歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

32 / 370
波乱のリディアン

「…」

 

ライブが行われた周辺で起きた戦い。

それらの戦いを終えた後、俺はキャロルから呼び出された。

 

「どうしたんだ、キャロル?」

「…少し気になってな、奴の目的が何かだ」

「目的って、フィーネ達の事か?」

 

その日も、俺は雪音さんを探す為に、出かけようとしていた。

だが、それよりも早く、キャロルが、何かを見つけたように、パソコンを見せつけてきた。

それは、何かのデータだった。

 

「これは?」

「お前が回収した、ケミーからの情報だ。

ケミーから、収集したデータだが、度々、カディンギルと呼ばれる何かを造っている事が分かる」

「カディンギル?」

 

聞いた事のない単語に、俺は思わず、首を傾げる。

 

「さすがに詳細までは分からない。だが、そこから先は、私よりも、お前がやった方が早いかもしれない」

「俺がって、どういう事なんだ?」

「良いから、アサルトパンツァーから、何か聞けないのか?」

 

そう、俺頼りに言われた言葉に疑問に思い、首を傾げる。

すると、アサルトパンツァーは、そのまま動き出す。

それは、窓の外から見た、町の景色。

この町の景色に、何か関係しているのかと、疑問に思い、俺は見つめる。

 

「あそこに何かあるのか?」

 

それは、少し離れた学校。

俺が通っている学校とは別の場所だった。

それが、一体、どういう意味なのか、分からない。

それでも。

 

「少し行ってくる。

もしかしたら、何か、分かるかもしれないから」

「…十分、警戒しろ、もしかしたら、奴らのアジトかもしれないのだから」

 

その言葉に対して、俺は頷きながら、すぐに走り出す。

アサルトパンツァーが導いた場所は私立リディアン音楽院。

ここで、何かあるのか。

疑問に思っている時だった。

 

「っ」

 

聞こえた爆発音。

同時に見つめれば、そこには、巨大なノイズが、姿を現した。

 

「どうなっているんだよっ!」

 

予想外の出来事に、俺は、思わず叫んでしまう。

だが、それよりも早く、俺はガッチャードドライバーを取り出し、構える。

 

「とにかく、今は、早くなんとかする!!」『スチームホッパー!』

 

瞬時に、俺はスチームホッパーへと変身すると共に、走り出す。

飛蝗による跳躍力で飛び出すと共に、そのままワイルドモードへと代わり、建物の上にいるノイズに向かって、蹴り上げる。

 

「新手かっ」

 

それに対して自衛隊の人は、こちらを見て、警戒する。

ここまで迅速に現れた事に疑問に思うよりも早く、俺はそのまま飛び上がり、巨体のノイズの頭上へと飛び上がる。

 

『アントレスラー!』

 

同時に、俺は、そのままスチームホッパーからアントレスラーへと代わり、そのまま落下しながら、そのノイズに向かって、拳を叩き込む。

 

「いや、あれは、まさか仮面ライダーっ!」

「一体、これはどうなっているんだっ」『ヴェノムマリナー』

 

そのまま、空を飛ぶノイズに眼を向けながら、ヴェノムマリナーへと変身すると共に、両肩から次々とミサイルを発射する。

ミサイルは、そのままノイズへと当たり、崩れ落ちていく。

 

「ここは俺がなんとかします!それよりも避難をっ」『オドリマンティス!』

 

そう叫びながら、俺は今度は、地上にいる小型を全て薙ぎ払うように、オドリマンティスへと変身し、切り刻んでいく。

 

「この数、どうなっていやがるんだっ」

「それは、ここで、既に最後の作戦を行う為だからよ」

 

聞こえた声、同時に見つめた先。

そこに立っていたのは、エメラルダンがいた。

 

「お前がここにいるという事は、フィーネとか言う奴も、ここにいる訳だな」

「その通りと言っておきましょう。どちらにしても、ここで終わるのだから」

「それを、させるとでも?」

「させるわよ、なんだって、今のあなたは一人だから」

 

そう、俺に言う。

 

「これまで、あなたが私に勝てたのは、周囲の助けがあった。それがなければ、あなたは私には勝てない、だから」『クロスウィザード!フォルテドラゴン!』

「新しいケミー」

「ここで、あなたを倒す」『ガッチャーンコ!フォルテウィザード!』

 

鳴り響く音声。

それと共に、現れたのは、これまでとはまた違った姿。

まるで、ドラゴンが身体に一体化させたような姿へと、変わる。

 

「ふふっ」

 

それと共に、手を軽く、振るった。

それに合わせるように風が、こちらに襲い掛かる。

 

「ぐっ」

 

台風を思わせる動きが出来るはずのオドリマンティスでも、対抗は難しく、俺はすぐにワイルドモードへと変わる。

だが、それでも、台風から僅かに避ける程度しか出来ず、そのまま吹き飛ばされる。

 

「まさかっ魔法使いかよ」『スチームホッパー』

 

そう叫びながら、俺はすぐにスチームホッパーへと変わる。

周囲を見ても、ノイズは未だに多くいる。

俺は、瞬時にゴルドダッシュを呼び出すと共に、そのまま走り出す。

 

「ここで、負ける訳にはいかないっ」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。