「黄昏の錬金術師だと、何を言っている」
「そのままの意味だ。なるほど、これは凄まじいな」
その言葉と同時に、マジェードは、そのまま指パッチンを行う。
すると、先程までこちらに迫っていた全てのビルが一瞬で無くなる。
「なっ、我の制御を離れて、元の場所にだとっ! あり得ない! ここまでの錬金術の使い手が現代にっ!」
そう、ギギストは、動揺している。
けどな。
「舐めるなよ、ギギスト! こいつはキャロルとエルフナイン! 俺の知っている最強の錬金術師だ!」
「まぁ、奇跡と言われるよりもマシだがな、それにしても」
そう、マジェードは笑みを浮かべる。
「まさか、想い出を消費する事なく、錬金術師を思う存分に使えるとはな」
「キャロル、これだったら!」
「あぁ、悠仁! 思いっきりやれ!」
「分かった!」
マジェードの言葉に合わせて、俺はすぐにギギストに迫る。
「舐めるなよ、その程度の錬金術師で」
ギギストは、そう言う。
だが。
「ふんっ!」
それよりも早く、マジェードはその手の持ったエクスガッチャリバーを投げる。
それと共に、なんとエクスガッチャリバーを空一面に造り上げた。
「なっ!」
「はぁぁ!!」
そのままエクスガッチャリバーは、まるで意思があるように、ギギストに向かって、次々と襲い掛かる。
ギギストは、すぐに対処するように、腕から電撃を放っていく。
だけど。
「油断は大敵だぁ!」
空中で飛ぶエクスガッチャリバーを2本掴み、俺は二刀流でギギストに斬りかかる。
そのまま、エクスガッチャリバーと、俺の刀が、何度もギギストを襲う。
そして、エクスガッチャリバーはまるで意思があるかのようにギギストの放った電撃を弾いていく。
そのせいか、ギギストの顔はどんどんと歪んでいく。
「巫山戯るな! このような錬金術師があり得るか!」
「そうだな、以前の、記憶を失う前の俺だったら、おそらくは辿り着けなかっただろう」
「一ノ瀬さんと出会い、多くの事を知れた。それはきっとパパが言っていた世界を識れという事でしょう」
それは、きっとキャロルにとっては大切な記憶だろう。
「だからこそ、俺は知る! 世界の事もそうだが、一ノ瀬が見る世界を」「だからこそ、ここで負けるつもりはありません!」
その言葉と共に、俺はすぐに構える。
「決めるよ、キャロル! エルフナイン!」『ガッチャーレインボーフィーバー!』
「あぁ」「勿論!」『ブライトネスリンク! ダークネスリンク! トワイライトノヴァ!』
俺達は、そのまま真っ直ぐと向かう。
その先は、真っ直ぐとギギストに向かって。
「ぐっ、理解出来ないっ理解出来ないぞぉ!!」
ギギストは、俺達から放たれるライダーキックを防ごうとした。
だけど、それらを防ぐ事は出来ず、俺達のライダーキックが、ギギストに直撃する。