歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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アガートラームの姉妹

 俺達の声を合図だった。

 

 俺とファイクが、ガエリヤと戦っている時だった。

 

「セレナ」「行こう、マリア姉さん」

 

 マリアとセレナは並び立つと共に、頷くと同時に走り出す。

 

 2人の手には、アガートラームの剣がある。

 

 マリアのアガートラームで、二つの剣を造り出し、各々の手に持ちながら、真っ直ぐとマルガムマリアに向かって行く。

 

 マルガムマリアの手には、身の丈はあるだろう槍で、対抗する。

 

「はぁ!」

 

 マリアは、電撃を身に纏った剣で、槍とぶつかる。

 

 槍から伝わる衝撃は凄まじい。だが、マリアはその槍を弾き飛ばし、そのまま懐へと入り込む。

 

 しかし、その行動はマルガムマリアにとっては予想通りの行動だった。

 

「甘いわ!」

 

 そう言うと、マリアに向けて槍を突き出す。

 

 だが、マリアもそれを予測していた。

 

「セレナ!」

 

「任せて!」

 

 マリアは、そのまま後ろにいるセレナが跳ぶ。

 

 セレナは、力を貸しているバウンティーバニーの力で、跳ぶ。

 

 それにより、攻撃を回避しつつ、その攻撃を放った腕を掴み、そのまま一本背負いを決める。

 

 それにより、マルガムマリアは地面に叩きつけられる。

 

 同時に、地面は砕け、周囲に亀裂が走る。

 

「っ!」

 

 マルガムマリアは、その背中にあるマントを、セレナに向けて放った。

 

 意思のあるマントが、セレナを捕らえようと。

 

 だが。

 

「させないわ!」

 

 マリアは、その手にある剣を蛇腹剣に変形させ、そのままマルガムマリアに向けて放つ。

 

 蛇腹剣が、マルガムマリアのマントに絡まると共に、電撃が走る。

 

 その一撃により、マルガムマリアは動きを止めた。

 

 それと同時に、セレナは、そのままマルガムマリアの後ろ側に回り。

 

「はぁ!」「っ!」

 

 そのままマルガムマリアのマントを切り裂く。

 

「「これで、とどめよ!!」」『ライトニングジャングル! フィーバー!』『バニーパーカー! フィーバー!』

 

 鳴り響く音声と共に、マリアとセレナ。

 

 2人は、その手に持つ剣を構える。

 

 すると、2人の剣が合わさり、そのまま真っ直ぐとマルガムマリアに向かって、一直線に突き進む。

 

 その速度は、まさに雷の如く。

 

 だが、マルガムマリアはその攻撃に対し、槍でその攻撃を受け止める。

 

 だが、槍は、そのまま押し負けるかのように、切断される。

 

 それによって、マルガムマリアは、完全に爆破する。

 

「さて、あとは、あの2人に頼むしかないわね」「マリア姉さん」

 

 すると、セレナはマリアの方へと寄り添う。

 

「セレナ、私は」「良いの、もう死んじゃった私の事は。それに」

 

 そう、セレナは笑みを浮かべる。

 

「マリア姉さんはマリア姉さんの幸せを掴んで欲しいの。今も目の前で走っている彼の為にね」

 

「えぇ、分かったわ」

 

 その言葉と共に、マリアは再び見つめる。

 

 戦いが終わるまで、その手を、セレナが消えるまで握り絞める。

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