「ちっ、奴は倒されてしまったか」
先程まで、エメラルダンが行われていた戦いに対して、フィーネは舌打ちをする。
だが、その間にも、フィーネは、エクスドライブモードとなった立花響達の攻撃に対して
完全聖遺物であるネフシュタンの鎧を身に纏っているが、フィーネにとっては、エクスドライブの力は、彼女にとっても予想外だった。
「だが、今となっては都合が良い!」
「どういう事なんですかっ」
そのフィーネの一言に対して、立花響は首を傾げた。
その行動は既に見えた。
フィーネは、すぐにその手の鞭を真っ直ぐと放つ。
3人は、その攻撃を避ける。
だが、その狙いは別にあった。
「あれはっ」
そう目を向ける。
そこには、エメラルダンが使っていたデュランダルとソロモンの杖だった。
同時に勢い良く、引き寄せた二つの完全聖遺物を手にすると同時に、フィーネの身体は変化していく。
ソロモンの杖によって、召喚されたノイズは、そのまま合わさっていく。
「これはっまさかっ」
「既にエメラルダンが、その例を見せてくれた。ならば」
それと同時に、フィーネの姿は大きく変わる。
その姿は、エメラルダンが変身していたフォルテウィザードを、ワイルドモードにさせたような姿であった。
「本当に厄介な事になったなぁ!」
クリスは、そう、苦々しく呟く。
「所詮、シンフォギアやガッチャードライバーなど、完全聖遺物の前では無意味に等しい!」
「どうかなぁ!!」
そんな、フィーネの叫びに対して、グレイムはまた、突っ込んでいた。
既にワイルドモードへと変わっており、まさしく空を駆ける牛となったグレイムは、真っ直ぐと突っ込む。
「無駄だと言って、分からないか!!」
「確かに、俺達、1人1人は弱い!けどな」
「組み合わせ次第では、勝てる可能性はあるんだ!!」
グレイムの叫びに合わせるように、ユウゴッドもまた、ゴリラを思わせるワイルドモードへと変わり、グレイムに続き攻撃を行う。
強固な身体に覆われたノイズの壁。
それを貫く事は、難しかった。
だが。
「完全聖遺物。確かに、それは、強大な力を持つ。だが、何時までも過去を越えられない訳ではない」
「なっ、その声は!」
同時にフィーネが見つめた先。
そこに、立っていたのは、キャロルだった。
「おい、ガッチャード、さっさと用事を済ませろ!」
その言葉と共にキャロルは、そのまま手を翳す。
すると、キャロルの言葉に合わせるように、ガッチャードの眼前に現れたのは、巨大な砲台。
「・・・なぁ、これって、家で、どうやって、造ったんだ」
「気にしている場合か。とにかく、ガッチャージガンをセットして、ケミーカードをさっさと入れろ」
「仕方ないな」
そうしながらも、ガッチャードは、その砲台にガッチャージガンをセットする。
『ガッチャージキャノン!』
「さぁ、集まれ!ケミー達!!」
「仕方ないな」「後は、頼んだぞ!」「盛り上がって行くな!」
それと同時に、ガッチャージキャノンに、次々とケミーカードがスキャンされていく。
『ホッパー1!ゴリラセンセイ!ジャスティスドッグ!ジェットスワロー!フォルテドラゴン!ギーツ!タイクーン!バッファ!ナーゴ!』
それと共に、ガッチャージキャノンには、ケミー達のエネルギーが集まっていく。
「立花さん!来い!」
「っはい!!」
その言葉と共に、ガッチャードの元へと向かう。
それに合わせるようにガッチャードキャノンは、カタパルト状に変形する。
そのまま、立花が乗ると同時に、そのまま、引き金を引く。
同時に、立花は、そのままフィーネに向かって、突っ込む。
「なっ」
それは、さすがのフィーネも驚きを隠せなかった。
それを防ぐ事は出来なかった。
「はああぁぁ!!!」
その叫びと共に、ケミーのエネルギーを纏った立花は、そのまま突破する。
同時に、その手には、デュランダルを手に持っていた。
「まさかっ、それが目的で」
「ぐっ」
同時に、立花の、その身体は、黒く染まろうとしていた。
だが、それは、ガッチャードは、迫っていた。
「これが、新たな組み合わせだよ!」
その言葉と共に、ガッチャードは、その手に持っていた銃を重ねる。
『レーザーレイズライザー』
それを、デュランダルにセットする。
同時に、デュランダルから、放たれたエネルギーで、暴走しそうになった立花の身体は元に戻る。
立花は剣の持ち手、ガッチャードはレーザーレイズライザーを持つ。
「「はああぁぁぁぁ!!!」」
それと共に、そのまま振り下ろした一撃。
それは、黄金だけではない。
まるで虹色を思わせる斬撃。
「こんな所でぇ!!」
その言葉を最後に、フィーネの赤い龍は完全に、その姿を消した。