俺はプラチナガッチャードへと変身すると共に、その手にエクスガッチャリバーを持ち、真っ直ぐと目の前にいるウィザードマルガムに向かって、振り下ろす。
「その程度!」
だが、ウィザードマルガムは、その攻撃に対して、孔雀が羽を広げたような派手な装飾が施された大剣を構え、受け止める。
エクスガッチャリバーの刀身は、そのまま大剣に激突する。
互いに火花を散らしており、簡単に攻撃が通らない事が分かる。
「だけど、俺だけじゃない!」「こっちも忘れるなよ!」
それと共に、俺の横から現れたクリスが、その両手に持っている拳銃を真っ直ぐとウィザードマルガムに向かって、弾丸を放つ。
弾丸は、そのまま真っ直ぐとウィザードマルガムに向かって行く。
俺はその場で、ウィザードマルガムが動かないように、エクスガッチャリバーを握る力を強めると共に、その場でふんばる。
「無駄な事を」
そう、ウィザードマルガムは手を前に翳す。
それと同時に、ウィザードマルガムの手から生成された魔方陣。
「嘘だろっ!」
そこから出てきた炎、氷、風など、様々な魔法が放たれ、クリスの弾丸を跳ね返し、さらにはクリスの方まで攻撃が向かった。
「クリス!」
「貴様もだ!」
「ぐっ!」
クリスの方に意識を向けていた俺に向けて、ウィザードマルガムは大剣を横薙ぎに振るう。
それによって、大きく吹き飛ばされた。
同時に、全身に走る衝撃によってダメージが入り、思わず口から声が漏れてしまう。
まさか、クリスの攻撃を防いだ後に、この攻撃をしてくるなんて思わなかった。
ウィザードマルガムの強さを考えれば当然だけど、それ以上だ。
「だけど、まだまだ!」『ブッサソーリー! ユニゾン! トライケラ! ユニゾン! プラチナシュートフィーバー!』
同時に、俺の手にあるエクスガッチャリバーを構える。
それと共に、二つのケミーの力が纏うと共に、巨大な槍となって、真っ直ぐとウィザードマルガムに向かって、突っ込む。
「ふんっ」
その攻撃に対して、ウィザードマルガムを軽く鼻で笑うと同時に、左手を向ける。
そして、左手の前に浮かぶ魔方陣の中に、まるで空間を削って作ったような円が現れる。
それが回転を始めて、その中にいる物全てを吸い込み始めようとする中、そこに突撃する。
魔方陣に触れた瞬間に、一気に引き込まれる感覚があるけど、それでも止まる事無く突き進む。
やがて円の内部に入ってしまうも、そこで足を止めないで、さらに前へと進んで行き、中心まで辿り付いた。
同時に、空間から膨大なエネルギーが溢れると共に、俺の身体にも激痛が走る。
それでもそれを我慢して、力を込める。
「お前程度では、何も出来ない!」「諦めるかよ!」『ブリザンモス! ユニゾン! ヴァンフェンリル! ユニゾン! プラチナフィーバー!』
それと共に、新たに冷気を纏っって、一体となる。
同時に、俺の身体から冷気が溢れ出し、エクスガッチャリバーを氷で包み込み始める。
「何っ!?」
ウィザードマルガムは驚きの声を上げる。
それはそうだろう。自分の攻撃によって、俺が凍り付いていくのだから。
そんな驚いている隙に、俺はさらに力を込める。
そして、そのまま氷の槍となったエクスガッチャリバーを真っ直ぐと突き進む。
その途中でも、全身に激痛が走るが、それでも止まる事無く前に進み続ける。
だが。
「この程度で、俺を止められると思うなよ!」
ウィザードマルガムはそう叫ぶと、そのまま左手を前に翳すと共に、魔方陣が現れる。
そして、その魔方陣から大量の水が現れ、俺に向かって放たれる。
「くっ!」
それを避ける事が出来ずに直撃してしまう。
それによって吹き飛ばされるもすぐに態勢を整えて、再び突き進む。
「まだだ! まだまだぁ!!」「何っ!?」
だがそこで俺はさらに力を強めると共に、エクスガッチャリバーの刀身に纏っている氷をさらに巨大化させる。
それにより俺の身体ごと飲み込まれそうになるけどもそれでも前に進み続ける。
「ぐっ」「まだだぁ!」
それと同時だった。
『ケミーセット! トルネードアロー!』『ガガガガッチャージバスター!』
聞こえた音声。
それと共に見つめた先には、クリスがガッチャージガンとガッチャートルネードの二つを同時に構えていた。
イチイバルの力によって強化され、巨大な矢となって、こちらに迫る。
「なに」
ウィザードマルガムは、驚きを隠せない様子。
だが、俺はすぐにその場から離れた。
それによって、クリスの放った一撃が、ウィザードマルガムに直撃した。
轟音と共に、爆煙が上がる。
「ふぅ、危なかった」「大丈夫かっ、一ノ瀬!」
そのまま、俺の元にクリスが来てくれた。
爆煙が晴れると同時に、クリスはイチイバルの姿から制服姿に戻っている。
そして、俺もまた元の姿に戻っていた。
「あぁ、ありがとう。助かった」
「気にすんなって」
俺がそう答えると、クリスも笑顔で返す。
そんな俺達を見ながら、ウィザードマルガムが立ち上がった。
その姿はマントなどは一切身に着けておらず、先程の魔法使いの様な姿ではなかった。
「貴様等の力は想定外だな……」
「なっ」
その姿を見て、俺は驚きを隠せなかった。
それは、クリスもだった。
「おい、あれって」「どうなっているんだ、あの姿は」
俺はその姿に見覚えがあった。
「アナザーギーツ」
そう、俺は僅かだが、見た事のある奴の姿を呟く。
「違うな、俺の名はギーツキラーだ」