これまで、出てきた5人の敵を倒す事が出来た。
彼らの目的は未だに分からない所が多い。
だが、その目的が判明するのには、それ程時間は掛からなかった。
「これは」
突然起きた地震。
その震度を観測する事が出来ずに、戸惑いがあった。
「まさか、地震」
「海底なのに?」
S.O.N.G.の本部である潜水艦まで伝わる地震に対して、戸惑いの声を出す者は多くいた。
しかし、地震が起きてからしばらく経ち、ようやく収まった。
「一体、何が、すぐに状況を確認を」
「はい、すぐにってっ!?」
それと共に、状況を確認しようとした藤尭と友里の2人は驚きを隠せなかった。
「どうかしたんだ?」
「それが、全世界に謎の巨大建造物が現れました!これは」
その言葉と共に、観測されたそれを見て、全員が驚きを隠せなかった。
巨大な、その塔は、瞬く間に現れた。
血管のような禍々しくも、本当に建物か疑うそれを。
「これは一体」
「分かりません、正体も全てが不明でありっ」
その言葉と共に、状況の変化がすぐに理解出来た。
それは、塔の中央から、周辺の土地の色が変わっている。
周囲に多い茂っていた緑の森も、岩も、そして、そこにいた人々も。
全てが、黄金に変わっていく。
「これは、一体」
疑問の声、それと同時だった。
「これは」
それは、マリアの持つシンフォギアだった。
他のシンフォギアには、まるで何もないが、ただ一つ、アガートアームだけが、何かに反応するように点滅する。
疑問がある最中、ケミーが飛び出す。
「えっ、タイムロード?」
なぜ、ここでタイムロードが現れたのか。
しかし。
『タイム!』
その雄叫びと同時だった。
タイムロードの力が、マリアのアガートアームへと及ぼす。
それと共に、アガートアームの形が変わる。
「これって、一体」
「まさか、物体のみの時間を逆行させているのか」
キャロルが驚きを隠せない最中、アガートアームは変わっていく。
最初は、アガートアームの欠片。
そして、欠片から、元となったと思われる銀色の腕。
さらに、銀色の腕は、徐々に人の腕に。
やがて、現れたのは、人の形。
「えっひっ人になったデス!?」「これは一体、何が」
あまりの変化に驚きを隠せない。
そして、そこにいた人物は、目を見開く。
「感謝する、タイムロード。そして、君達には初めましてと言うべきだろう」
「あなたは、一体」
それに対して、その人物は頷く。
「俺の名はエンキ。君達に分かりやすく言うと、かつてバラルの呪詛をこの世界に放った張本人だ」
「なっ」
そのいきなりの言葉に、全員が驚きを隠せなかった。
「なぜ、アガートアームに」
「その説明をする時間は、僅かしかない。それはあれを止める為にも、そして、俺自身も」
いきなりの状況で、全員がエンキを疑う。
だが。
「聞かせてくれ、あれは一体何なのか」
その真実を知る為に、弦十郎は、問う。