聖骸を狙うT.E.C.による事件。
未だに、その聖骸の謎が解けない最中。
そのライブは行われた。
「うぅ、ようやくここまで来れたっ」
涙を流しながら、その光景を見ていた泉とヴァルバラドは、その光景を涙していた。
奇跡とも言えるライブ。
それを見ていた2人は、思わず叫んでしまう。
「本来ならば、こんな事をしている暇はないのだが」
「そう言うなよ、せっかくの夢の2人のライブなんだ。それを無碍にするのはファンとしてはどうなんだ」
「・・・それもそうだな」
未だにここに来ていない響が悔しがっている事を思い浮かべながらも、眼前にあるライブを楽しむ。
悲劇ではない、ライブを夢を見ていた。
だが。
「んっ?」
泉は、ふと、空に何かが浮かんでいるのに気づく。
上空に浮かぶのは、紋章。
「あれは、まさかアルカノイズのっ」
「まさかっライブの襲撃をっ」
そう考えている間にも、ヴァルバラドは、すぐに双眼鏡で、その紋章に目を向ける。
同時に、カメラでS.O.N.G.本部と繋げる。
「何かの転移されるようだ、何か分かるか?」
『待って下さいっ、こちらで観測をっえっ!?』
すると、次に出てきたのは驚きの声?
それに対して、疑問に思っている間にも、その声が一体何を意味するのかすぐに理解出来た。
『ドレッド・零式』
「っ!?」
鳴り響いた音声。
同時に、その紋章から現れたのは骨。
やがて、それらは一つの形になる。
「あれは、ドレッド!?」「嘘だろっ」
上空に現れた紋章は正確には見えない。
だが、変身したドレッド達は、そのまま重力に従うように、会場へと落ちてくる。
「っ逃げろ!!」
関係者は、すぐにその正体を察すると共に叫んだ。
状況が理解出来ずに、傍観していた観客達は迫るドレッドに対して、何の抵抗も出来ずに。
-グシャリ
「えっ」
聞こえた肉の音。
それは、上空から、鋼鉄の塊と言える物によって、踏み潰された人が潰れる音。
それと共に。
『アッパレサムライ』『カリュードス』『バレッドバーン』
鳴り響いた音と共に次に聞こえたのは、人が斬り裂かれ、撃ち抜かれる音。
ドレッド達の手には、刀が、斧が、銃が。
人々の命を奪っていく。
「お前らっ、止めろぉ!!」
それと同時に泉も、ヴァルバラドもすぐに変身した。
会場内にいるドレッドに向かって、泉達はすぐに攻撃を行う。
ドレッドは、接近する彼らに対して、すぐに振り向きながら、対処を行う。
ヴァルバラドは、その手に持ったヴァルクラッシャーを真っ直ぐと、ドレッドの腰部にあるドレッドライバーに当てる。
「はぁ!」
そのまま勢い良く薙ぎ払うと共に、ドレッドライバーは、簡単に破壊される。
それに対して、疑問に思っていると共に、ドレッドの身体は分解され、その中には何もなかった。
「やはり、あの時、見えたのは間違いないようだ。こいつら、中身は何もない人形だ!」
「それが分かれば、容赦しなくても良いな!」
「だが、こいつらの厄介な特性は変わらない!」
「分かっている!ケミーをあまり無茶はさせない!!」
ヴァルバラドの情報を聞くと共に泉はすぐに攻撃を行う。
だが。
「数が多すぎるっ」
油断を許さなかった。
それは泉だけではなかった。
「緒川さん!そっちは!」
「混乱していて、このままじゃっ!」
ドレッドの軍勢に対して、緒川だけではない。
ケミカルに変身したファイクもまた、同時に対抗していた。
だが、次々と空から、降り注いでくるドレッド。
それに対処している間にも、追い詰められていく。
「無尽蔵な奴らだっ」
混乱する観客を救う最中、翼が目にしたのは、1人の少女にドレッドが刀を振り下ろそうとしていた光景。
「っ!?」
既に多くの被害者が出ていた。
それでも、救えない。
「止めろ!」
だが、その声は、ドレッドには届かない。
ドレッドの刀は、そのまま少女に振り下ろされる。
その瞬間には、真っ二つに斬り裂かれる。
「えっ」
だが、斬り裂かれたのは、少女ではない。
ドレッドだった。
その、ドレッドを倒したのは、翼にとっては見覚えのない存在だった。
「ちっ、まさか本当に使う事になるなんて」
「あなたは」
それは白いパワードスーツ。
シンフォギアでも、仮面ライダーでもない別の存在。
「新しい勢力」
「ちっ」
同時にその人物は、翼を見て舌打ちをする。
それと同時だった。
「おらぁぁ!!」
「この声は」
上空を見れば、そこに救援が来ていた。
ファイヤーガッチャードのニードルホークに変身している一ノ瀬。
そして、その背中にユウゴッドが乗っている状態で、構えている。
「これ以上、バレッドバーンの力で、不幸にさせるかよ!」
それと共に、ユウゴッドが降り注ぐドレッドを撃ち落としていく。
「救援が来たか、けど」「この数をっどうするか」
それと共に翼と合流したマリアはそのまま話す。
同時に眼前にいる謎のパワードスーツを纏った人物を見つめる。
都合良く現れた彼らに警戒する。
これまで、次々と新たな敵勢力が現れた事で、警戒をしていた。
「よっとと、んっ、うおぉぉ格好良い!!って、喜んでいる場合じゃなかった」
「一ノ瀬」
ふと、一ノ瀬が合流した。
「とりあえず、あれをなんとかしてからにしない!さすがにあの数のドレッドをこのまま放っておく訳にはいかないから」
「それは、そうね。けど、どうやって」
一ノ瀬の意見を聞くと共にマリアは警戒しながらも、そのまま意見を聞く。
「向こうが数で攻め込むんだったら、こっちはそいつらを纏めて浄化させる方法でやるんだよ、勿論!音楽でね!」