アメリカ、T.E.C.本社。
そこで、一人の男は、パソコンを見つめている。
「古代文明が残したとされるテクノロジーは、やはりほとんどがもう一つの地球に錬成され、無くなっているのか。本来だったら、調べておきたい所だったが」
そうしながら、様々なデータを睨む、その人物こそがT.E.C.の社長であるニコラ・テスラ。
「あの人は、いつもあんな感じかしら?」
そう、今回、T.E.C.の視察に来ていたのは、諸干はその近くにいたフォルテに対して問いかける。
それに対して、彼女は。
「まぁ、奇人変態な奴だからな、気にするな」
「まぁ、博士はあんな感じですが、こうしてエレクライトを開発した人物ですから」
「本当なのかぁ」
それに対して、同じく仕事で来た四位は怪しむように言う。
「実際に、私達の身体を造ったのは、博士ですから」
「身体って、もしかして」
「ロボットですよぉ!」
それと共に。
「特に、このレンキングロボとテレビィにはぜひとも会ってみたい!この見た目に6と9とはぁ!!」
そう、ニコラは叫んだ。
それによって、さらに引いてしまう。
「それで聞きたいのだけど、あのもう一つの地球に関しては、どうなんですか」
「あぁ、そうだったな」
秋月が、そう尋ねると、そのままニコラはふと立ち直る。
「結論から言えば、もう一つの地球ではあるが、公表はあまりおすすめしないね」
「というと?」
それと共に、ニコラは、すぐに次の画面に映る。
「もう一つの地球は、現在、新たな地球として誕生したばかりな為、環境を整える為に様々な事が起きている。それは、ある意味、人類にとっては未知の部分であり、どのような天災が降りかかるのか未だに分からない」
「そうなのか、ある意味、様々な問題を解決出来ると思ったんだがな」
「それに関しては、間違いないだろう。なんだって、現状の人類にとって、多くの問題をあの地球は解決出来るだろう。生まれたばっかりという事もあるが、生物にとって理想的な環境でもある。だが、それを公表した場合は」
「場合は?」
「戦争になるだろうな」
ニコラは、そう結論として言った。
「戦争になりますか」
「あぁ、人間はかなり欲深いからね、各国でも自分の所にあったユグドラシルだから自分が所有権があると主張するに決まっているだろ」
「・・・」
それには、全員が簡単に予想出来てしまった。
「だったら、あれは」
「まぁ、いずれ解決するだろう」
「解決って」
それに対して、博士は言う。
「人間が少しでも分け合える気持ちがあればね」