歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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予測を超えた速さ

「さて、どこまで戦えるのかしらねぇ」

 

 余裕の声を出しながら、ガエリヤは、こちらに向けて、光弾を放っていく。

 

 それらの威力は、今の俺とケミカルからしたら、簡単に避けられる程の速さで放たれている。

 

 攻撃を簡単に避ける事が出来、俺はその手にエクスガッチャリバーを、ケミカルはガッチャートルネードを手に、ガエリヤに攻撃を仕掛ける。

 

「「はぁ!」」

 

 2人同時に、真っ直ぐに。

 

 その斬撃を放つ。

 

 だが。

 

「見えているわ」「「っ」」

 

 俺達2人の攻撃は、ガエリヤに当たる事なく、通り過ぎる。

 

 同時に、俺達は、そのまま地面に着地すると共に、ガエリヤの攻撃を、避ける。

 

 だが。

 

 その攻撃は、俺達の予測を上回っていた。

 

 それは、まるで、ガエリヤの未来予測によって、俺達の行動が読まれている。

 

「だけど!」「あぁ」

 

 それを諦める訳にはいかなかった。

 

 俺達は、そのままさらに加速していく。ガッチャートルネードを手に、ガエリヤに向けて駆け抜けていく。

 

 俺は真っ直ぐとエクスガッチャリバーを。

 

 そして、ケミカルは、その手に持ったガッチャートルネードを真っ直ぐに。

 

 2人の攻撃が、同時に、ガエリヤに襲い掛かる。だが。

 

 その攻撃は、まるで予知したかのように、ガエリヤは避けると共に、そのまま俺達の腹部に向けて蹴りを放つ。

 

 その一撃によって、俺達は、吹き飛ばされる。

 

 同時に、その衝撃によって、俺とケミカルはそのまま地面に倒れてしまう。

 

 だが、それでも、すぐに立ち上がる。

 

 しかし、ガエリヤは余裕の顔でこちらを見ていた。

 

「ふふっ、あらあら、せっかく、こんなに恵まれた未来があるのに、私なんかにやられるなんて、残念な話ね」

 

「くっ」

 

 だが、今のままだったら、間違いなく負ける。

 

 だからと言って諦めるつもりはない。

 

「ケミカル、もう一度だ」

 

「あぁ」「はぁ!」

 

 その言葉と共に、俺はエクスガッチャリバーを。

 

 ケミカルは、その手に持ったガッチャートルネードを真っ直ぐとガエリヤに向けて構えた。

 

「無駄よ」

 

 そうガエリヤは余裕の声で言う。

 

 だけど。

 

「えっ?」

 

 僅かに、俺の攻撃が掠る。

 

 それは、ガエリヤにとっては予想外の様子だった。

 

 だけど、攻撃の手は止めない。

 

「確かに、お前の予測は正確だ!」

 

 そう、ケミカルは、続いて、攻撃を行う。

 

 その一撃は、ガエリヤの皮一枚斬り裂く。

 

「っ」

 

「だけど、どんなに予測しても!」

 

「あぁ!」

 

 同時に、俺とケミカルは、そのまま、ガエリヤに向けて、真っ直ぐと攻撃を放つ。

 

 その一撃は、確実にガエリヤにダメージを与える。

 

 だが。

 

「っ」

 

 ガエリヤは、そのまま、後ろに跳ぶ。

 

 そして、そのままガエリヤは手から光弾を放とうとする。

 

 だが。

 

「「はぁ!!」」

 

「っ!」

 

 その手から放たれる前に、俺とケミカルが、その攻撃を防ぐ。

 

「なぜだっ、予測は出来ている! 未来は見えているのにっ! それを上回って、攻撃が来る!」

 

「未来が見えているからと言って、全てが上手く行くとは限らない」

 

「時には失敗するかもしれない! だけど!」

 

 それと共に、俺とケミカルはそのまま真っ直ぐと走りだす。

 

「失敗しそうな時には、仲間がフォローしてくれる!」

 

 その言葉と共に、その一撃を再び、ガエリヤに向けて放つ。

 

「ぐっ!」

 

 それにより、ガエリヤは地面に吹き飛ばされる。

 

「バカなっ、ここまでっ」

 

「「はぁ!!」」

 

 その言葉と共に、俺達の攻撃は真っ直ぐに。

 

 同時に、俺達は跳び上がる。

 

 そのままニジゴンが作りだした虹の壁。

 

 その壁面を蹴って中点のガエリヤに何十発もの蹴りを俺とケミカルが浴びせまくる。「ぐっ、ここまでなのかっ」「「はぁ!!」」

 

 ガエリヤのその声と共に、俺達は、真っ直ぐと蹴りを。

 

「がぁ!!」

 

 それを受けたガエリヤは、そのまま地面に叩き付けられる。

 

 同時に、その衝撃で地面が砕けると共に、俺とケミカルはそのまま着地する。

 

 同時に、ガエリヤは、そのまま立ち上がる事はなかった。

 

「はぁはぁ、やったな、ケミカル」

 

「あぁ」「ガエリヤを倒したのか」

 

 そう、俺はガエリヤを倒した。

 

「あぁ」

 

 同時に、セレナさんの方を見る。

 

 既にセレナさんの魂も成仏しようとしている。

 

 それを見届けるように、ファイクもまた向かう。

 

 見つめると、ガエリヤは。

 

「ふふっ、これが、私の滅びなのね」

 

 ガエリヤは、まるでそれを嬉しそうに、笑みを浮かべる。

 

「お前は一体」

 

「ふふっ、さぁね、けど、良いわ、先に行って、どうなるのかを見るのも」

 

「何を言っているんだ」

 

 俺はそう、問いかける。

 

 それに対して。

 

「ただ、あなたが歩む未来、楽しみにしているわぁ」

 

 それを最後に、奴は消滅した。

 

 不気味な予言を残して。

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