「ぐっ」
先程までの戦いの影響か、ジャスティファイは、なんとか身体を立ち上がる。
変身が、あと僅かで解除されそうになっている事もあり、振るえている。
「まだっ、戦わないとっ、立花も、未来も戦っている」
シンフォギアを身に纏って戦っている友人の事を思い出す。
何よりも、ここに来たのは、彼にとって、思い人である未来を守る為に。
それが、ジャスティファイこと泉が戦う理由であった。
だが、そんな彼の周囲には、ノイズが多く召喚されている。
「あいつの仕業かっ」
すぐに、戦おうとするが、身体に力が入らない。
そんな彼を狙うように、ノイズ達が襲い掛かる。
『SET!』「たった一歩の勇気で、私達は変われる!」
「えっ」
その言葉、それが一体何か、ジャスティファイには分からなかった。
だが。
「変身!」『BEAT!READY FIGHT』
それと共に、周囲にいたノイズ達は、それと共に吹き飛ばされた。
何が起きているのか分からず、困惑するジャスティファイの横に立っていたのは、一つの人影だった。
「あなたは」
「私?私は仮面ライダーナーゴだよ!」
「仮面ライダー」
それは、ジャスティファイにとっては、僅かに聞いた名前であり、僅かに共闘した相手が名乗った名でもあった。
だが、その腰にあるのは、彼にとっては、未知のドライバーであった。
「君は、まだ、自分の幸せを掴めていない。なら、ここで諦めちゃ駄目だよ」
「分かっているっけど」
「たった一歩、それを踏み出せば良い、そして、私がそれの手伝いをするから」
同時にナーゴは、その身体が光に包まれる。
何が起きているか、分からない最中、そのままナーゴは、ジャスティファイの手の中でカードとなった。
『諦めずに進めば、そこに幸せがあるはず』
「そうだ、俺はっ」『ジャスティスドッグ!ナーゴ!』
同時に、ここで戦う理由を思い出したジャスティファイはその一歩を進めると共に、そのカードをガッチャードライバーに装填する。
『それが、出来れば、あなたも、仮面ライダーだよ』
「仮面ライダージャスティファイだ!!」『ガッチャーンコ!ナーゴジャスティファイ!』
それと同時だった。
ジャスティファイの横に、ナーゴの幻影が現れると同時に、そのまま重なる。
それは、これまでのジャスティファイとは違い、まるで、彼単体が音楽を行うように、スピーカーやイコライザーと一体化した装甲を纏った、メカニカルかつカラフルな見た目が特徴敵な姿へと変わる。
それと共に、迫るノイズを見つめる。
「GO!ジャスティー!」
その叫びと共に、手には、ビートアックスを構え、鳴らし始める。
それは、ギターから流れる音楽。
「聞こえますか…?激情奏でるムジーク」
それと共に、ジャスティファイは、そこから歌い始める。
音楽好きであるが、歌を歌う事が得意という訳ではなかった。
だが、彼はその歌詞を知っている。
それに合わせるように、流れる音楽。
その音楽を奏でながら、迫り来るノイズ。
同時に、ジャスティファイは、その手に持つビートアックスを構える。
「聴こえますか…?イノチ始まる脈動」
同時にビートアックスは長槍のよう、変わり、斬り裂く。
迫り来るノイズに対して、ジャスティファイは、自身の思い出の歌である逆光のフリューゲルを歌いながら、戦う。
やがて、周辺のノイズを全て倒す。
同時に、彼の耳には、地下へと向ける。
それは、地上へと目指している音であり、その音の正体が分かる。
「だからこそ、行く!」
そして、その音は、ジャスティファイにとっては、守る存在である事に気づく。
だからこそ、ジャスティファイもまた走り出す。
それと同時に、ワイルドモードへなり、金と紺を基調とした鎧を纏い、胸には星を模した犬へと変わると共に、彼もまた、ある場所へと向かった。