「本当、どんだけいるんだよ、こいつらは!」
そう言いながら、クリスは眼前にいる量産型のドレッドを睨みながらも、その手にある銃を放っていく。
その数は、未だに多く、どんなに倒しても、その数は減らない。
さらには。
「クリス!!」
「っ!」
その地面の黄金から離れる。
地面を犯すように広がっているその黄金に僅かでも触れれれば、瞬く間に人間も黄金と変わる。
シンフォギアと仮面ライダーに変身していたとしても、長時間に触れれば、黄金に変わってしまう。
「どうにか出来ないのかよ」
「今は、信じるしかないだろ、だが、何時まで保てるか」
その言葉と同時だった。
何か、巨大な爆発が起きた。
その爆発音はどこからなのか、全員が、視線を向けた。
「今のは」
「ユグドラシルからか、一体」
そうして見つめた先。
そこには巨大な爆発と共に、こちらに迫る何かが見えた。
「新手か!?」
そう考えた時だった。
『ガッチャーンコ!X!UFO-X!スーーパーーー!』『ガッチャーンコ!ズキュンライガー!』
「今のって」
そう考えている時だった。
迫っていた量産型ドレッドに対して、攻撃を仕掛けた存在。
「もしかして、ガッチャードブラザーなのか!?」「いや、だけど」
そのまま、新たに現れたガッチャード。
だが、それはこれまでのガッチャードとは違う。
その身体は、炎を思わせる模様が彩っており、普通のガッチャードとは違った。
「ガッチャードブラザーじゃないのか?」
『あぁ、先輩ズ!参上だ!』
「喋ったっていうよりも、先輩ズ?」
『僕達は、宝太郎の先輩だから』
「宝太郎?それって、もしかして悠仁の前の世界の」
『その通りだ』
その言葉と同時に。
『マキシマムコズミック!』
それと共に、降り立ったのは、新たなガッチャード。
「あなた方は」
『俺達は、前の世界で、宝太郎と共に戦っていた者達だ』
「戦っていた」
『残念ながら、俺達は途中で死んでしまった。だが、宝太郎を1人に戦わせたくない。だからこそ、ケミー達に、意識を託した』
『その後は、ずっとケミーの中にいたんや』
『僕達を見つけたエンキは、何かを感じたのか、見つからないように、ユグドラシルの中に封印していた』
「だが、どうやって復活を」
そうしている間にも、量産型ドレッドは迫る。
『共鳴したんだ、宝太郎の意思が』
「イグナイト!」
それは、ガイアードが造り出した世界での、一ノ瀬宝太郎から託されたガッチャーイグナイター。
それを元に、響だけに備わったイグナイトシステム。
『それのおかげで、彼女には意思が伝わった』
『それだったら、けど』
そのまま、見つめた先には、未だに広がる黄金。
「だけど、これをどうすれば」
『その為に、俺達がここに来た』
同時に彼らは、そのまま黄金に向かい合う。
【万物はこれなる一者の改造として生まれうく】
そのまま、彼らが構える。
すると、広がり続けようとしていた黄金。
それを、黄金を、燃やし始めた。
「これはっ」
『黄金は、俺達が引き留める。だからこそ』
それを見たクリスは笑みを浮かべる。
「本当、頼りにしているぜ、先輩ズ!」