「ちっ、もうここまで来たのか」
「あぁ、本当に、いきなりブラックホールが開いた時にはびっくりしたけど、状況はすぐに理解出来たからな。すぐに片付けて、こっちに来た」
そうしながら、俺は眼前にいるジェルマンに向けて、宣言する。
それにしても、このメンバーが揃うと色々と凄い事になりそうだな。
「というよりも、2人はなんで合体しているの?」
「「それは、私達に言われても」」
何時の間にか暁さんと月読さんの2人が合体していた。
疑問に思ったが、今は目の前の敵に集中する事にしよう。
そう、決めながら。
俺はそのまま構える。
対するジェルマンは、警戒するようにこちらを睨む。
その隙に、エメラルダンは、すぐに行動を開始した。
エメラルダンは、そのまま、ジェルマンの背後へと回る。
そして、そのまま手に持つチャクラムを回転させながら投げつける。
しかし、ジェルマンは、それを回避する。
だが、それは囮だった。
エメラルダンはそのまま、ジェルマンに向けて飛び蹴りを放つ。
ジェルマンは、それを受け止めるとそのまま地面に叩きつけた。
さらに追撃をかけるように、暁さんと月読さんの2人は、その手に持つチャクラムを構えた。
「デース!」「よっと」
そこから放たれたチャクラム。
それに対してジェルマンは、すぐに避けた。
「その程度の攻撃でっ」
そう呟いた時だった。
チャクラムは、ジェルマンに向かって、追撃する。
まるで意思を持つように、まるでジェルマンを追いつめるかのように。
それは偶然ではなく、エメラルダンによって操られていた。
そして、チャクラムはまるで意志があるかのように、ジェルマンを攻撃する。
その全てを、ジェルマンは避けきる事が出来ずに、当たる。
命中していく攻撃に対して、ジェルマンは舌打ちをする。
だが、それでもまだ余裕はあるようだ。
その証拠に、ジェルマンはまだ反撃をしてくる。
その一撃は、確実にこちらを捉えているだろう。
だが、それでも俺は前に出る。
俺の目の前には、巨大な壁がある。
それはゴーレムだ。
そのゴーレムは俺に向かって、殴りかかろうとする。
「さて、行けるかい、悠仁君」
その隣に、弦十郎さんが問いかける。
「勿論ですよ!!」
俺は、弦十郎さんの言葉に対して、頷く。
同時に、こちらに向かって、襲い掛かるゴーレムに対して、同時に拳を突き出す。
互いに直撃すると、ゴーレムはその場に倒れた。
それを確認すると共に、俺はそのまま駆け出す。
拳を握ると、一気に振り上げるようにして、ジェルマンに向かって、一撃を叩きこむ。
その一撃に対して、ジェルマンは回避する事が出来ずに、そのまま直撃する。
「ぐっ!」
ジェルマンは、そのまま地面に倒れるが、それでもすぐに立ち上がった。
だが、その隙を逃す程甘くはなかった。
エメラルダンは、チャクラムを回転させると、それを投げつける。
それはまるで竜巻のように、回転させながら、ジェルマンへと襲い掛かる。
「お前達はっ!」
ジェルマンは、そのチャクラムを受け止める。
だが。
「っ!?」
チャクラムが回転しながら、ジェルマンの腕を切り裂いていく。
「この程度でっ」
しかし、ジェルマンは、そのままエメラルダンに向けて、蹴りを放つ。
だが、エメラルダンは、それを受け止めると、そのまま地面に叩きつけるように投げ飛ばす。
「ぐああぁ!」
ジェルマンは、そのまま地面へと倒れる。
「まだだ!」
しかし、すぐに立ち上がり、再び構える。
「貴様らぁぁ!!」
その言葉と共にジェルマンは、その手の平を周囲にエネルギー弾をばら撒く。
「「ぐっ!」」
その攻撃に対して、俺達はそれぞれ回避する。
そのまま俺は駆け出し、拳を叩きこむ。
だが、ジェルマンはその拳を受け止め、そのまま投げ飛ばす。
「っ!?」
俺は、そのまま地面に叩きつけられるが、すぐに立ち上がり構える。
「まだだ!」
俺は、そのまま駆け出す。
同時に、弦十郎さんもまた構えた。
「行くぞ!」
その言葉と共に、俺達は同時に駆けだした。
「はぁ!!」
俺は、そのまま拳を叩きこむ。
だが、その一撃は簡単に避けられてしまう。
しかし、エメラルダンが、チャクラムを回転させ投げつける。
その攻撃に対してジェルマンは、すぐに回避する。
だが、それを予測していたように、今度は暁さんと月読さんの2人が攻撃を仕掛ける。
それに気付いたジェルマンは、すぐに避けようとするが、間に合わない。
チャクラムは見事命中し、ジェルマンの腕で弾く。
「ぐっ」
「「まだまだぁ!」」
そのままチャクラムは、幾度もなく、同じ箇所に攻撃を行う。
まるで踊るようなチャクラムは、ジェルマンの腕を斬り裂いていく。
「がぁ! くそ、この程度で!」
ジェルマンはそのままチャクラムを掴む。
だが、その隙を逃さない。
俺は、そのまま拳を放つ。
「っ!?」
ジェルマンは咄嗟に防御しようとするが、間に合わない。
そのまま拳は、顔面に直撃する。
「ぐああ!!」
ジェルマンは悲鳴を上げながら、地面に倒れそうになる。
しかし、すぐに踏みとどまる。
「この程度」
そう呟くと、ジェルマンはすぐに構える。
「まだ、終わっていない!」
その言葉と共にジェルマンの攻撃は、俺達には当たらない。
既に、俺と弦十郎さんは、既に体勢に入っていた。
「なに?」
既にエメラルダンによって、互いに離れていた。
そして。
「少し借りるぞ」『ガッチャーンコ! ファイヤー! アントレスラー! アチーッ!』
その言葉と共に弦十郎さんは変わる。
レインボーガッチャードの力に加えて、ガッチャードイグナイターによって、ファイヤーの力も加わった。
それと共に、そう、弦十郎さんも構えた。
「さぁ、決めるぞ!」『アントレスラー! バーニングフィーバー!』
「はい!」『ガッチャーレインボーフィーバー!』
その音声と共に、弦十郎さんはガッチャーアンカーを射出し、炎が最大出力になるまで体の位置を固定。炎が細く蒼白くなると同時に鎖が弾け飛ぶ。
それに合わせるように、俺もまた虹色の輝きと共に、真っ直ぐとジェルマンに向かう。
「っ!」
それと共に、俺と弦十郎さんは、その勢いと共に、ジェルマンの首に向かって、ラリアットを繰り出した。
「な!?」
ジェルマンはそれを何とか回避しようと動くが、既に遅い。
ジェルマンの首は、ガッチャードのラリアットによって吹き飛ばされた。
同時に、その場に倒れかけるジェルマンは、すぐに耐える。
「お、おのれぇ、この程度で、この、私がぁ!?」
ジェルマンは怒り狂った声で叫ぶ。
既に首だけになりながら、そのまま灰へとゆっくりと変わりながらも、その怒りは止まらない。
しかし。
「また、俺はぁぁぁ!」
それによって、ジェルマンは、完全に消滅する。
「終わったのか」「そうだねぇ」
そのまま、変身を解除する。
既に、ジェルマンはいないだろう。
「……まぁ、私に関しては、自由にした礼もあるからね」
「……そうだな、思えば、親父の事をゆっくりと話した事はないからな」
そう言った彼らは、どこか晴れ晴れとしていた。
戦いを通じてなのかは分からない。
けど、それよりも今は。
「おぉ、これなかなかの大人のレディです!」「……大きくなっている」
「これ、元に戻るのかなぁ」
変身を解除しても戻らない2人に関してだ。
幸い、少し経ったら、分離出来た。