巨大な電車を思わせるワイルドモードとなった俺は、そのまま皆を乗せて、真っ直ぐとユグドラシルへと向かう。
「それにしても、まさか、こんなに大量にいるのかよ」
走らせると共に、その視線の先に見えたのは、ユグドラシルが建つ場所。
その周辺には、おそらくはグリオンが量産しただろう大量のドレッドが待ち受けていた。
ドレッド達は、その手に持つ銃をこちらに構え、そのまま撃つ準備を行っていた。
だけど。
「皆、準備は良いか!」
その声を合図に、俺の身体の各部の武装が次々と展開していく。
そこには、俺に乗っている皆が、それぞれ構えていた。
そして、その狙いは、ユグドラシルへと向けられていた。
それと共に、俺はそのまま真っ直ぐとユグドラシルへと向かう。
だが、そのユグドラシルを守るかのように、ドレッド達は銃を構え、こちらに向けていた。
だが、その程度で止まる事など出来ない。
俺は、そのまま真っ直ぐとユグドラシルへと向かう。
その進行を邪魔する為に、ドレッド達による銃弾の嵐が襲い掛かる。
そんな銃弾の嵐に対して、俺に乗っている皆が、各々の武器で応戦する。
銃弾の嵐に対して、次々と破壊しながら、ユグドラシルへと近付く。
しかし、それでもドレッドの数は多過ぎた。
「くそ!」
このまま突っ切って行くのには、時間が掛かりすぎる。
だけど、俺が速度を緩めれば、それだけ時間がかかる。
そんな時、俺は、ある事に気づいた。
「あれは」
それは、ユグドラシルに近づこうとしている俺達を阻もうとするドレッド達の中にいた。
「あれは」
それは、これまで見た事のないドレッド。
いや、違う。
そのドレッドは、他の量産型とは違い、壱式、弐式、参式。
様々なケミーの力を身に纏ったドレッドがおり、他の量産型とは違った。
奴らの攻撃を受ければ、俺が止まってしまう。
「だとしたら」「あぁ」
同時に、何人かが、すぐに落ちる。
「おいっ」
「お前は真っすぐとユグドラシルに行け!」「こいつらは、俺達がなんとかする!」その言葉と共に、俺達は、そのまま真っ直ぐと進む。
だが、そんな俺達の邪魔をするように、ドレッド達が襲い掛かる。
だが。
それは、俺だけじゃない。
同時にユグドラシルへと近づこうとしているドレッド達を妨害するように、立ち塞がった者達がいた。
それは、S.O.N.G.の皆であり、仲間の仮面ライダー達。
彼らが、ドレッド達から、俺達を守ってくれる。仲間が守ってくれるから。
だから、俺は、何も気にしないで、真っ直ぐユグドラシルへと向かう。
だが、それでも邪魔だと言わんばかりに、ドレッド達が襲い掛かる。
次々と襲い掛かるドレッド達。
ユグドラシルに向かう為に、俺の身体から、仲間達がいなくなる感覚。
それでも、俺達は向かう。
「辿り着いた!」
そこが、巨大なユグドラシルの目の前。
だが、そのユグドラシルは、まるで巨大な壁のようだった。
その壁はまるで、俺達を拒むかのように、立ち塞がった。
だが。
俺は、そのまま、ワイルドモードから通常の姿になる。
同時に見渡せば。
「残ったのは」
響とキャロル。
二人だけだった。
そして。
「ほぅ、ここまでお前達だけだったか」「ふふっ、そうね」
そこに立っていた、グリオンとベアトリーチェが、不適な笑みを浮かべていた。