ギフジュニアと呼ばれる謎の存在との戦いを終えた俺達は、今回、共闘した相手である仮面ライダーを連れて、そのままS.O.N.G.の本部へと来た。
「志村君に続いて、まさか二人目の仮面ライダーが現れるとは」
「えっと、そんなに驚く事なんですか?」
そう言いながら、仮面ライダーキマイラへと変身していた五十嵐式さんが、そう聞いていた。
「それにしても、先程のギフジュニアとは一体」
「うぅん、それを説明するのは、俺からでは難しいし、あっ、少しパソコンを貸して貰えませんか?」
「えっ、あぁ、良いけど」
それと共に五十嵐さんが突然、パソコンを要求した。
なぜか疑問に思ったが、弦十郎さんがすぐにパソコンを用意してくれた。
それを見た五十嵐さんは、そのまま懐から取り出したのは、仮面ライダーに変身した時に使っていたスタンプだった。
「これをっと」
そのまま、パソコンにスタンプを押す。
すると、パソコンは少しの間だけ砂嵐が流れながら「あーあー、マイクテストマイクテスト」そう、パソコンの向こう側で誰かの声が聞こえる。
疑問に思う俺達だが、そのままパソコンの画面が開かれると、そこには緑色の髪の女性がこちらを見ていた。
「おっ、どうやら繋がったようだね」
「君は一体」
「私かい?私はリンゴ。Aionのエージェントで、まぁ、君達から見るとかなり先の未来で生まれた人工生命体かな」
「未来って、えぇ」
その一言に俺達は驚きを隠せなかった。
「えっ、という事は、五十嵐さんも未来から来たの」
「まさかの未来からの仮面ライダーって、どうやって」
それに対して、立花さんは驚きに首を傾げる。
「まぁ、このスタンプの力だ」
そう、パソコンに装着してある飛蝗が描かれたバイスタンプだった。
「これは」
「これは時空を越える事が出来る仮面ライダーセンチュリーの力が宿った、ビヨンドキメラバイスタンプ。この力で、未来から来れたし、時空を越えて、会話を出来るんだ」
「また、知らない仮面ライダーの名前か」
そうしながら、俺達は首を傾げる。
「それで、聞きたいけど、仮面ライダーって、一体なんなんですか」
そう、質問をしたのは立花さんだった。
「一ノ瀬君が、仮面ライダーと名乗ったのは、確かギーツさんから教えて貰ったそうだけど」
「あぁ、ギーツかぁ、かなりヤバいライダーだよ」
「そうなの?」
俺達は首を傾げる。
「彼は数多くの戦いを乗り越えて、最後には創世の神となったライダーだよ」
「・・・なんだか、想像以上にとんでもないライダーだったんだけど」
「まぁ、仮面ライダーがどういう存在かと言われると、私も説明に困るけどね」
そのまま、リンゴさんが出したのは映像。
それらの多くは、俺達が見た事のない仮面ライダーだった。
「異形の仮面を被った超人的な能力を持つ戦士たちが、人類の自由と平和を守るために悪の怪人と激闘を繰り広げる。またその使命は「子供たちの夢を守り、子供たちの応援に応え、希望の光で照らし続けること。」でもあるらしいよ」
そのリンゴさんの言葉に俺は、どこか安堵した気持ちになる。
「それで、聞きたいが、今回の騒動、何か分からないか?」
「それが、こっちでも結構難しくてね。ただ、こちらで観測した限りで、おそらくは中心になっていると思われる仮面ライダーは既に見つけている」
「本当なのかっ」
その一言に、俺達は思わず叫んでしまう。
それと共にリンゴさんが映し出したのは、1人の仮面ライダー。
全身が黄金に輝いているライダーであり、その姿に俺達は首を傾げる。
「このライダーは?」
「分からない。おそらくは、仮面ライダーディケイドに関連していると思うがね」
そのまま、画面に出てきたのは、その黄金のライダーとよく似た容姿をしたピンク色のライダー。
「ディケイドって、なんだ?」
「世界の破壊者と呼ばれ、様々な平行世界を行き来する事が出来るライダーだ」
「世界の破壊者だぁ。一体、どういう奴なんだ」
「ふむ。つまりは、今回の事件は、様々な平行世界と関連していると、考えて良いのか」
「そう考えて良いだろう。何よりも、この場にいる3人のライダーがいるからな」
その言葉で、俺達は思わず頭を抱えたのは仕方ないだろう。