歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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ガッチャード、最終回。
まさかの衝撃展開が多くありましたね。
それもあって、少しだけ変更があって、書き直させて貰いました。
まだ、少しだけ続きますが、どうかよろしくお願いします。


万物はこれなる一者の改造として生まれうく

ギガントライナーに乗った俺と響は、そのまま真っ直ぐとグリオンが乗る蛇に迫る。

その蛇は、これまでグリオンが溜め込んできた全ての悪意が合わさったように、身体から溢れ出る程の悪意が、黄金の雨となってばら撒かれている。

そんな蛇に、ギガントライナーが横に並ぶ。

 

「ライナー!」「シャァァァ!」

 

ギガントライナーの気配を感じた蛇は、その巨大な咆哮と共に激突する。

巨大な体格同士の激突は、その強すぎる力は空を揺るがす。

同時にギガントライナーの一部の装甲が剥がれる。

 

「ギガントライナー!使わせて貰うよ!」「ライナー!」

 

俺の言葉に合わせて、ギガントライナーは叫ぶ。

同時に、俺はその手を構える。

すると、ギガントライナーの装甲は再錬成され、ギガントライナーと蛇の間に橋が造られる。

それを見ると、グリオンは、そのまま俺達に向かって、その手を構える。

 

「ふんっ!」

 

放たれたのは黄金の光。

まるでビームのように、こちらに向けて放たれたそれに対して、俺は前に出る。

 

「させるかよ!!」

 

その言葉と共に、俺は前に出て、その攻撃を防ぐ。

俺の身体は、その光によって、腕は徐々に黄金になる。

本来ならば、それで瞬く間に黄金に変わってしまうだろう。

だけど。

 

「負けられるかよ!俺達はあの場所に帰る為にな!」

「いずれ消えるそれにっ何が意味がある!!」

 

そう、グリオンはこちらに叫ぶ。

 

「幸福、夢、憧れ、愛、希望……くだらない。形のないものに縋るから弱くなる」

「弱くたっていい。支え合って」

「握り合って何が悪いんだ!?」

「青臭い弱い考えだ! 私が全てを価値ある黄金に変えてやる!それが正しい錬金術だ!!そして、黄金は!この世界蛇の中で永遠の物となる!!」

 

グリオンは、そう言う。

だけど、俺の背中を響が支える。

 

「永遠じゃないかもしれない。私達もいずれ消えるかもしれない!一瞬かもしれない!!けどっ!!」

「その一瞬は誰かにバトンが渡される!それは人だけじゃない、ケミーにだって、そして世界にだって!多くのバトンを渡されたからこそ成し遂げられる!」

 

それと共に、俺は、腕を大きく開いた。

同時に、グリオンの黄金は打ち払われると共に。

 

「「それが()の、いや、()達の」」

 

そして。

 

「「ガッチャだぁ!!」」『スチームホッパー!アルティマ!!』

 

鳴り響く音声。

それと共に、俺の、ミラクルガッチャードとしての姿は変わる。

それは、これまでの、スチームホッパーと変わりない姿だった。

だけど、先程までのミラクルガッチャードよりも、力が湧き上がる。

あの時の、ミラクルガッチャードと共に、響が背中にいる。

響が、皆を呼び覚ましてくれたおかげで、それが、俺をこの姿に変えた。

 

「その姿になって、一体どんな意味が」

【万物はこれなる一者の改造として生まれうく】

 

その呟きと同時だった。

それは、この地球を、全てを震わせた。

 

「なっ、これはっまさかっ!」

 

グリオンは、その変化に気づく。

見つめた先、それは、ユグドラシル。

そのユグドラシルが、地面から離れていた。

巨大な建造物であるそれは、空に浮かぶ。

それだけではない。

周囲にいた大量のドレッドルーパーもまた、宙に浮かぶ。

 

「まさかっこれは!」

「はぁ!!!」

 

そう、俺は空に手を伸ばす。

それと共に、ユグドラシルが、ドレッドルーパーが、地球を染めようとした黄金が。

全てが空へと向かう。

その向かった先の、宇宙。

そこで錬成したのは。

 

「地球だとっ」

 

グリオンは、そう呟いた。

だが、それが決定的な隙だった。

ギガントライナーは、そのまま世界蛇に突っ込み、そのまま走る。

 

「なっ、ぐぅ!!」

 

そのまま大気圏を突破し、地球を越える。

そして、向かった先には、もう一つの地球。

そこは、俺が、一ノ瀬宝太郎の地球を再現した場所。

辿り着いた先に、降り立つと共に、グリオンは、驚きを隠せなかった。

 

「地球を造り出しただとっ、そんな事っ、アヌンナキでも不可能な事をっなぜお前が!」「決まっている、それはな、俺が、いいや俺達が大物錬金術師だからだ」

 

きっと、俺だけじゃ出来なかった。

だけど、ケミーが、この世界の仲間達が、前の世界の仲間達が。

思いが集ったおかげで、行えた。

 

「そんな事で、私の黄金郷の夢を遮らせて溜まるかぁぁ!!」

 

そう、グリオンは、そのまま、こちらに向けて、錬成した岩石を放とうとした。

 

「人間、そりゃ全てが上手く行くとは限らない。一緒にずっと戦ってきた仲間もいた」

 

それに対して、俺は、既にケミーカードを構えていた。

 

『ゴリラバレッド』『ジャスティスピーポー!』

 

「「はぁ!!」」

 

俺が装填した二枚のカード。

それと共に、ユウゴッドとジャスティファイが現れ、その岩石を打ち砕く。

 

「まさかっ、転移を」

「時にはぶつかり合い、殺し合う事もある」

 

『ジェットブレード』『ドラゴンパンツァー』

 

それと共に、エメラルダンが放った巨大な砲弾が、グリオンに迫り、そのままグレイムが斬り裂く。

 

「大きなすれ違いもある」

 

『マッドX』『スマフォーゲン!』『カリューコプター!』

 

同時に、グドスが、シークンが、カリオスが、グリオンに対して、同時に攻撃を行う。

その一撃に対して、耐えていたが、すぐに薙ぎ払う。

 

「けど、俺達は、手を取り合える」

 

『ライデンゼミ!』

 

「ぐっ!」

 

放たれた電撃、ケミカルによる一撃が、グリオンの動きを止める。

 

「手と手をつなぎ合わせれば、それは大きな力になる」

『アッパレスケボー!』『ゴルドメカニッカー!』『オドリマンティス!』『ライトニングジャングル!』

 

それと共に、クリス達もまた、来ていた。

それだけじゃない。

小日向さん達も、ミナト先生達も。

こちらに来ていた。

 

「全く、まさか地球を造り出すとはな」『サンユニコーン』

 

それと共に、キャロルも並び立つ。

 

「俺もびっくりだ、だからこそ」「あぁ」

 

それと同時に、俺達は、そのままガッチャードライバーを操作する。

 

「これで決める」「ぐっ」

 

グリオンも、またドライバーを構える。

その後ろには世界蛇が立っており、グリオンと同時に構える

それと共に、俺達は構える。

 

「ふっ」『スチームホッパー!』

 

それに合わせるように、俺達も跳び上がる。

グリオンは、それに合わせるように、助走から飛び上がって空中でトンボ返りし、背後から世界蛇が吐き出した黄金の勢いに乗り、斜め下に向かって飛び蹴りを放つ。

 

『フィーバー!!』

 

そのまま、鳴り響く音声。

同時に、俺達の、ライダーキックが次々とグリオンに向かって行く。

グリオンは、それに対抗するように、蹴る。

しかし、それらの拮抗は、あまりにも短かった。

 

「はあぁぁ!!」「ぐっ!!」」

 

グリオンの蹴りは、そのまま押し返す。

そのまま、俺達は、グリオンを、世界蛇ごと貫く。

世界蛇は、その大きな口を開いて、俺達を喰らおうとした。

だけど、それは、あまりにも大きすぎたのか、世界蛇は、そのまま内部から膨らみ。

 

「まさかっ、食い切れないというのっ!!」

 

世界蛇の、その叫びと共に爆発する。

同時に俺達は降り立つと共に。

 

「ガッチャァァァ!!」

 

俺達は、勝利に雄叫びをあげる。

それが、戦いの終わりを告げた瞬間でもあった。

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