俺達が、ゴーレムと戦っている最中。
S.O.N.G.本部では、既に海上へと向かう為に行っていた。
「一ノ瀬先輩」
「このまま、あそこに留まっていれば、彼らにとっても戦いにくい。シンフォギアもエメラルダンも海中戦には対応出来ない」
「まぁねぇ、それに、明らかに多すぎる気がするんだよねぇ」
「あぁ、おそらくは、何か狙いがあると考えるが」
弦十郎さんはそう言いながら、敵の狙いに関してを深く考える。
S.O.N.G.が手薄の状態の最中。
敵が一体何を狙うのか。
「もしも、狙うとしたら、まさか!皆、すぐにギャラルホルンへと向かってくれ!」
「えっ、もしかして!?」
「敵の狙いは、ギャラルホルンという事ね」
それと共に、彼らはすぐにギャラルホルンが保管されている場所へと向かった。
そこに待っていたのは。
「ほぅ、ここの事を気づくとはな」
「っ」
そこに待ち受けていた存在。
それは、風鳴訃堂がいた。
嫌。
「お前は」
「あぁ、さすがに正体は知っているよなぁ」
弦十郎さんからしたら、その言動はあまりにも違和感があった。
かつて知る父からは考えられない気味の悪い程に明るい声。
同時に、その内側から、むき出して現れたのは化け物。
「改めて紹介するぜ、俺はジェルマン!人間を最も愛している存在だぜぇ」
「人間を愛している、一体何を言っているんですかこいつは?」
「愛しているというのは、その言葉のままの意味だぜぇ、まぁ最も、今はあの忌々しいグリオンに従わされている状態だけどな」
そう、ジェルマンは舌打ちをしながらも答える。
「・・・ならば、ジェルマン。お前の目的は一体なんなんだ?」
「ふふっ、聞いてくれるかぁ、まぁ極端な話、俺が用があるのは、このギャラルホルンなのよ」
「ギャラルホルンを一体、何を」
「それは勿論、食べる為だよ」
そう、堂々とジェルマンは宣言した。
それに対して、切歌は思わず首を傾げた。
「えっと、言っている意味がまるで分からないデスけど、これは私が頭が悪いからデスか?」
「うぅん、私もよく分からないよ」
「まぁ別に理解しなくても良いぜ。けど、グリオンの奴を消すには、やっぱり強い力が必要な訳。その巨大なエネルギーとして、俺はこのギャラルホルンと、そして賢者の石を手に入れる事を目的に来たんだよねぇ」
「賢者の石だと?それは、錬金術師が使っていた」
「あんな紛い物にはまるで用事がないの。俺の言っているのは、ガッチャードの奴が使っているのだ」
「まさかっ」
その言葉に対して、2人は顔を青くさせてしまう。
「ニジゴンを食べるっていう事っ!」
「それが何か問題でも?」
そう軽々と言ったジェルマンの言葉。
「賢者の石とギャラルホルン。その二つを取り込めば、無限にケミーを作り出せる!そうすれば、全人類をマルガムに変えられるからねぇ」
「・・・なるほど、こいつは本当になんとかしないと駄目なようだねぇ」
それと共に、マーヤはエメラルダンに。
クロレシアに変身すると共に。
「多少は真似は出来るようになったからねっと!」
その言葉と共に、その場にいた全員が転移した。
その先は、S.O.N.G.の訓練ルームに。
「へぇ」
「ここで、お前を倒す」
「良いねぇ、俺も、下手にギャラルホルンを破壊されたくなかったからね、遊んでやるよ、人間共」