歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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今回で、歌姫と錬金術とライダーのプロローグを終了します。
次の話は、本編、放送する日である9月3日となっています。
また、応募の方は、まだ行っています。
現在の状況
確定数字棍
1
主人公であるガッチャードの為、確定
未定数字棍
2/4/6/7/9:本編、連載まで未定。応募作品次第で変更もあり
3:応募してきたライダーが複数の為、未定
空き数字棍:5/8
まだまだ、募集していますので、皆様の応募、お待ちしています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=300979&uid=45956


戦う覚悟

ノイズとの戦いを無事に終えた俺は、そのままキャロルと合流した。

これまでのラフな格好ではなく、どこか魔法使いを思わせる格好をしているキャロルに対して、驚きは隠せないが、それもまた錬金術師としての姿だろうと、納得する。

 

「改めて聞くが、お前は、これから戦う以上は、既に後戻りはできないぞ」

 

それは、まさしく最後の警告というべきか。

その瞳は、真っ直ぐと俺を見つめいる。

未だに、俺の中に戦いに対する恐怖があるのは間違いない。

だが、それ以上に、あの人、ギーツから貰った言葉が、俺の中に確かな答えを見つけさせた。

 

「あぁ、分かっている。

だけど、俺はこれから、戦い続けるよ。

誰かの為に、そして周りの人達の幸せの為に、仮面ライダーガッチャードとして」

 

仮面ライダーという名を貰った。

ならば、俺のこの姿は、間違いなくガッチャードという名に相応しいだろう。

そんな俺の言葉とは裏腹に、キャロルは、どこか不思議そうな表情で俺を見ていた。

 

 

「仮面ライダー?ギーツ?一体、何の話をしているんだ?」

「えっ、違うの?」

 

キャロルから出てきた言葉に対して、俺もまた首を傾げた。

 

「だって、キャロルが使ったような瞬間移動を、ギーツも使っていたよ。

銀色のオーロラの先に言って、それで、確かベルトの形は違うけど」

「待て、そのドライバーは全ての形は共通だ。なのに、別の形だと?」

「けど、実際に、このカードを貰ったけど」

 

その言葉と共に、俺は、ギーツから貰った2枚のカードをキャロルに渡した。

それに対して、疑問に思いながらも、キャロルは受け取ると共に、その眉をさらに寄せる。

 

「これは、確かにライドケミーカードだ。

だが、どこか違う、おい、これを使ってみろ」

「えっ、ここで?分かった」

 

俺はそのままキャロルに促されるがままに、その2枚のカードをセットする。

だが、ドライバーからは何も音が出ない。

 

「壊れている?」

「いや、違うな、しかし紛い物でもないとすると、このカードには根本的にエネルギーが足りないんだろう」

「エネルギーが?」

「・・・まぁ、これを使う事は早々にないだろう。

とりあえず、お前には、これからの動きを言っておく」

「えっ、それって、ノイズと戦うんじゃないのか?」

「それもあるが、少し違う」

 

それと共に、キャロルは、その手にライドケミーカードを見せる。

 

「このカードは、俺が記憶している限りでは101体存在する。

おそらくは、俺以外の錬金術師もまたドライバーの装着者を探している。

お前は、これから、それらを奪って貰う」

「なんでだ?俺と同じだったら、仮面ライダー同士、一緒に戦えば良いんじゃないか?」

「お前の言う仮面ライダーかどうかは分からないが、錬金術師というのは、どいつもこいつも人でなしばかりだ。

そんな奴に選ばれた奴らが味方になるとは限らない。

ならば、奴らを倒しながら、カードを奪い、力を手に入れていく」

「それは」

 

確かに、俺はノイズと戦う事は承諾した。

だけど、人と戦う事には、抵抗がある。

 

「お前が選んだ道は、そういう道だ。

ならば、それも覚悟しておけ」

 

そう、キャロルは俺に告げる。

確かに、それもあるかもしれない。

だけど。

 

「だったら、俺は覚悟はする。

けど、それは倒す為じゃない、どんなに傷ついても、諦めずに戦って、仲間にする。

それが、俺の覚悟だ」

「全く、正真正銘の馬鹿みたいだな、まぁ良い」

 

それだけ言うと、キャロルは呆れたように、振り返る。

 

「さっさと家に帰るぞ」

「なぁ、キャロル」

「なんだ?」

 

そう、話を切り上げた所で、俺は気になった事を言う。

 

「キャロルは、錬金術師が人でなしばかりだと言うけど、俺はそうは思わないぞ」

「はぁ、それはお前が錬金術師を知らないからだろう」

「確かに知らない。けど、俺が今、知っている錬金術師は、キャロルだけだから。そんなキャロルを、俺は人でなしじゃないと、俺は知っているから」

「・・・」

 

それを告げた後、キャロルは無言であった。

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