歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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第367話

「うぉぉぉ!!!」

 

 彼、藤尭は、現在、走っている。

 その場所は、木に覆われており、自然豊かな場所であった。

 だが、その後ろから迫る物に、彼は驚きを隠せなかった。

 

「いやぁ、まさかあんなケミーがいるなんて、驚きを隠せないなぁ!!」

 

 そんな藤尭さんの横で、俺も一緒に走っていた。

 現在、俺は仮面ライダーに変身していない生身の状態で走っている。

 

「そんな事を言っている場合じゃないだろ! いいから、あれをなんとかしろぉ!!」

 

 そうしながら、同じく俺達と一緒に走っているキャロルはそんな事を言いながら、後ろから迫るケミーに指を指しながら叫ぶ。

 

「そう言われてもなぁ、皆は、今、各々が好きに活動しているし『ホッパー!』『スチーム!』おっ、ホッパー1! スチームライナー!」

 

 俺がそう言っていると、横から来たのは、ホッパー1とスチームライナーだった。

 

「おぉ!! 来てくれたのか!!」

「これでたすか」

 

 そう、二人が言っている時だった。

 ホッパー1とスチームライナーもまた後ろから追いかけられている状態での合流だった。

 

「「まさかの波乱な状況かよ!?」」

「おぉ、すげぇ! だったら、早速やるしかないよなぁ! ホッパー1! スチームライナー!」『ホッパー!』『スチーム!』

 

 俺はすぐにガッチャードライバーを腰に巻くと共に、ホッパー1とスチームライナーをそのままガッチャードライバーに装填すると共に。

 

「変身!」『ガッチャーンコ! スチームホッパー!』

 

 すぐにガッチャードに変身すると共に、眼前に迫るケミー達に向かって、飛ぶ。

 ケミーは、そのまま俺達の方に襲い掛かる。

 

「さぁ、行くぜ!!」

 

 現在、俺達の仕事。

 それは、もう一つの地球の調査である。

 俺が偶然とはいえ、生み出した地球。

 その地球は、俺の前世である一ノ瀬宝太郎の記憶をモデルに造り出された地球ではあった。

 そこに人が住んでいない事以外は、ほとんど地球と変わりなかった。

 はずだった。

 

「見て見て! このケミー、グミみたいだよ!!」

「ふむ、今度は食べ物系統のケミーか」

「なんというか、ケミーと言えば、なんでも許されるようになっていないが」

 

 地球とは違う特徴、それは新たなケミーで溢れている事だった。

 元々、ケミーは. 錬金術の粋を集めて造られた人工生命体だった。

 それ故に、俺がこの地球を錬金術を使って生み出した影響なのか、本来ならば存在しないケミーが多く誕生した。

 ある意味、そのケミーに関して、謎が多くもあり、もう一つの地球を知っている国は、簡単に手を出せなかった。

 そして、そのケミー達の調査を行う為に、元々、ケミーに詳しかった俺、錬金術師の専門家であるキャロル、あと連絡要員として藤尭さんがもう一つの地球の調査を行っていた。

 

「というよりも、これじゃ、ほとんど地球を一周しているようなもんじゃないかよぉ」

「まぁまぁ、世界旅行みたいで楽しいじゃないですか」

「そりゃ、そう言われたら、楽しいと言ったら楽しいけどさ」

 

 元々、このもう一つの地球の調査は、最初こそ、各々が押し付け合っていた職員がいたそうだが、もう一つの地球という冒険に目を輝かせた弦十郎さんが最初に調査を行った。

 結果、もう一つの地球の安全性も徐々にだが、解明されていた。

 

「戻ってきたが、一ノ瀬」

「あっ、ミナト先生!!」

 

 そして、俺達が調査から帰ってくると、出迎えてくれたのは、ミナト先生だった。

 このもう一つの地球には、確かに俺達以外の人間はもういない。

 けど、既にケミーとなったミナト先生を始めとした俺の知り合いはいる。

 

「お前にお客さんが来ているぞ」

「えっ、客?」

 

 そう疑問に思っていると、ドアが現れた。

 すると、そのドアからは。

 

「久し振り!!」「おぉ! 皆!!」

 

 そこには、響達を始めとした皆が、ここに来ていた。

 

「どうして、ここに?」

「いやぁ、春休み、旅行しようと思ったけど、どこが良いのかなかなか思いつかなくて」

「それで弦十郎さんが、良かったら調査も兼ねて、もう一つの地球にどうだって誘われたの」

「本当に! だったら、さっき、新しいケミーが見つかったんだ!」

 

 そうしながら、俺はすぐに新しいケミーを連れてくる。

 未だに、解決していない問題は多くある。

 だけど、その答えはきっと自分の中に。

 

「さぁ、今日もガッチャを探そう!!」




今回で、無事に歌姫と錬金術とライダーを最終回を迎えました。
思えば、一年前、「シンフォギアとガッチャードって、錬金術師繋がりで書いてみたら面白いんじゃないか?」という軽いノリで始まった今作ですが、気づけば、一年。
本当に数多くの作品を書いてきた私ですが、1年間休みなく連載を続けた作品は今作が初めてなので、驚きを隠せずにいました。
だけど、ガッチャード放送中、毎週、ガッチャードの内容を楽しみにしながらも、シンフォギアと絡めたらどうなるのか。
事前に応募で来たオリジナルライダー達がどのように活躍していくのか。
それらを書いていくのが、本当に楽しかったです。
最終回を迎えて、達成感もあるが、同時にやはり一年間続けた作品が終わるのは寂しくあります。
ですが、未だに発表がありませんが、私自身は信じています。
きっとガッチャードの映画と、そしてMOVIE大戦がある事を!
その時には、もしかしたら。
その日まで、皆様!またガッチャを!
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