歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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太陽

時は巻き戻り、少し前。

 

「キャロルちゃん、エルフナインちゃんっこれが」

 

「あぁ、ここがユグドラシルだ」

 

響は、キャロルとエルフナインを連れて、ユグドラシルに辿り着いた。

 

巨大な建造物であるそれは、見上げるだけでも大変ではあった。

 

しかし、目的の所まで辿り着くと同時にキャロルは、その手にエクスガッチャリバーを取り出す。

 

「あれ、エクスガッチャリバーが」

 

「今の悠仁は、エクスガッチャリバーを自在に造り出す事が出来る。これは俺が使う為のオリジナルだ」

 

「けど、どうやって」

 

「少し負荷はあるが、仕方ない」

 

そうして、キャロルが取り出したのは、なんとガッチャードライバーだった。

 

「えっえぇ!予備、持って来たのっ」

 

「予備という訳じゃない、それに俺達が変身するには、アルケミスドライバーが一番だからな」

 

「これは僕達用に調整されていないので、戦闘を行う事は出来ないのです」

 

「けど、何時の間に造ったの?」

 

響は、疑問に思わず首を傾げるが。

 

「造ったんじゃない、直したんだよ」

 

「これは、元々、一ノ瀬さんが使っていたガッチャードライバーです」

 

「あっ、そっか」

 

現在、一ノ瀬が使用しているガッチャードライバーは、オリジナルとされるガッチャードライバー。

 

だが、それ以前に使用されていたガッチャードライバーもまた、こうして残っている。

 

「まぁ、ある意味賭けだがな」『クロスオン!X TOGETHER!CARROLL!!GARY!!MIKA!! LEIA!!FARRAH!!』

 

「それって、確か」

 

「現状、俺達でも変身出来るのだ。行くぞ」

 

それと共にキャロルは構える。

 

「「変身」」『ガッチャーンコ!X!レインボーガッチャード!スーパー!』

 

その音声と共に、キャロルの姿は変わる。

 

それは、以前、ビルドの世界において悠仁が変身した姿である別のレインボーガッチャード。

 

だが、今は、キャロルに合わせてか、ガッチャードの特徴的は仮面が外れている状態となっている。

 

「ちっ、まだ調整は出来ないが、だが」

 

そのまま、キャロルは構える。

 

それと共に、眼前にあるユグドラシルでの操作を行っている。

 

「キャロルちゃん、大丈夫」

 

「さぁな。こんなの、俺達でもどうにか出来るか、分からないがな」

 

キャロルは、その言葉と共に、何かを操作する。

 

それが、どういう事なのかは、理解出来なかった。

 

だが、それをしていると、徐々に、操作音が大きく聞こえてくる。

 

しかし、ユグドラシルのスピードが落ちる気配はない。

 

「くそっ、止まらないのかっ」

 

キャロルは顔を歪ませながら、操作を続ける。

 

「キャロル、もう良いですっ、これ以上は、危険です」

 

「あいつに、任した以上、俺も諦める気はない!!」

 

エルフナインの言葉に対して、キャロルは叫ぶ。

 

だが、それは、ユグドラシルのスピードが徐々に上がっているからだった。

 

「キャロル、これ以上は」

 

「エルフナインっ、俺は」

 

この場で、どうすれば良いのか分からない響。

 

だが、その瞬間。

 

『お願い、私の声に気づいて』

 

「っ」

 

響は、誰かの声に気づいた。

 

同時に、その手にあるイグナイトモジュールを握る。

 

「誰かが呼んでいる」

 

「何を言っているんだ」

 

「分からない、けど」

 

響は、その声を信じたい。

 

見つめた先は、ユグドラシル。

 

その先で、何かがある。

 

「・・・今は、何をするべきか分からない!だからこそ!!」

 

「まさか」

 

「イグナイトモジュールっ抜剣!」

 

それと同時に、響は、その身を、響はその身を再び、ガングニールデイブレイクへと変わる。

 

同時に、真っ直ぐと、ユグドラシルに向かって。

 

「はあぁぁぁ!!!」

 

拳を突き出す。

 

だが、ユグドラシルは止まらない。

 

「だああぁぁ!!」

 

響は叫ぶ。

 

自分の限界を超えて。

 

その拳を突きだして。

 

「つっ、ああぁっ!」

 

「あぁ、まったく、馬鹿な奴ばっかりだなぁ!!」

 

「だけど、キャロル」

 

「分かっている、ならば、賭けだこれはっ!!」

 

響に合わせるように、キャロルもまた、構える。

 

『レインボーシャインフィーバー!』

 

キャロルもまた、その両手に、キャロルの専用武器である棒を作る。

 

そして、それと共に、構える。

 

それは、まるで、何かを投げる構えのように。

 

同時に、響は、ユグドラシルの目の前にまで来る。

 

そして、キャロルもまた、その棒をユグドラシルに向かって投げる。

 

だが、それはユグドラシルにぶつかると同時に、爆発する。

 

その衝撃が、ユグドラシルを一瞬だけ止める。

 

それと同時だった。

 

「なんだ」「ユグドラシルの根元から」

 

その瞬間、飛びだしてきたのは、炎。

 

いや、それを、響達は知っている。

 

「ケミーカード!!」

 

驚きを隠せない最中だった。

 

『ありがとうなぁ、こっちの世界の人達!』『これでようやく、これを止める事が出来る』

 

そうして、響達の前に来たケミーカードの内の2枚。

 

それは。

 

「ユーフォーXに、ズキュンパイアだと、けど」

 

「絵柄が違うが一体」

 

「これって、もしかして、前の世界のケミー達!」

 

「なっ」

 

響の一言に、キャロルは驚きを隠せなかった。

 

「あぁ、だけど同時に俺達は違う意思も一緒になっている」

 

「ドラゴナロスなのか、一体お前達は」

 

「この世界の前の住人達の意思だ」

 

「マッドウィール」

 

そう、彼らはそのまま宙を舞う。

 

「とにかく、今はグリオンの野望を阻止する。その為にも」「あぁ、行こう!」

 

それと共に、ケミー達が舞い上がる。

 

「そういう事か」

 

それと共にキャロルは笑みを浮かべる。

 

「どういう事ですか?」

 

「どうやら、この事をエンキは知っていたらしい。知っていたから、ここに、俺達を向かわせた」

 

「これが、逆転の」

 

それと共にキャロルは、変身を解除する。

 

「キャロル」

 

「悪いな、少し無理した。おそらくは、もう1度は変身は出来ない。だが」

 

すると、キャロルは、そのままガッチャードライバーを、響に渡す。

 

「お前だったら、変身出来るだろう。それを使えば」

 

「キャロルちゃん」

 

「一ノ瀬さんが、待っていますから」

 

その言葉に対して、響もまた頷く。

 

『私も連れて行って』

 

その声が、響を呼んでいた事に理解する。

 

「はいっ、一緒に、戦いましょう!」

 

それと共に響は、その腰にガッチャードライバーを装着する。

 

同時に、二枚のカードをそのまま装填する。

 

『ホッパー1! シャイニング!スチームライナー! シャイニング!』

 

「変身!」

 

その掛け声と同時だった。

 

『ガッチャーンコ!ライジングソウル!シャイニングデイブレイク!』

 

鳴り響く音声。

 

それと共に、一瞬、響の横にガッチャードデイブレイクが現れる。

 

だが、そのままガッチャードデイブレイクが、響の前に行くと、その姿が変わる。

 

まるで、響の新たな力になるように。

 

同時に、響を呼んだ声の正体である九堂りんね。

 

その意思が宿ったザ・サンもまた、響の胸元のアーマーとなる事で新たな姿へと変わる。

 

それと共に、響は真っ直ぐと跳んだ。




最終回が未だにどうなるのか、分かりません。ですが、響の象徴である太陽を現すシャイニングデイブレイクを、響に身に纏う事は、映画が公開した時点で決定していました。
私自身は、イグナイト繋がりで、意外とデイブレイクと響が相性が良いのは思わなかったですが。
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