このレインボーガッチャードは、私の中では歴代のライダーの中でも、行える事が多すぎて、これから書くのが楽しみです。
「なぜだ、貴様は、確かに死んだはず」
そうしながら、眼前で、ドレッドに変身している奴が俺に向けて、そう呟いた。
事情に関しても、ニジゴンが教えてくれた。
「確かに死にかけたかもしれない。けど、皆が呼んでくれたから、俺はここに来れた」
「呼んだだと、何を言ってっ」
同時にドレッドは後ろの方を見る。
それと共に響達も気づく。
「もしかして、私達が放ったフォニックゲインが、ガッチャードライバーに当たって」
「だとしてもっなぜだ! なぜお前の元に、ドライバーが!」
「ドライバーの中にいたケミーは、俺の中にいたんだ。そして、ガッチャードライバーに皆の思いが届いて、俺の元に来てくれた」
「ケミー? えっでも、100体のケミーは」
「もしかして」
それと共に、俺はその手にある卵を前に翳す。
その瞬間、俺はその手にあるニジゴンの卵からヒビが割れる。
すると、ヒビが割れると共に飛び出たのは。
「ゴンチャ! オイラはニジゴン!」
飛び出たのは青いドラゴン。身体には矢印があり、俺の手の平に収まる程度の大きさ。
「101体目のケミー」
「まさかっガッチャードライバーの中にっ」
それと共に、俺とニジゴンは前に出る。
「行こうか、ニジゴン!」「ゴーン!」
すると、ニジゴンはケミーカードへと変化する。
それは、これまでと違う二枚のケミーカード。
それをそのままガッチャードライバーに装填する。
『エクストラ! スペシャル!』
それと同時に、飛び出たニジゴンの形は、少しだけ変形された状態で、俺の手元に来る。
『ガッチェンジ!』「させるかぁ!」
ドレッドは、俺の変身を邪魔をするように、近づく。
だが、俺はニジゴンをそのまガッチャードライバーに装填する。
『You Ready?』『ゴン!』「なぁ!?」
俺がニジゴンをガッチャードライバーに装填すると共に、その背後に現れたのは、巨大なニジゴンの幻影。
その大きさは、おそらくはシャトーと同じぐらいの大きさ。
「なぁ!?」
『このエネルギー値っもしかして』
『該当データはありますけどっまさか!』
そうしていると、S.O.N.G.からの連絡も聞こえる。
しかし、そのまま、俺は構える。
「造ってみせるさ、ケミーと人の未来を!」
そのまま、俺は、手を構える。
「変身!」『『ガッチャーンコ! ガッチャ! &ゴー! レインボーガッチャード! ガッチャード! ガッチャード!!』』
それと共に、俺の身体はガッチャードへと変わっていく。
これまでのガッチャードよりも光輝く青い空を思わせるスーツを身に纏いながら。
ニジゴンの虹が、俺の身体に装着されていく。
「なんだ、それは」
そう、奴は問いかける。
「これは、決して、俺1人では辿り着けない。多くの人達の思いが、ケミー達の思いが重なったからこそ出来た姿。だからこそ、俺は改めて、この名を宣言しよう」
同時に、俺は構える。
「俺の名前はレインボーガッチャード! 皆の思いと共に、再び参上!」
それは、かつて、ビルドの世界で生まれたガッチャード。
だけど、あの時と違うのは、キャロルの思いだけじゃない。
響達が。ケミー達が。
多くの人々が重なった姿だ。
「レインボーガッチャードだとっ、そのような姿、認めるか!」
「小僧がぁぁ!」
咆哮が響き渡る。
ドレッドのその拳は、真っ直ぐと俺に向けられる。
俺では、おそらく受け止めるのは難しかっただろう。
「なっ」
だけど、俺達ならば受け止められる。
身体に湧き上がる力。
それは、ニジゴンを通じて、多くの人が、ケミーが力を貸してくれる。
俺はそのまま、受け止めた手の反対側の手で、真っ直ぐと殴り返す。
「ぐっ、がぁ!」
それに対して、ドレッドはすぐに受け止めようとした。
だが、受け止めたはずの手では、防御は間に合わず、そのまま吹き飛ばされる。
「これって、一体」
「エクスドライブ」
「えっ」
そうしていると、後ろからキャロルの声が聞こえる。
「エクスドライブって」
「分かりやすい例えだ。これまでのガッチャードライバーは、一ノ瀬が使っているガッチャードライバーを元に作り出された。
さらに言えば、一ノ瀬が言っていたニジゴン。おそらくはこれまで分からなかった101体目のケミーであるニジゴンが原型だろう」
「えっと、つまりは、オリジナルのオリジナル?」
「それが、今、ニジゴン自身が現れた事によって、ガッチャードライバーの持つ全ての力が全解放されている。いわば、あれは、ガッチャードの、いや仮面ライダーのエクスドライブだ」
そうしながらも、ドレッドは立ち上がる。
「ふざけるな、このような事を、認めてたまるかぁ!」
すると、周囲のドレッドルーパーが動き出した。
「まだ、こんなにいたのかよっ」
「くそっ」
ドレッドルーパー達の数は確かに凄い。
本当に、俺とニジゴンだけで勝てるのか不安になる。
「けど、ニジゴン!」「あぁ、皆!」
俺の言葉を合図だった。
『ホッパー!』『スチーム!』
「えっ、皆!」
ケミー達が、次々と俺達の方に集っていく。
同時に。
「レインボーブレス!」
その叫びと共に、ケミー達にニジゴンが放つ虹の息が当たっていく。
そして、ケミー達は、次々とガッチャードライバーに装填されていく。
「さぁ、ガッチャタイムだ!」
『ガッチャーンコ! ヒァ・ウィー・ゴーン!』
「えっ」
その光景に、おそらくは皆、驚きを隠せなかっただろう。
俺の横に並ぶように現れた彼らに。
「おい、これって」
「こんなのって、ありなの」
そこに並び立ったのは、ニジゴン以外の100体。
全てのケミーによって、生まれるガッチャード。
レベル10のケミーによるスーパーガッチャード。
それらのこれまでの全てのガッチャードが並び立つ。
「なっなっ」
「お前がドレッドの軍団だったら、こっちはガッチャードブラザーズだ!」
「だとしても、そんな虚仮威しで」
「行こう皆!」
その言葉に、ケミー達が応えてくると共に走り出す。眼前にいるドレッドルーパーは、その手には銃を持っている個体が見られる。
だけど、ゴルドメカニッカーを始めとしたガッチャード達が放った攻撃。
それらは、簡単に数倍以上の数のドレッドルーパーを吹き飛ばす。
「なぁ!」
「はぁ!」
同時に、俺は眼前にいるドレッドを殴る。
それは、他のガッチャード達も同じであり、次々とドレッドルーパー達を倒していく。
「あのガッチャード達も普通の奴よりも」
「レインボーガッチャードが召喚したガッチャードは、その力も強化されている。それも、ケミー達各々の意思が持っている状態っ」
「それって」
「あぁ、ケミーの意思を抑制した状態では、決してなる事が出来ない。ケミーとの絆を大事にしていた一ノ瀬だから出来た、最強のガッチャードだ」
そんな言葉を受けながらも、俺は眼前にいるドレッドを睨む。
「なぜ分からぬ! それ程の力を持ちながら! 守るべきは人ではなく国! その力を持っていながら、なぜ!」
「守るべきは国? お前は、馬鹿か!」
俺はそのまま、蹴り飛ばす。
「なんで、片方しか考えられないんだよ!」
「何だと!」
「両方守れば良いだろうが! なんで、片方を守る為にもう一方を切り捨てる必要があるんだよ!!」
「馬鹿な事は貴様だ! どちらも選ぶ事など不可能! そのような事で迷っている間に失ってしまう!!」
「それは、迷うのが怖いだけだろうが!」
俺は、ドレッドにそのまま思い切り蹴りを入れる。
ドレッドは、すぐにその手から、火炎弾をこちらに向かって放っていく。
だが、俺はその手を軽く翳す。
迫る火炎弾は、俺の手に触れると共に、そのまま分解される。
「なぁ!」
次々と放たれていく火炎弾に対しても、俺は同じ対応を行っていく。
それと共に、分解された火炎弾をそのまま再錬成し、炎の刀に変えると共に。
「はぁ!」
ドレッドを斬り伏せる。
その瞬間、ドレッドはそのまま吹き飛ばされる。
それを見つつも、他のガッチャード達はドレッドルーパー達を次々と倒していく。
そんな光景を目にしながらも、俺は構える。
「国は確かに大事だ。人もケミーも、住む所がなければ生きていけない!
だけど、国もまた人やケミーがなければ、そこに広がっているのはただ滅ぶ事しかない場所だ!」
それは、俺がニジゴンを通して見た、前世での俺の姿。
その姿は、とても辛く、国があっても、それは決して幸せではなかった。
だからこそ、過去を少しでも変えようとした。
例え、自分達の未来が変わらなくても。
「戯れ言を!」
「あぁ、そうだな! けど、お前がやろうとしている事よりもずっとマシだ!」
だからこそ、あんな悲劇を繰り返してはいけない!
命懸けでこの世界を作ってくれたガッチャードの為にも!!
俺はそのまま、必殺の構えを取る。
これまで繰り返してきた動作。
それに加えて、ニジゴンの頭を軽く撫でる。
「ぐぅ!!」『オーバーカタストロフィ』
それに対して、ドレッドはすぐにドレッドライバーを操作する。
その手には、刀を持ち、構えていた。
「貴様程度に負けては、血を流し命を礎としてきた先達に顔向けできぬ!」
そう、俺に向かって、ドレッドがそのまま刀を振るう。
それに対して、俺もまた飛び上がり、真っ直ぐと蹴る。
「はあぁぁぁぁぁ!」「むぅ!」
俺の蹴りは、そのままドレッドの刀に当たる。
その衝撃は七つ。
まるで虹のように幾度も重なりながら、俺はそのままドレッドの刀を打ち砕く。
そして、そのままドレッドを蹴り、真っ直ぐと吹き飛ばす。
「だったら、俺は、これから先の幸せを掴もうとする多くの人達の為に負けてたまるかぁぁ!!」『レインボーフィーバー』
蹴りの勢いは、そのまま、ドレッドを吹き飛ばした。
その衝撃は、周囲に広がり、周囲のドレッドルーパー達を吹き飛ばしていく。
それと共に。
「ガッチャァァァ!!」
そう、勝利を宣言するように、叫んだ。