歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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奇跡を信じて

俺達は、すぐにフロンティアを止める為に行動した。

あの時、俺が吹き飛ばしたせいで、ウェルの奴は、どうやら、フロンティアを暴走させる為に行動したらしい。

その為、俺達は、それを止める為に、行動していた。

 

「さてっと、たぶん、おっ、あったか」

「えっ、それは」

 

ゴルドダッシュの移動の最中、俺はガッチャードライバーに何か挟まっている感触があったので、俺はそれを取り出す。

見ると、キャロルが、こちらに対しての指示が書いてある紙だった。

 

「・・・えぇ、マジで」

 

俺は、その指示を見て、思わず呟いてしまう。

 

「何が書いてあったの?」

「キャロルの奴、とんでもない事をするな」

「えっ、どういう事ですか?」

「成功する確率は、ほとんどないけど」

「えぇ!?」

 

それ程の内容であり、ある意味、納得の賭けである。

 

「んっ、あぁ、いたっ翼さん!クリスちゃん!」

「立花、それに仮面ライダー!」

「遅れてごめん、少し事情があってな」

 

そのまま、俺は見ると、雪音さんは、何やら気まずそうだった。

 

「クリスちゃん、取り戻したんだね!」

 

その手には、ソロモンの杖があった。

それを見た立花さんの表情からも分かり、同時に、何の為に、裏切ったのかも理由が分かった。

 

「たく、んっ?」

 

それと共に、俺の方を見る。

その視線の先には、ゴルドダッシュ。

 

「待て」

 

それと同時に、雪音さんは、気づいてしまった。

 

「お前、なんで、ゴルドダッシュを持っているんだ、それはあたしがもしかしたらの為に一ノ瀬に、隠して渡していたはずだが」

「えっ、そうだったのか、なるほど、だから結構簡単に見つかったのか」

「んっ?」

「あっ」

 

まさか、あれが偶然ではなく、意図した行動という事に、俺はようやく合点がいく。

それと共に、俺は、思わず口を押さえる。

 

「お前、まさか!」

「あっ、これって」「バレちゃったかな」

 

俺と立花さんは、そのまま苦笑いをしている。

その最中、雪音さんは、そのまま俺の方へと指を向ける。

 

「お前、正体は一ノ瀬なのか!!」

 

その叫びは、周囲に木霊してた。

それに対して、風鳴さんは首を傾げる。

 

「一ノ瀬と言えば、確か二人が世話になった男子だと聞くが」

「いやぁ、まぁ、はい、どうも、一ノ瀬です」

 

そのまま、俺は、頭を軽く掻きながら言う。

 

「マジかよ、ずっと謎だった仮面ライダーの正体が、お前って、という事は、ずっと気づいていたのか」

「いや、事情とかは、弦十郎さんと初めて会った時に聞いた。それまでは、正体とか知らなかった」

「あの時かよ」

「むっ、それだと、まさか叔父様は、仮面ライダーの正体を知っていたのか」

「まぁ、そうなります」

 

最終決戦という場であるはずだが、なぜかグダグダな状態になっている。

そうしている間にも、ネフィリムは、俺達に襲い掛かろうとしていた。

 

「あぁ、もぅ、この話は後だ!とにかくっ奴をなんとかするぞ!」

「だったら、立花さん!レンキングロボを貸して!」

「うん!」

 

そのまま、俺はレンキングロボを受け取ると同時に、もう一枚のケミーを装填する。

 

『レンキングロボ!ヤミバット!ガッチャーンコ!バットキングロボ!』

 

それと共に、俺は新たな姿、バットキングロボへと変身する。

ワイルドモードになった事で、巨大化し、そのままバットキングロボットの腕には、立花さんのガングニールと同じ拳で、そのまま殴る。

 

「ふむ、事情は分からないが、とりあえず、なんとかしなければならないな」

「あぁ、てめぇには、後でたっぷりと聞くからな!」

「分かった!!だったら、行くぜ!」

 

それと共に、俺は上空に飛ぶ。

それと共に、立花さんの影響を受けたレンキングロボの力が、俺に新たな力を与える。

 

「見ろ、この力!地を裂き、海を割り、全てを生み出すこの拳!」

 

既にワイルドモードになっている俺だが、その身体はさらに変形し、巨大な一つの拳へと変わる。

 

「ビックバン!パァァァァァンチ!!」

 

そのまま俺は、真っ直ぐとネフィリムを貫く。

だが、それでも、瞬時にネフィリムは再生する。

 

「どうなっているんだっ」

「おそらくは、フロンティアのエネルギーを吸収し、再生をしている!」

「だけど、こっちも、ここまで派手にしているには、訳があるんだよ!!」

「あぁ、それって」

 

同時だった。

俺達の頭上を見る。

そこには。

 

「まったく、派手に動けとは言ったが、ここまでやれとは言っていないぞ」

 

それと共に見ると、ガッチャードライバーの持ち主を引き連れたキャロルだった。

 

「それで、マジで、あれをやるのか」

「それぐらいしか、方法がないだろ」

 

そう、俺の一言に対して、キャロルは言う。

 

「けど、本当に、出来るの、そんな事」

「やるしかないからな」

 

それは、まさしく、奇跡に近く、博打であった。

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