歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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これまで、シンフォギアと仮面ライダーのクロスオーバーは数々見てきたが、まさか本家のXDでコラボする事になるのは、予想外。しかも、よりにもよって、555という世界。果たして、555のどの世界なのか、今から楽しみな反面、かなりヤベーコラボになりそう。


生存の可能性

先日の、フィーネのスカイタワー襲撃によって、多くの犠牲者が出た。

それは、立花にとっては、親友である小日向と一ノ瀬も含まれていた。

意気消沈している最中、二課に、ある情報が舞い降りた。

それは、小日向が持っていたスマホが一定の速度で移動していた事。

それは、スカイタワーから離れており、普通ならばあり得ない。

だからこそ、分かる事として。

 

「おそらくは、未来君も、一ノ瀬君もフィーネによって、連れて行かれたんだろう」

 

一ノ瀬と小日向が誘拐された。

だが、それは同時に2人は生きている事を示している。

 

「本当ですか、師匠!」「っ」

 

それに対して、立花は、目を見開いて、嬉しそうにする。

それと共に、雪音もまた、安堵した様子だった。

 

「まったく、お気楽な物だな」

「何者だ!」

 

突然の声、それと共に、翼は警戒するように睨む。

 

「安心しろ、彼女は協力者だ」

「協力者って」

「こっちも、さっさと解決して貰わないと困るからな」

 

同時に、そこに現れた女性。

その女性には、見覚えがあった。

 

「えっと、確かキャロルさんだったよね、仮面ライダーと一緒にいた」

「あぁ、そうだな、お前のせいで、こっちの戦力はしばらく使えなくなったからな」

 

キャロルは、そのまま呆れながら、立花に向けて言う。

それと共に、思い出すのは、彼女自身と共鳴するように苦しんだ仮面ライダーの姿。

 

「仮面ライダーさんは、今は」

「しばらくは戦えないだろうな、おかげでケミー集めに苦労するよ」

「そうですか」

 

同時に、立花は、落ち込むように俯く。

 

「こちらとしては、奴らにこれ以上、好きに暴れられたら困るからな。手を貸してやる」

 

それと共に、キャロルが投げたのは、カードケース。

 

「これは一体って、うわぁ!」『ホッパァ!』

 

気になった立花は、そのままカードケースを開くと、そこから飛びだしたのは、ホッパー1だった。

 

「これはケミーなのか」

「あぁ、これまで仮面ライダーが集めたケミーだ。

お前達シンフォギアは、ケミーと共鳴すれば力を使えるんだろ。

ならば、それで戦力を増強しろ」

「それは、助かるが、なぜ、そこまで」

「言っただろ、こっちは動ける戦力がいない。だったら、他の所から調達するしかないだろ」

 

それだけ言い、キャロルは、そのまま懐から取り出したカードをゆっくりと周囲を見つめる。

 

「1、2、3、4、5、6、7。残り13か」

「13?それは一体、どういう数字なんだ?」

 

キャロルはそのまま言った一言に、風鳴は尋ねる。

だが、それに答えたのは、立花だった。

 

「もしかして、あのゴッドキングオージャーの事ですか!!」

「ごっど?なんだ、それは」

「えっと、実は、あの絶唱の時に、ウォズさんって言う人が教えてくれたんです。なんでも月の欠片を破壊する可能性がある力だって」

「なんだと!?」

 

それには、その場にいた全員が驚きを隠せなかった。

 

「それは、信用出来るのか?」

「お前らも既にその力の一端は見ただろ、このカードは、どういう訳か、私達の常識を遙かに超える何かがある」

「そんな、出来るかどうか、分からない事を信じろと」

「さぁな、他の案がない以上は、妥協案としては、丁度良いぐらいの認識でしかない」

 

それと共に、キャロルは、そのまま去ろうとする。

 

「それじゃ、私はこれで帰らせて貰う。こっちもこっちで、仕事があるからな」

「あっ」

 

そのまま、キャロルの姿は、瞬く間に消えてしまう。

 

「仮面ライダーさん、大丈夫なのかな」

「・・・今は、信じるしかないだろう」

 

その中で、ただ1人、仮面ライダーの正体を知る弦十郎は、ただ頷くしかできなかった。

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