あの学園祭から少し時間が経った。
あの後、俺は二人と一緒に行動したが、なんとあの二人は、実はフィーネのシンフォギア装者であった。
その事を知らずに、一緒に行動していた事もあって、雪音さん達にはかなり驚かせてしまった。
「お前はお前で、少しは疑問に思えよ」
「いやぁ、本当に、悪い子じゃないと思ったから」
実際に、あの時、シンフォギアのペンダントを賭けた勝負の時に、ケミー達も、歌で盛り上がっていた。
ケミーが、シンフォギア装者の歌に引き寄せられるとはいえ、ケミー達の反応から見ても、彼女達は悪人ではないだろう。
ならばこそ、フィーネは実際に何を企んでいるのか、知る必要がある。
「とにかく、お前は、少しは考えて行動しろよな、分かったか」
「うん、大丈夫大丈夫」
そう、雪音さんからの言葉を受けながらも、俺もまた、あの時の会話をしっかりと聞いていた。
それは、彼女達が決闘を行う事。
俺もまた、その決闘の場を探った。
「ホッパー1?」
すると、ホッパー1が何かに反応した。
それが一体どういう意味なのか、分からないが、俺はとにかく、ホッパー1が導く場所まで向かった。
「それにしても、ここは」
そこは、俺にとっても、因縁深い、かつてフィーネと戦った場所。
「もしかして、ここが決闘のっ」
同時に見えたのは、立花さん達が戦っている光景。
だが、そこにいたのは、ノイズだけではなく、ノイズではない、怪物だった。
『ホッパっ』
「ホッパー1?それに、他の皆も、あいつを怖がっている?」
それが、一体どういう事か、分からない。
だが、見れば、あの怪物は、立花さんを待ち構えている。
その様子を、ノイズの壁によって、遮られて見えない様子だったが、あのままでは不味い。
「力を貸してくれ、サボニードル!ホークスター!」
それと同時に、今回のリディアンの時に、引き寄せられたサボニードル。
そして、先日の戦いで、俺の元にいるホークスター。
サボニードルは、力を貸してくれるかもしれないけど、ホークスターは分からない。
だが、ホークスターは、肯定するように、翼を広げる。
『サボニードル!ホークスター!ガッチャーンコ!ニードルホーク!』
鳴り響く音声と共に、俺は変身する。
それに合わせるように、俺の背中には緑色の翼が広がると共に、その身体から無数の棘を放ちながら、ノイズを貫きながら、謎の怪物と、ノイズの間を開ける。
「今のは、トゲっ」
「どこからってっ」
「おらぁ!!」
同時に俺は、自分の手に召喚したガッチャードライバーで、上空から怪物を斬り裂く。
それによって、怪物は苦しむが、そのまま、俺は後ろへと飛ぶ。
「かっ仮面ライダーさん!」
「危なかったぁ、大丈夫!」
「はっはい、ぐっ」
そう、俺が近づくと、立花さんは、そのまま膝から崩れ墜ちる。
「立花さんっどうしたのっ」
「これはっアンチリンカーっ」
「保険をかけさせて貰いました。仮面ライダーが救援に来るのも分かっていたのでね」
それと共に見つめた先にはウェル博士がいた。
「ちっ」
「さぁ、仮面ライダーもいる事ですし、ここで一気に「気に入らねぇなぁ」なっ」
『ガッチャーンコ!カリューコプター!』
「っ」
聞こえた音声と共に見つめた先にいたのは、先日、戦ったフィーネ側のライダー。
「へぇ、グドスは来たんですね。他のメンバーは来なかったので、結構助かりますよ」
「あぁ、そうかよ」
そのまま、こちらに来る。
その手に持つ斧は、カリュードスの持つ武器であるという事で、油断は出来ない。
「さぁ、仮面ライダーを「おらぁ」なっ」
「っ」
奴が、持った斧。
それで攻撃したのは、怪物だった。
「なっ、何をしているんだお前はっ!!」
「何って、決まっているだろ、女を食い物にする化け物退治だ。
俺は世界を救うから協力しているが、こういうのは、気に入らないんだよ」
「貴様っ、これしか、方法がないんだぞっ」
「知るかよ」
そう言ったグドスは、そのまま構えていた。
「これは、共闘と思って、良いのか?」
「ちっ、そうなるな」
そのまま、俺とグドスは、同時に構える。