あの戦いから、三ヶ月の時が過ぎた。
グリオンによって引き起こされた惨劇は、歴史に残る惨劇であるのと同時に、後の歴史においても、様々な謎を残した大事件として教科書に乗る程だった。
「それにしても、こういう仕事をする事になるなんてぇ」
「文句言わない」
そうしながら、そこにいる彼女達はその場で作業を行っていた。
彼女達、メックヴァラヌスを身に纏う彼女達は、そこで作業を行っていた。
「ほらほら、あまり喋っている暇はないですよ、なんだって、ここは油断は出来ない場所だから」
「いや、マーヤもサボっていないで、手伝いなさいよ」
それと共に、彼女達は作業を続けた。
「それにしても、彼は、本当にとんでもない事をしでかしたねぇ」
「しでかしたって、まるで悪事を行ったように言わない」
そうして、彼女達が、その作業を行っている場所を見下ろす。
そこは、地底深くまである巨大な穴。
かつて、ユグドラシルがあった場所である。
一ノ瀬悠仁の錬金術によって、ユグドラシルはその場から消えた。
それによって、地球に何か影響があるのか。
それの調査を行う為に、彼女達はここにいた。
「まぁ、罪を償わないといけないのもそうですがね」
「普通に学校に通えるのも、なんともねぇ」
同時に、その調査は、彼女達の罪を償う行為でもあった。
本来ならば、国家転覆レベルの犯罪を犯してきた彼女達だが、普通の人間では調査を行う危険性が高いユグドラシルの開いた穴の調査を行う事によって、その罪を帳消しになる条件となった。
勿論、始めは、他の国も反対していたが、それはユグドラシルの穴の調査の危険性で解除された。
未だに人類が知られていない地下での調査は、普通の人間では、それを行う事はが出来ない。
そこで、S.O.N.G.に所属している彼女達が、その調査を行う事になっている。
「それにしても、まさか、こういうのもあるとはねぇ」
それと共に見つめた先。
それは、ユグドラシルに残された僅かなパーツ。
それらは、今の人類から見たらオーパーツと呼んでも可笑しくない物
「これを狙っている連中もいるからねぇ、本当に面倒だねぇ」
「だけど、以前よりもこういう犯罪は少なくなったんでしょ」
「実際にそうでしょうねぇ、なんたって、レプリケミーの生成も行えなくなったからね」
そう、この三ヶ月は、多くの出来事が起きていた。
それを思いながらも。
「まぁ、この日本だけじゃなくても、アメリカの方でも色々と面倒な事が起きているようだけどねぇ」
そう、マーヤは、アメリカで、活動している彼らを思い出す。