ネフィリムが、フロンティアとの一体化をした。
それは、最悪の自体と言って良い状況だった。
「さすがに、このままじゃ、ヤバいな、何よりも、エネルギーが全然足りない」
ゴッドキングオージャーを呼ぶ為に必要な力。
それが、未だに足りない状態である。
このままでは、月の欠片所か、フロンティアも対処出来ない。
そう考えていた時だった。
「待たせて、すまないな」
聞こえた声。
見ると、そこにはファイクと、マリアがいた。
「マリアさん」
「ファイクから聞いたわ、エネルギーがあれば、なんとかなるのね」
「そうだけど、それは一体」
そうした時だった。
俺が見つめた先、そこは、何時の間にか離れていた地球。
その地球から、流れるフォニックゲイン。
「これだったら」
「あぁ」
可能性は、既に確実だった。
ここに、全ての力が揃っていた。
キャロルによって、俺を含めて8人のガッチャードライバーの持ち主。
そして、立花さんを含めた6人のシンフォギア装者。
それに加えて、キャロル。
合計で15人が揃っている。
「おい、ガッチャード、お前が言った通り来たけど、まだ15人しかいないぞ」
「確か、お前の言う秘策って、20人が必要なんじゃないのか」
そう、この場に来てくれたユウゴッドとグレイムが言う。
「なるほど、それで俺達を呼んだという事か」
「えっ、師匠!それに、未来!」
同時に立花さんは、驚きを隠せない弦十郎さんと未来さんがいた。
彼らもまた、キャロルが呼んでいた。
「だけど、それでも17人だけじゃ」
「出来るさ、なんだって」
同時に見つめた先。
そこは、地球の70億人から送られるフォニックゲイン。
そのエネルギーは、俺のカードに注ぎ込まれている。
「諦めなければ、チャンスは巡る。
だからこそ、ここで集った思いが、奇跡も呼ぶ」
それは、キャロルからのメモ。
それは、本来ならば、不可能な出来事だった。
「キャロル君、一体何を企んでいるんだ」
「かつての戦いにおいて、フォニックゲインを使い、こいつはこことは違う世界に存在した仮面ライダーであるギーツを召喚する事が出来た。
本来、平行世界の存在を呼び出す事など、不可能に近い」
「もしかして、ギーツ達をここに」
「いいや、この場には、あの時よりも膨大なエネルギーが揃っている。何よりも、どうも先程から戦いたいと騒いでいる奴がいるからな」
キャロルの、その一言と共に鳴り響いたのは、鐘の音。
その音が、一体、何を意味するのか、全員が思う最中、カードから出てきた光の尻尾が、そのまま3人の人間を呼ぶ。
「嘘」
そこにいる3人を見て、始めに呟いたのは、翼さんだった。
いや、翼さんだけではない。
その場にいた、ほとんどの全員が、驚きを隠せなかった。
「奏」「セレナ」「了子君」
本来ならば、あり得ない3人。
死んだはずの3人が、この場にいる事に、驚きを隠せなかった。
「まさか、生き返ったのか」
「あぁ、どうやら、違うみたいんだよな」
そう、奏さんは言った。
「私達が、今、こうしていられるのは、あの人のカードを通じて、フォニックゲインで形成された仮初めの身体。だからこそ、一時的でしかないのです」
「そうなの」
セレナという子からの事実に、マリアは目を閉じた。
だけど。
「あなたと、こうして本当に目の前で会えて、嬉しいわ」
「姉さん、私も」
そう、2人の姉妹は再会を喜んでいた。
その周辺に関する事情はほとんど、知らないが。
「それにしても、まさか、こうして、わざわざ蘇らせるなんて、あなたも相当とんでもないわよ」
「元々は、了子君の仕業でもあるからな」
「そういう事ならば、少しは協力するわ。まぁ、何よりも、もしかしたら」
そう言った、了子さんは、何かを思ったように見つめる。
そして、この場で20人が集った事によって、カードにさらなる変化が起きる。
「うぉっと、飛び出すのか!」
「そう言えば、20人って言っていたけど、具体的になんで20人が必要なのか、全く知らないんだが」
「えっ、そうだったの」
それと共に、俺と立花さん以外の全員が、その言葉に頷いた。
「まぁ、20人が必要なのは」
それと同時に、現れたのは。
「でっでっかい虫!」
「いや、ロボット!?」
驚きを隠せない。
「あれ、これって、確か、あの時の、確かエクストリームキングオージャーに似ているような」
「エクストリームキングオージャーは、人間サイズにしたからな。
だからこそ、これこそが、本来の大きさだ」
「なるほど、だったら」
その言葉と共に、俺達が立っていると、そのまま各々のシュゴッドが乗せられる。
「みんな、アレをやるぞ…」
「アレ?」
「決まってるだろ!合体だああぁぁぁぁッ!!降臨せよ、ゴッドキングオージャー!」
俺の叫び、それと共にシュゴッド達が、そのまま空を飛ぶ。
『クワガタ・トンボ・カマキリ・パピヨン・ハチ・テントウ・クモ・アント!ローリング・スネイル・ピード・シケイダー・カブト・スコーピオン!ホッパー! タランチュラ! ヘラクレス・コーカサスカブト!』
鳴り響く音声。
そして、フォニックゲインが集った事により、その存在は、この地球に、誕生した。
本来ならば、存在する事が出来ないだろう、その存在の名は
『GOD・GOD・GOD・GOD! GOD KING−OHGER!!』