どうか、最期まで、よろしくお願いします!
「なるほど、ガッチャードの力を手に入れたか、立花響。本当に忌々しいな、どの世界でも」
グリオンは、そう呟きながら、こちらを睨み付ける。
黄金の身体から発するその気配は、あまりにも強すぎる悪意であり、一瞬でも怯めば、倒れるだろう。
だが、俺と響は、互いに支えるように横に並び立ち、眼前にいるグリオンを睨む。
「私は、あなたの事を知らない。けど、黄金一色に変わってしまったこの世界で、孤独でいるのだけは、絶対に阻止する」
「様々な色があるから、俺達はまだ未知の何かを見つけられる。グリオン、お前の野望は絶対に阻止する」
「ならば、やってみろぉ!!」
グリオンの絶叫。
それと同時に、グリオンは周囲の黄金を操り、数え切れない程の黄金の剣を生成する。
生成された黄金の剣は、そのまま宙に留まりながら、俺と響へと刃先が狙いを定める。
そして、グリオンは軽く手を下へと振り下ろすと共に、黄金の剣は一斉に俺達に向かって、襲い掛かる。
しかし。
「「っ!!」」
響は、背中にあるマントを翻すと共に、そこから炎が噴射され、その勢いと共に跳ぶ。
俺もまた、脚に力を込めると共に、力強く跳ぶ。
俺と響が跳ぶと同時に、先程まで俺達がいた場所には黄金の剣が刺さっていく。
「ぐっ!」
グリオンは、すぐに俺と響に追撃するように、黄金の剣で追撃していく。
それに対して、響は、真っ直ぐと、炎を噴射させ、そのスピードで。
俺は、周囲の地面を蹴りながら、その軌道を読ませないように。
互いに別々の動きで、同時にグリオンに辿り着くと同時に、響は拳で、俺は蹴りでグリオンに攻撃を仕掛ける。
「ちぃ!」
グリオンはすぐに手元に黄金の剣を錬成し、対抗するように構えるが、それは響の拳で簡単に砕け散る。
その隙を狙うように、俺はグリオンの懐に蹴りを叩き込む。
「錬成する隙がないっ」
グリオンもまた、俺と響の攻撃をまともに喰らえば、マズイと感じたのか、既に黄金の剣の錬成は止め、こちらの攻撃を受け止める事に専念するように構えていた。「ぐぅ!」
響の拳を剣で受け止めると同時に、俺はグリオンの背後に回ると共に、グリオンの肩を掴むと共に、そのまま捻るように地面に叩きつける。
「くそぉ!」
すぐに剣を振り下ろすグリオンだが、俺は腕から伸びた剣で防ぎ、そのまま剣を弾いていく。
「がぁああ!」
更に、響の拳がグリオンの顔面に直撃し、グリオンは、大きく仰け反りながらも、響に拳を放つが、響はそれをあっさりと受け止める。
そして、俺は、そのままグリオンの顔を掴むと、そのまま勢いよく頭突きを繰り出す。
「ぐあああ!!」
俺の頭突きにより、グリオンは大きく後ろに飛ばされるが、直ぐに体勢を立て直す。
「っ!」
だが、その時には、俺と響は既にグリオンの正面に向かって、駆け出している。
「やはり、正面から戦うのは正しくないか!」
その言葉と共に、グリオンは、その叫びと共に胸元の宝石が光り始める。
その宝石から、飛び出たのは、巨大な蛇。
俺達を簡単に飲み込める程の大きさの蛇だった。
グリオンは、そのまま蛇の頭に乗り、こちらに迫る。
それに対して。
「ギガントライナー!」『ライナー!』
俺の事場に合わせるように、ガッチャードライバーからギガントライナーが飛び出る。
それに対して、俺と響は、そのままギガントライナーに乗り込む。