そこは、どこかの廃病院。
そこには、4人の人影がいた。
「それで、お前が言っていた仮面ライダーの力、実際にとんでもなくヤバい奴じゃないか」
そう、男、四位雷人は、そのまま映像を確認しながら言う。
それは、先日の仮面ライダーとの戦闘での映像であり、そこに映っている仮面ライダーの姿を見ながら、そのあまりにも高すぎる戦闘能力に呟く。
「あのまま戦っていたら、果たして勝てたかどうか」
それに同意をするように関流鈴斗もまた頷く。
彼は、自分の手持ちにあるケミーカードを並べながら、現状の戦力で果たして、勝てるかどうかの不安があった。
「データはある程度、確認出来たけど、果たして、彼に勝てるのかしら?」
そう、戦闘で確認する事が出来た女性、諸干朝美もまた頷く。
「倒す必要はない。元々、彼を足止めするのが、僕達の役割だ。それに、今後の戦いを考えれば、彼以外のガッチャードライバーの持ち主と遭遇する可能性もある」
そう、この場を仕切っているファイク・フォルヴェは、そう告げる。
「何よりも、こちらが未だに優位には変わりない」
「それは、また、なんでだ?」
ファイクの言葉に対して、疑問に思った雷人は、思わず問いかける。
「彼らは全員が互いの素性を知らない。そして、それは同時に彼らが連携した動きが出来ない事を意味をする。
僕達は互いに既に手を組んでいる為に、連携を取れやすく、そして、行動が出来る。
だからこそ、彼らが同時に行動するのは稀だろう」
「まぁ、俺としては、戦ってみたいけどな、だけどな」
「君達の所の錬金術師とは連絡は?」
「データしか興味がないみたいよ。あとは今回の1件には関わりたくとの事」
「関わりたくないと言うと」
「あぁ、裏切り者のキャロルが関わっているかららしい」
「キャロル」
それと共にファイクは眼鏡を輝かせる。
「ガッチャードライバーの事件の時から姿を消した錬金術師」
「組織の中でも、かなりの実力者だと聞いているが、彼女がバックにいれば、それは納得かもね」
「・・・そんな単純だったら、良いけど」
各々が、キャロルという存在を確認しながらも、仮面ライダーの強さがそれだけではない何かを感じる。
「とにかく、今後の目的としては、仮面ライダーの正体を探る事。
同時に、フィーネとしての、目的の達成」
「まぁ、それをしないと、実際に地球はヤバいからな」
「今更、それに反対する訳はないわ。その為に、私もバックについているのだから」
「でないと、遊ぶ事も出来ないからな」