謎の武装組織フィーネ。
そんなフィーネに対抗する為に、俺達もまた、活動をしている。
あの戦いから既に1週間は経った。
あれから、何が目的なのか、分からなかった。
「それにしても、本当に正体を明かさないの、キャロル?」
俺はそんな不安を口にしながら、キャロルに言う。
今回の1件、偶然だが、キャロルがユウゴッドの変身者を見つけ、こちらにゴリラセンセイを渡してくれた事もあり、助かった。
だけど、これからの戦いにおいて、連携を取らなければ、危険だと思う。
だが、そんな俺の考えとは反対にキャロルはため息を吐く。
「今回の1件だけで、正体を明かして、今後の活動に支障が出る。お前の正体は、自力で辿り着いた奴か、もしくは本当に緊急時以外には、決してばらすな」
そんな俺の思いとは裏腹に、キャロルは、まさしく警戒を促すように言う。
だが、再び始めるだろう戦いに対して、俺は不安しかなかった。
そんな時の電話。
「あれ、弦十郎さんから?」
それは、俺の正体を知る人物の1人である弦十郎さんからだった。
「もしもし、どうかしましたか?」
『一ノ瀬君か?すまないが、少し協力して欲しい事がある』
「協力ですか?フィーネですか?」
『あぁ、奴らのアジトだと思われる場所がある。これから作戦にて、潜入する予定だが、おそらく、またガッチャードライバーを持つ者達と戦闘になる。その際に』
「了解しました、とりあえず、俺の方でも準備しておきます」
そこから、弦十郎さんから、これから行う作戦の詳細を聞く。
そうした連絡を受けた夜。
俺は、そのまま連絡で指示のあった場所へと、ゴルドダッシュに乗りながら、向かうが。
「仮面ライダーっ」
「んっ、ジャスティファイに、ユウゴッドも」
ゴルドダッシュで乗っていると、それが目立ったのか、2人が来ていた。
「もしかして、お前、これから、向かう場所って、フィーネに関連しているのか」
「よく分かったな、まぁ、そういう事だ」
「だったら、俺達もと言いたいけど、このケミーだけじゃ」
それと共に、ゴルドダッシュを見る。
確かに移動手段は現状はゴルドダッシュしかいない。
だが、急いでいるので、すぐにでも向かいたいが。
「あっ、そうか、その手があった。えっと、数字を計算して、ジャスティファイ、これとこれ!」
そのまま、俺はジャスティファイにゴルドダッシュとバーニングネロを、渡す。
「えっ、これを、どうするんだ?」
「良いから、頼むぞ、ゴルドダッシュ、バーニングネロ!」
「よく分からないけど、やってみるか」『ゴルドダッシュ!バーニングネロ!ガッチャーンコ!ゴルドネロ!』
受け取った二枚のケミーを使い、そのまま変身したジャスティファイ。
その姿は、俺の考えていた通り、バーニングゴリラと同じく、ゴルドダッシュの要素が大きい。
「それじゃ、ワイルドモードになってくれ」
「はぁ、いきなり何を」
「良いから」
「あぁ」
そのまま、ジャスティファイは、ワイルドモードに変わる。
それは、ゴルドダッシュと同じくバイクであり、さらにはサイドカーが突いていた。
「よしっ、乗れ、ユウゴット!」
「おぉ、なるほど、よっと」
「えっ重っ、俺、バイクなの!!」
「発車!!」
そのまま、俺はすぐに走り出す。
向かった先は、目的地である廃病院に向かう。
「あそこは、確か既に潰れたはずの病院」
「ユウゴッド、ぶち抜け!」
「よく分からないが、了解した!!」
そのまま、ユウゴッドは、その両手にある拳は、真っ直ぐと構える。
同時に、廃病院の壁を破壊しながら、進んだ先。
次々と壁を壊しながら、向かった先で、待ち受けていたのは。
「仮面ライダーさんにっ他の人達もっ!」
「まさか、既にこちらに来ていたとはね」
それと共に、立花さん達が既にいた。
先程の連絡で、既に危機的状況だとは聞いていたが、まさかここまでとはな。
「それで、聞きたいが、なぜ、お前がそれを持っている」
同時にユウゴッドの視線の先。
そこには、ソロモンの杖があった。
それは、この場にいる全員にとっては、驚きの代物だった。
「まったく、本当に予想外な人物ですね。
ですが」
同時に、その人物は、何かをノイズと共に、どこかへと飛んでいく。
「あれは?」
「分からない、だが、あのまま放っておけば危険だ!」
そのまま、風鳴さんが叫ぶ。
どうする。
すると、風鳴さんの元に弦十郎さんからの連絡がある。
「仮面ライダー、一緒に追ってくれるか?」
「なるほど、了解、ユウゴッド、そいつを頼めるか!」
「おぉ、分かった!」
それと共に、俺はそのままサイドカーに、ユウゴッドは、ソロモンの杖を持つ男を睨みながら、ジャスティファイに風鳴さんが乗る。
「・・・これは、役得と考えて良いのだろうか」
こっそりと呟いたジャスティファイの言葉は、無視する。
同時にそのまま、空を飛ぶノイズに向かって行く。
「仮面ライダー、相棒を頼むぞ」
「えぇ、お借りします」
それと共に、翼さんから託されたアッパレブシドーを手に取り、そのままガッチャードライバーに装填する。
『アッパレブシドー!スケボーズ!ガッチャーンコ!アッパレスケボー!』
鳴り響く音声。
それと共に、俺は久し振りにアッパレスケボーへと変身する。
だが、アッパレスケボーの身体の色は、以前の赤ではなく、翼さんに寄せた青色へと変化していた。
その刃もまた、風鳴さんが使うシンフォギアを模した刃であった。
『ケミーセット!』
それに、驚きながらも、そのままガッチャートルネードにカマンティスを装填する。
『トルネードアロー!』
同時に、ガッチャートルネードから放たれた刃が、そのまま、空に浮かぶノイズを斬り裂く。
そのまま、地面へと落ちていく。
「あれは、一体っ」
「っ」
そう、疑問に思うと、翼さんが、すぐに運転し、その場を急回転する。
驚きを隠せないが、そのまま、俺は吹き飛ばされながらも、そのまま体勢を取り直す。
「一体何がっ」
同時に、俺は、迫る攻撃に対して、ガッチャートルネードで受け止める。
「このケミーは、貰うよ」「あっ、サスケマル!」
そう、吹き飛ばされると共に、なんとサスケマルが盗られてしまう。
それと共に。
『カイザービー!サスケマル!ガッチャーンコ!ビーマル!』
そこには、先日戦ったケミカル。
さらには。
『ミテミラー!バグレシア!ガッチャーンコ!バグレミラー!』「ぐっ」
ジャスティファイに乗っていた風鳴さんが吹き飛ばされる。
「悪いけど、これは返させて貰うわ」
見ると、そこには、フィーネを名乗ったマリア。
そして、新たな姿になっているカリオスがいた。
「何時の間に、いや、気配すら気づかなかった」
「こちらも色々と持っていてね、悪いが、あちらの2人で戦える有利を崩させない」
遠くを見ると、立花さん達がいた場所にも増援が現れた。
顔は見えないが、緑とピンクのシンフォギア奏者。
さらには、もう1人のガッチャードライバーの持ち主までいる。
これでは、向こうからの増援は期待出来ない。
「俺を通さないという訳か」
「あぁ」
「けど、一つ、間違いがあるぜ、気づかないのか?」
「何を?」
「俺が相棒として乗っているゴルドダッシュ、いつもと姿が違う事に」
「姿、まさかっ!!」
「おらぁ!!」
「ちっ」
そのまま、ワイルドモードからライダーの姿になったジャスティファイは、そのままタイヤで、向こうにいるガッチャードライバーの持ち主を吹き飛ばす。
「まさかっ、ゴルドダッシュを使った変身だったのか!!」
そのまま、俺は手に持ったガッチャートルネードを思いっきり、薙ぎ払う。
それに対して、ケミカルは手に持った三又の槍で、受け止める。
「さぁ、いざ、決闘を始めるとしようか」
ゆっくりと、ガッチャートルネードを構える。