歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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ようやく、ガッチャードの映画を見に行きました。
色々と事情が重なって、すぐに見に行けませんでしたが、はっきりと言って、最高でした。これまでの歴代の仮面ライダーの映画で、個人的にも1位に輝く程の面白さでした。
それと同時に、映画のおかげで、この物語の終着点が見えてきました。
それまで、皆様、応援よろしくお願いします。


優しい皮を被って

「ケミーを、そんな使い方をするなんてっ」

「そうかしら?まぁ、今は不完全だけど、いずれの姉さんが行く未来という事で、楽しみじゃないの?」

 

その言葉に対して、怒りを覚える。

それは、勿論、ファイクもまた同じだった。

だが、それ以上に、マリアさんは。

 

「セレナ」

 

その心は、もう折れそうだった。

幾度となく戦いを乗り越えてきた。

だけど。

 

「もぅ黙れっ」

 

ファイクは、真っ直ぐと彼女に向かって叫ぶ。

それは、狂喜的な笑みを見せるセレナに向けて。

 

「誰にでも穏やかで礼儀正しい彼女が!マリアが命懸けで守ろうとした妹である彼女を!馬鹿にするような真似をするなぁ!!」『バクオンゼミ!ゼグドラシル!ガガガガッチャーンコ!ゼグドラゼミ!』

 

その音声と共に、ファイクは、レベルナンバー10の力を身に纏った姿へと変わると共に、そのまま攻撃を仕掛ける。

重力を操り、そのままセレナに向かって、攻撃を行う。

だが、その攻撃に対して、セレナは躱す事はなかった。

むしろ、そのまま立ったままだった。

 

「ねぇ、姉さん」

 

その言葉と共に、マリアさんを模したマルガムが、その手に持った槍でファイクの攻撃を受け止める。

 

「はぁぁぁぁ!!」

 

ファイクは、その攻撃を、押し込むように行う。

 

「ふふっ、そんな、怖いですよ、そんな攻撃をしては」

「無駄じゃないよ」『プラチナガッチャード!!』

 

それと共に、俺は既にプラチナガッチャードへと変身を完了していた。

 

『ゴギゲンメテオ!ユニゾン!クロアナ!ユニゾン!ガッチャーンコ!プラチナシュートフィーバー!』

 

鳴り響いた音声。

それと共に、クロアナの力で、セレナの身体に間近まで、隕石が迫る。

その攻撃は、予測しても、躱す事は出来ないだろう。

隕石によって、間近に迫る攻撃。

そのままでは大きなダメージを受けるだろう。

 

「はぁ、まったく、このままじゃさすがに受けきれないわね」

 

その言葉と同時に、セレナの皮が剥がれた。

剥き出しになったその身体は、以前見たジェルマンとどこか似ていた。

 

「お前は、ジェルマンと同じ」

「あぁ、そうね、あなたは既に倒したのね。だったら、自己紹介をしておきましょうね」

 

笑みを浮かべながら、そのまま、こちらに向けて言う。

 

「私は星の囁きを聞き未来を読める者、ガエリヤよ」

「ガエリヤっ」

 

それと共に脳裏に呼び起きたのは、一つの単語。

 

「冥黒王?」

「へぇ、その名が出てくるとはね。けど」

 

それと共に、ガエリヤと名乗った奴は、迫る隕石を、跳ね返した。

同時にガエリヤは何かを見つめる。

それは、先程、マリアさんからマルガムを生み出した黒い何か。

 

「何をするつもりだ」

「これをばら撒くのよ。幸い、そこにいるあなたのおかげで、マルガムの作り方を知れたのだから。これもまた星の巡り合わせのおかげね」

「星の巡り合わせだと?」

 

ガエリヤの奴が、先程から言っている言葉が気になる。

だけど、それよりも、あの黒い何かをばら撒かれたらヤバい。

そう、直感する。

 

「とにかく、止めないと」「あぁ」

 

俺とファイクは互いに頷くと共に、走り出す。

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