歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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今回はGへと突入する少し前の話。
各々の仮面ライダー達の小さな話を集めた短編集のような感じです。
また、その中には、今後に関わる話も含まれているかもしれませんので、お楽しみに。

カウント・ザ・ケミー
現在、ガッチャードが仕えるケミーは
ホッパー1
スチームライナー
スケボーズ
カマンティス
オドリッパ
ディープマリナー
ヴェノムダケ
パイレッツ
レスラーG
アントルーパー
ゲンゲンチョウチョ
ワンネスカード(エネルギーが溜まった状態でなければ、使用できない)
仮面ライダーガッチャード(エネルギーが溜まった状態でなければ、使用できない)


ガッチャンコされない話

クリスの引っ越し

 

「たっく、プライバシーとか、考えないのかよ」

 

その日、クリスは溜息を吐きながらも、その手には菓子折りを手に持っていた。

ルナアタックが終わり、現在の住居へと引っ越しを終えた彼女は、隣の部屋の住人に挨拶する為に向かっていた。

 

「それにしても、隣の奴は一体、どんな奴って、んっ?」

 

それと共に、クリスは、その部屋の名前を見て、一瞬だけ、眼を疑った。

 

「…まさか、おっさん」

「あれ、雪音さん?」

「なっ、いっ一ノ瀬っ」

 

それと共に、買い物帰りだと思われる一ノ瀬がクリスに話しかけた。

 

「あっ、もしかして、今日、引っ越してきたの!いやぁ、楽しみにしていたんだぁ!」

「お前、あたしが引っ越してくるのを知っていたのか!」

「うん、弦十郎さんからね、一人暮らしで、色々と大変だから、助けてあげてって」

「おっさん、いらん気を使って」

 

そのまま、クリスは思わず、頭を抱える。

 

「そうだ!丁度、昼飯を買ってきた所だから、一緒にどう!!」

「えっ、いや、そんなの、悪いよ」

「良いから、良いから!!」

「ったく、仕方ないなぁ」

 

そう、クリスは呆れながらも、どこか嬉しそうに、部屋の中に入っていく。

すると。

 

「んっ、帰ってきたか、一ノ瀬、あぁ?」

「…」

 

それと共に一ノ瀬を出迎えたのは、キャロル。

その姿は、普段、過ごしている少女の姿の為、錬金術師としての正体はバレていない。

だが、家に招いたクリスを見て、思わず睨んだ。

 

「あっキャロル!今日から、引っ越してきた雪音クリスだよ!雪音さん!こっちは俺の家の居候であるキャロルだよ!」

「…あぁ、そうか、よろしくな」

「…ふんっ」

 

それだけ、軽い会話をして、そこで終わった。

 

「…あれ、なんか、機嫌が悪い?」

「「…気にするな」」

 

その言葉の真意がどのような事か、その場にいた全員は分からなかった。

ただ。

 

((なんか、こいつ気に入らない))

 

小日向の危機

その日、泉は、困惑していた。

 

「えっと、それって、本当なのか」

「…間違いないよ」

 

暗い顔をしている小日向。

彼女から、相談を持ちかけた時から、ずっと気になっていた。

 

「まさか、立花が」

「だって、明らかに動揺していた!響はっ、自分自身ではまだ、気付いていないけどっ間違いないよっ」

 

涙を流しながら、顔に手を覆う。

その悲しみが、どれ程なのか、すぐに分かる程に。

 

「だってっ、だってっ、響っ、明らかに仮面ライダーさんに恋をしている眼だもんっ」

「マジかぁ」

 

それに対して、泉は思わず、声を出してしまう。

 

「それって、もしかして青い姿の」

「そうっ、響が話している時、どこか惚気っぽくて、だけど、本人はまるで気付いていないのっ、けどっ」

 

『いやぁ、始めて会った時には助けられたし、デュランダルで暴走した時には手を握ってくれた時は温かかった。それに未来を助ける時も、最後の戦いの時にもねっ!』

 

「そう、聞くと、立っているね、フラグ」

「でしょっ、私っ、どうすれば良いのかっ」

「そうだな」

 

その時、小日向の悲しそうな表情を見ながらも、泉の考えは。

 

(頑張れ、ガッチャード!そのまま響とゴールインしたら、俺が小日向となんとかするから!!)

 

思いっきり私情が挟みこまれていた。

 

とある古本屋での会話

「…そう言えば、気になった事があります」

 

その日、飛渡瀬秋月が古本を読んでいると居候の一人が、整理をしている時に、話しかけた。

 

「どうしたんだ?」

「なんで、戦闘の時は、古語で話している時が多いでありますか?普段は、普通に話しているのに」

「そう言えば、私も気になっていたぜ、いつもは遠くで見ていたけど」

 

その話題に乗るように、もう一人の店員が疑問に首を重ねながら、聞いてくる。

それに対して、飛渡瀬は、ふぅっと息を吐く。

 

「これまでの戦闘で、ケミーを手に入れられると思ったら、いつもガッチャードに先を越された時が多かったからな。自然と怒りが湧き上がっていたんだろうな」

「あぁ、なるほど、あれだけ熱烈な告白したからね、私達に」

 

そう、店の奥で料理をしている人物が、口を抑えながら言う。

 

「まぁ、そういう事にしといてくれ。そういえば、あのキャロルという子は、そんなに有名なのか?」

「ガッチャードドライバーが世界中に散った事件の主犯格と言われているわ。その能力もかなり高いのもあるけど、まさか、仮面ライダーと一緒にいるとは」

「けど、その仮面ライダーも、今では同盟!つまりは恐れる必要はないという事なんだな!」

「油断は禁物!ガッチャードが人格者でも、キャロルがどのような手を使うか分かりません!第一、カリュードスを無くしたばかりじゃないですか!!」

「あぁ、それはすまない。なんせ、あの戦いは激しかったからな」

「まぁまぁ、とりあえず、晩御飯にしましょ、今日はお姉さんが腕によりをかけて、作ったわ」

 

町の復興

「あれから、この町の復興も、なんとか進んだな」

 

六道は、未だに復興が進んでいる町の為、現在、活動していた。

本業であるレスキュー隊員も、今の町では、復興に力を入れている。

その最中では、彼の相棒であるゴリラセンセイの力は、心強かった。

 

「それにしても、何時もだったら、暇なあいつも、どこに行きやがったんだ?」

 

そうしながらも、六道は、この町で知り合った知り合いを思い出す。

普段は女の後ろをついていくような人物であり、このような自体では、率先して、働きそうな、姿が見えない。

 

「とりあえず、今日のノルマもなんとかしないとなぁ!!」

 

とある牢獄の会話

 

「…」

 

ルナアタックが終わった後、意識を目が覚めた彼女が、最初に見たのは、暗い牢獄。

そこに、彼女はいた。

 

「…私を捕えて、どうするつもりかしら?」

「貴様には、まだまだ利用価値がある。だからこそ、来た」

 

そう、目の前にいる人物に対して、笑みを浮かべる。

 

「私にかしら?今の私は、残念ながら、ガッチャードドライバーも、ケミーもない。

そんな私に利用価値があるとでも?」

「今はな、だが、いずれの戦いの時、存分に利用させて貰おう」

「ふっ、利用ね」

 

それを聞いて、苦笑する。

同時に。

 

「どちらが、利用されるか、楽しみにしているわ」

 

報告書

ガッチャードドライバー。

 

錬金術師が、人工生命体ケミーの力を十全に発揮する為に造り出されたドライバー。

 

その技術はかなり高く、ガッチャードドライバーの生産は、現在では不可能であり、全9つのガッチャードドライバーを巡る戦いは現在でも行われている。

 

ガッチャードドライバーは、本来ならば、錬金術師が長年の研究で行える技術を簡単に行う事が出来、本来ならば不可能に近い多重錬成を行う事が出来る。

 

そのような、聖遺物にも対抗できるこのドライバーだが、その使用者は選ばれる。

 

それは、使用者に対して、適正があるのかどうかであり、この部分はシンフォギアに似ている部分もある。

 

そして、現在、ガッチャードドライバーの9つの内、日本政府が把握しているガッチャードドライバーは全てが5つ。

 

その内の1つのガッチャードドライバーは、現在は、研究の為にとある施設にて管理されている。また、そのガッチャードドライバーの持ち主であった女性は、収監されている。

 

そして、残り4つのドライバーの持ち主に関しては不明。

 

その中でも、最も謎が多い人物が、最初のガッチャードドライバーの所有者であるガッチャードである。

 

彼は、正義感からなのか、ノイズの被害を最小限にする為に、現場に駆け付けており、人々を守っていた。

 

さらには、多くのケミーを惹き付けており、特にルナアタックでの、姿は多くの注目が集まっている。

 

それと共に、現在、後の計画の為に、新たなケミーを入手。

 

現在負傷しているヴァルバラドから、ケミーを手に入れる事にも成功。

 

これにより、4人との戦闘も可能になった。




作者・独断イメージ
現在、他のオリジナルライダーを書く際に、既にあるイメージと共に、もしも実写で出た場合、このキャラはどれに該当するのか。
そんな考えと共に、勝手に書かせてもらっています。

・六道士郎/ユウゴッド
イメージ人物:穂村武志(仮面ライダーゼロワン)
熱血漢であり、ゴリラことバルカンの主演作であるゼロワンのゲストキャラ。
ゼロワンでは多くのゲストキャラクターが登場しましたが、個人的にゼロワンのゲストキャラで一番好きなのが、この穂村であり、それに合わせるように書かせてもらいました。
もう一人として、仮面ライダーシローも一緒に合わせて、書かせてもらっています。

・泉信太郎/ジャスティファイ
イメージ人物:詩島剛
真っ直ぐな性格と共に、目の前にあるに取り組む姿。そこからイメージして、描きやすいのが、詩島剛でした。
サブライダーではありますが、同時に、彼自身を主役にした多くのスピンオフ作品が出ており、ジャスティファイも、今後、様々な活躍を行う予定となっています。

・飛渡瀬秋月/グレイム
イメージ人物:猿原真一
古風なイメージと共に、どこか古本屋を営みそうなキャラクターを考えると、自然とドンブラザーズの猿原を思わせました。
ドンブラザーズのメンバーの中では、影が薄いイメージがあると、個人的には思いましたが、むしろ、他のドンブラザーズのキャラが濃過ぎて、このメンバーの中ではかなり個性のある人物だと思わず、考えてしまいました。

マーヤ・アルケイン/エメラルダン
イメージ人物:影山冴子
募集で来たメンバーの中でも一番、頭を悩ませた人物でありました。シンフォギア本編にも、ガッチャード本編でもまるで出てこない天誅騎士団が現れ、第三勢力として無理矢理登場させようとする感じで、よく分かりませんでした。該当する部分を見て、復讐心があり、どこか怪しい人物という事で、個人的には影山がある意味合うと思い、書かせてもらいました。
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