「…」
ライブが行われた周辺で起きた戦い。
それらの戦いを終えた後、俺はキャロルから呼び出された。
「どうしたんだ、キャロル?」
「…少し気になってな、奴の目的が何かだ」
「目的って、フィーネ達の事か?」
その日も、俺は雪音さんを探す為に、出かけようとしていた。
だが、それよりも早く、キャロルが、何かを見つけたように、パソコンを見せつけてきた。
それは、何かのデータだった。
「これは?」
「お前が回収した、ケミーからの情報だ。
ケミーから、収集したデータだが、度々、カディンギルと呼ばれる何かを造っている事が分かる」
「カディンギル?」
聞いた事のない単語に、俺は思わず、首を傾げる。
「さすがに詳細までは分からない。だが、そこから先は、私よりも、お前がやった方が早いかもしれない」
「俺がって、どういう事なんだ?」
「良いから、アサルトパンツァーから、何か聞けないのか?」
そう、俺頼りに言われた言葉に疑問に思い、首を傾げる。
すると、アサルトパンツァーは、そのまま動き出す。
それは、窓の外から見た、町の景色。
この町の景色に、何か関係しているのかと、疑問に思い、俺は見つめる。
「あそこに何かあるのか?」
それは、少し離れた学校。
俺が通っている学校とは別の場所だった。
それが、一体、どういう意味なのか、分からない。
それでも。
「少し行ってくる。
もしかしたら、何か、分かるかもしれないから」
「…十分、警戒しろ、もしかしたら、奴らのアジトかもしれないのだから」
その言葉に対して、俺は頷きながら、すぐに走り出す。
アサルトパンツァーが導いた場所は私立リディアン音楽院。
ここで、何かあるのか。
疑問に思っている時だった。
「っ」
聞こえた爆発音。
同時に見つめれば、そこには、巨大なノイズが、姿を現した。
「どうなっているんだよっ!」
予想外の出来事に、俺は、思わず叫んでしまう。
だが、それよりも早く、俺はガッチャードドライバーを取り出し、構える。
「とにかく、今は、早くなんとかする!!」『スチームホッパー!』
瞬時に、俺はスチームホッパーへと変身すると共に、走り出す。
飛蝗による跳躍力で飛び出すと共に、そのままワイルドモードへと代わり、建物の上にいるノイズに向かって、蹴り上げる。
「新手かっ」
それに対して自衛隊の人は、こちらを見て、警戒する。
ここまで迅速に現れた事に疑問に思うよりも早く、俺はそのまま飛び上がり、巨体のノイズの頭上へと飛び上がる。
『アントレスラー!』
同時に、俺は、そのままスチームホッパーからアントレスラーへと代わり、そのまま落下しながら、そのノイズに向かって、拳を叩き込む。
「いや、あれは、まさか仮面ライダーっ!」
「一体、これはどうなっているんだっ」『ヴェノムマリナー』
そのまま、空を飛ぶノイズに眼を向けながら、ヴェノムマリナーへと変身すると共に、両肩から次々とミサイルを発射する。
ミサイルは、そのままノイズへと当たり、崩れ落ちていく。
「ここは俺がなんとかします!それよりも避難をっ」『オドリマンティス!』
そう叫びながら、俺は今度は、地上にいる小型を全て薙ぎ払うように、オドリマンティスへと変身し、切り刻んでいく。
「この数、どうなっていやがるんだっ」
「それは、ここで、既に最後の作戦を行う為だからよ」
聞こえた声、同時に見つめた先。
そこに立っていたのは、エメラルダンがいた。
「お前がここにいるという事は、フィーネとか言う奴も、ここにいる訳だな」
「その通りと言っておきましょう。どちらにしても、ここで終わるのだから」
「それを、させるとでも?」
「させるわよ、なんだって、今のあなたは一人だから」
そう、俺に言う。
「これまで、あなたが私に勝てたのは、周囲の助けがあった。それがなければ、あなたは私には勝てない、だから」『クロスウィザード!フォルテドラゴン!』
「新しいケミー」
「ここで、あなたを倒す」『ガッチャーンコ!フォルテウィザード!』
鳴り響く音声。
それと共に、現れたのは、これまでとはまた違った姿。
まるで、ドラゴンが身体に一体化させたような姿へと、変わる。
「ふふっ」
それと共に、手を軽く、振るった。
それに合わせるように風が、こちらに襲い掛かる。
「ぐっ」
台風を思わせる動きが出来るはずのオドリマンティスでも、対抗は難しく、俺はすぐにワイルドモードへと変わる。
だが、それでも、台風から僅かに避ける程度しか出来ず、そのまま吹き飛ばされる。
「まさかっ魔法使いかよ」『スチームホッパー』
そう叫びながら、俺はすぐにスチームホッパーへと変わる。
周囲を見ても、ノイズは未だに多くいる。
俺は、瞬時にゴルドダッシュを呼び出すと共に、そのまま走り出す。
「ここで、負ける訳にはいかないっ」