歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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2人で1人の錬金術師

 俺はレインボーガッチャードに、キャロルとエルフナインはマジェードに変身すると共に、眼前にいるギギストに向かって行く。

 

「愚かな、仮面ライダー共が」

 

 ギギストは、その言葉を紡ぐと共に、その腕を俺達に向ける。

 

 手を握り締めると共に、俺とマジェードが先程までいた空間が黒い球体のように閉じる。

 

「これが、空間を操る冥黒王の力か」「だけど」

 

 俺はその手にガッチャートルネードを、マジェードはその手にエクスガッチャリバーを手に持ち、真っ直ぐと進む。

 

 空間を閉じたギギストは驚いたように目を見開く。

 

 ギギストの力は確かに強い、だがこの空間はギギスト自身の力によって生成されたモノであり、その力に対して俺達は対抗する手段がある。

 

 だから、俺達はこの力で戦う事が出来る。

 

 その言葉と同時に、ギギストへと近づき、その身体をガッチャートルネードで斬り裂く。

 

 ギギストは一瞬だけ驚いたように目を見開いたが、すぐに冷静さを取り戻したのか、俺達に向かって拳を振るう。

 

 それに対して俺達は避ける事無く、真正面からぶつかり合う。

 

 その結果、ギギストの拳は空振りに終わり、逆に俺達の拳はギギストの顔に叩き込まれた。

 

「馬鹿な……私が貴様等に劣っているだと……ありえん」

 

「悪いけど、あんたよりかは強いよ」

 

 そう言いながら、キャロルがガッチャーリバーで斬り裂くと、ギギストは俺とマジェードの攻撃を避けようとする。

 

「なるほど、確かに貴様らは厄介だ、しかし!」

 

 すると、ギギストは、手を上に翳した。

 

 その次の瞬間だった。

 

「なっ」

 

 目の前に開かれた空間。

 

 そこから真っ直ぐとこちらに向かって来るのは、ビル。

 

 そのビルの数は、多かった。

 

 ただのビルだけならば、問題はなかった。

 

 しかし。

 

「人がいるのかっ」

 

 未だに人がいるビルを丸ごと、落とす。

 

「さぁ、どうする、仮面ライダーよ。正義の味方であるお前達は無垢なる民を見捨てるのか」

 

「ギギストっお前っ」

 

「理解出来るぞ、一ノ瀬悠仁。お前は、決して人々を見捨てる事は出来ない。故に、この私を見逃すしかない」

 

 ギギストは、そう言う。

 

 だけど。

 

「全く、奥の手は隠したかったがな」「キャロル?」

 

 その時、キャロルはため息を吐く。

 

「エルフナイン、やるぞ」「やるって、まさかあれをですか! けど」

 

 何やら、2人は互いに見つめ合う。

 

「元より、冥黒王という奴が現れた以上、迷っている場合ではないだろう。ならば」

 

「……分かりました、僕も覚悟を決めます」

 

 そう言い、そのまま構える。

 

 すると、マジェードのもう片方に現れたのは指輪。

 

 それに合わせるように、ドライバーも変化する。

 

「何?」

 

 それには、疑問に思ったようだ。

 

「俺の錬金術師として、基本的な、炎・水・土・風。これらを使い、これまで使っていた」『ダークネスリンク!』

 

「だけど、僕という二つ目の頭脳を得た事によって、これまでには使わなかった新たな属性、光と闇も合わせます」『ブライトネスリンク!』

 

 その音声に合わせるように、マジェードのドライバーの色は変化する。

 

「何をするつもりだ」

 

「これまで使う事がなかった6属性による錬金術師。それは、俺にとっても未知数だ」『ユニコン! トワイライト!』

 

「だけど、キャロルが信じた悠仁さんのように、僕達も見せましょう、ガッチャを」『ザ・サン! トワイライト!』

 

 そう、マジェードはそのまま構える。

 

 そして。

 

「「変身!」」『ガガガガッチャーンコ! ブライトネス アンド ダークネス! トワイライトマジェード!』

 

 その音と共に、その場に誕生したのは、新たなマジェード。

 

 黒いマントと胸のには宝石が、肩のパーツには赤と青黒が差し込まれており、頭部には赤と青のグラデーションがかかったゴーグルが装着されている。

 

 それこそ、新たな姿。

 

「その姿は一体っ」

 

「俺達の名は、トワイライトマジェード」「黄昏の錬金術師です」

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