これからの敵の黒幕だと思われる人物の判明。
それ故に、俺達のこれからの行動もまた決まり始める。
「黒幕に関しては、分かったけど、どちらにしても分からない事は未だに多くある」
「そうだよな」
未だに分からない事。
それは、この同時期に現れた新たな勢力。
これまで、影も形もなかったはずの勢力。
メックヴァラヌス、T.E.C.。
「ここまで、知られずに、あそこまでの力が出てきたのは、おそらくは」
「全てが、風鳴訃堂とグリオンに繋がっているのか」
それらが本当かどうか、分からない。
しかし、それを調べるにも、こちらの動きを知られたら不味い。
そんな考えをしていた時だった。
「警報って、まさか!?」
「ドレッドが、現れたっ」
「っ」
その警報の意味を知ると共に、俺達はすぐに向かった。
「状況は一体!?」
「米国が保有している研究所が襲撃された。その研究所には、どうやら例の聖骸が保管されていたらしい」
「なんだって?!」
T.E.C.が狙っていたそれが保管されている研究所。
なぜ、それが狙われているのか疑問に思ったが。
「とりあえず、向かうしかない!」
俺はすぐにゴルドダッシュを召喚し、発進させる。
向かった先には、既に多くのノイズが召喚されていた。
「一体、ここで何が起きているのか、知る為にもっ変身!」
同時に俺達はすぐに変身した。
研究所には、既にノイズによって、多くの被害が出ている。
各々が行動をしながら、ノイズを撃退しながら、進んでいく。
「悠仁!」「響か!」
そう、俺達が戦っていると、響の声が聞こえる。
同時にそのまま背中合わせにしながら、周囲を見る。
「また、ノイズが現れたけど」
「あぁ、おそらくは狙いは聖骸だと思うっだとしたら、回収しないといけないな!翼さん!アッパレブシドーを!」
「あぁ、頼んだぞ」
そのまま、アッパレブシドーををこちらに投げ渡してくれると共に、俺はすぐにガッチャードイグナイターをガッチャードライバーに装填する。
『ガッチャーンコ!ファイヤー!アッパレスケボー!アチーッ!』
俺はすぐにその姿になると共に。
「響!」「うん!」
その首に巻いているマフラーを、俺の腕に巻き付け、そのまま走り出す。
アッパレスケボーの機動力で、そのまま真っ直ぐと研究所の中にある聖骸の元まで向かう。
辿り着くと、そこは爆発しており、聖骸はなかった。
「既に奪われているのか」
俺は周囲を見ながら、そう呟く。
だけど、響が、何かを見つける。
「んっ、これって」
そう、何かを拾った。
それは、何かの腕輪だろう。
「それは?」
「あのミイラが身に付けていた奴だけど、これは一体」
「それは、私達が貰うぜ!」
「っ!」
聞こえた声。
それと共に、俺はすぐに響をこちらに引き、迫る攻撃をガッチャートルネードで受け止める。
「まさか、ここで出てきたか、メックヴァラヌス」
「あぁ、お前達にそれを渡さない為にな」
そう、その手にある弓を構えていた。
「それはこちらの台詞ですね」
すると、次に襲い掛かってきたのは、電撃を纏った刀。
それは、響が、殴り返した事によって、致命傷にはならなかったが。
「T.E.C.まで」
「悪いですが、その完全聖遺物、こちらに渡して貰いますよ」
そう、構えていた。
「三つ巴になるなんてな」