体を解除する。

 

「次は」「こっちだ!」

 

 それと共に、2人は入れ替わる。

 

 その姿は、先程の巨鳥から、ゴリラへと。

 

「っ!」

 

 空から、真っ直ぐと豪腕で女性に殴りかかる。

 

 しかし、女性もそれをギリギリで避けるが、すぐにその拳をヴァルクラッシャーと雲薙の二つで受け止める。

 

「ぐっ!!」

 

 拮抗する力。しかし、それも長くは続かない。

 

 女性の力は、そのまま、ゴリラを弾き飛ばす。

 

「うおおおおおおっ!!」

 

 その瞬間を狙っていたかのように、女性の背後に現れる影。

 

 グドスは、女性の背中に向かって拳を振りかぶる。

 

 だが、それでも、女性は振り返らずに、その拳を回避する。

 

「けどなぁ!」

 

 反対側にいたユウゴッドが、オーインバスター50で女性を斬る。

 

 それを、女性は、そのまま雲薙でユウゴッドを攻撃し、その衝撃でユウゴッドが吹き飛ばされる。

 

「どうやら」

 

 攻撃を放ったグドスに対して、女性は、そのまま構える。

 

「時間切れのようね」

 

 その言葉に、疑問に思う。

 

 それは、切歌と調も同じだった。

 

 眼前に相手をしている2人は、未だにいる。

 

 見ると、彼女達の身に纏っている装甲に何か変化があった。

 

『プラント! ローディング!』

 

 同時に、その手に持ったウォーリアックスを振り下ろす。

 

 それによって、生み出された木々が視界を覆う。

 

「撤退したのか、けど一体」

 

「分からないけど、一応は任務は成功か?」

 

 何が起きたのか分からず、困惑を隠せない一同。

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