「浮世えぇぇすうぅぅぅ!!!」
俺達の姿を見た瞬間だった。
ギーツキラーは、恨みを籠もった声を、地面を揺るがせながら、その手に持った大剣を持ったまま近づく。
一瞬。
瞬く間に俺達の目の前までに迫った。
そのまま、真っ直ぐと、俺達へと。
だが。
「させるかよ」
その一撃は、飛渡瀬が変身しているグレイムが受け止めた。
グレイムに力を貸している仮面ライダーバッファ。
それを象徴するような巨大な爪が、ギーツキラーの攻撃を簡単に受け止めた。
受け止めた一撃に対して、グレイムは、その爪で大剣を握り潰す。
「ぐぅ!?」
ギーツキラーは、すぐにその攻撃から離れる。
そのままグレイムの追撃を避けるように。
だが、その判断は間違っていた。
「そこは、俺の距離だ」「なぁ?!」
グレイムの攻撃を避けた先。
そこで待ち受けていたユウゴットこと六道だった。
六道に力を貸しているタイクーン。
その象徴と言うべきか刀を手に持っている。
そのまま一閃。ギーツキラーに攻撃する。
その一撃は、奴の身体を大きく吹き飛ばした。
同時に、俺達の戦いを見ていた泉が、ジャスティファイ、力を貸りているナーゴの力と共に近づき。
それを脅威に感じたのか、ギーツキラーの攻撃が放たれる。
しかし。
「なぁ!?」
ジャスティファイに当たる事はなかった。
ジャスティファイに当たる前に、彼のその身体は透き通ったからだ。
ナーゴの力である透過能力によって、攻撃を避けられる。
同時に、グレイムも攻撃を放っていた。
奴の大剣を破壊した爪で追撃をしようとしていた。
「このっ邪魔だぁぁ!」
その叫びと共にギーツキラーは、周囲にいる3人に向かって、攻撃を仕掛ける。
力だけならば、おそらくはギーツキラーの方が上だろう。
だが、3人は、その攻撃を避け、あるいは受け止め、そしてカウンターの攻撃を繰り出す。
「ぐぉ!?」
その一撃は確実にギーツキラーを追い詰めていく。
「なぜだっ、俺はギーツの力を!」
「確かに、お前はギーツの力を奪ったかもしれない、だけど!」
「お前では、その力の本領を発揮出来ない。なぜならば、お前は奪い取り、無理矢理使っている」
「それじゃ、俺達にも、俺達に力を貸しているライダー達にも勝てない!」
そう、3人は、力を合わせ、ギーツキラーへと攻撃をしている。
「だからどうしたぁ、貴様らは、邪魔だぁぁぁ!!」
その言葉と共にギーツキラーの叫ぶ。
その叫びと共に、ギーツキラーは、その身体を巨大化させる。
それは、簡単に言えば、暴走とも言える行動だ。
その姿を見ながらも。
「知らないのか」
それと共に、俺とクリスは並び立っていた。
俺の手にはクリスから渡されたマグナムシューター40Xを。
『MAGNUM alchemy VICTORY』
クリスは、その手にあるギーツバスターQB9をレールガンモードにして。
『『BOOST CHARGEIchaivalBOOST TACTICAL VICTORY』
俺達は、その銃口を真っ直ぐとギーツキラーへと向ける。
同時にその引き金を引く。
放たれた一撃は、全てを貫きながら真っ直ぐと走る。
それを危険を感じたのか、ギーツキラーはその攻撃を避ける為に動くが間に合わずに命中する。
そのままダメージを受けた影響か巨大化した身体を元の大きさへと戻り倒れ込む。
それでもなお立ち上がりこちらへ向かおうとする姿を見ていると、哀れさすら感じてしまう程に酷い有り様だった。
「俺は終わらない! 奴に! 復讐をするまで!!」
「だったら、止めてやるよ、ここで、俺達が」
その言葉と共に、俺達はガッチャードライバーを操作する。
同時に、各々が、真っ直ぐと、ギーツキラーに向かって、必殺のライダーキックを繰り出した。
『『『『『ガッチャーレインボーフィーバー!』』』』』
ガッチャードライバーから鳴り響いた音声と共に、真っ直ぐとギーツキラーに向かっていく。
そして、その一撃によって。
「浮世英寿!!!」
その絶叫と共に、ギーツキラーは爆散する。同時に、戦いが終わった事を実感する。
ようやく、全てを終えた。
「……一ノ瀬」
ふと、俺の隣からクリスが声をかけられる。
「フィーネ程じゃないけど、待っているから。どんな答えでも」
「……あぁ」
戦いが終わった後、そんな言葉をかけられた。
俺もまた、仮面の中で顔を赤くしながら、そっと手を握ってしまう。
まだ、答えは、決まっていないが。
それでも、俺はこの気持ちを、形に。