歌姫と錬金術とライダー   作:ボルメテウスさん

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ゴージャスな奴の登場

「はぁ、にしても、まさかお前の言っていた仮面ライダーって、ここまでとんでもないとはな」

 

そう言いながら、俺達は、その日は家に帰る事にした。

本当ならば、本部で待機するべきかもしれなかったが、この事件の終わりが見えない。

それもあり、警戒しながらも、確かな休息をする為に、各々が自由な時間を設ける事になった。

そして、キャロルと共に、俺達は家にいた。

 

「俺もびっくりだよ、まさか、あの人が神様だったとはな」

「神ねぇ、まぁ、それならば、納得は出来る。異世界の力を呼び寄せる存在だが、神という事ならば納得だからな」

 

それと共に、俺達をこれまで救ってくれたカードの大きさに改めて、頷く。

 

「まぁ、当面は、あの黄金のライダーに関してだ。

奴が、どのような目的で動いているのか、探らなければならない」

「確かに、目的が分からないと、何よりも、まだ敵だとは思えないから」

 

そう、俺達が言っている時だった。

何か、大きな音が聞こえる。

それに対して、俺達が見ると、そこにはリムジンが走っていた。

 

「「えっ」」

 

突然の事で、首を傾げる。

なぜならば、そのリムジンは黒ではなかった。

金。

それも、おそらくは金メッキではなく、純金だろう。

その金のリムジンは、そのまま俺達の前に止まる。

それと共に、ドアは開く。

 

「なるほど、お前がこの世界のガッチャードという訳か」

「お前は」

 

それと共に俺達は、警戒する。

既に俺の正体を知っている以上は、警戒を解く訳にはいかない。

 

「警戒しなくても大丈夫だ、このカグヤ様は、別に敵ではないからな」

「カグヤ?かぐや姫の事か?だけど、どう見ても、男だよな」

「そっちのかぐやが出るとは、さすがに予想は出来なかった」

 

そう、カグヤと名乗る人物は、少しだけ真顔になった。

すると、そんなカグヤの横に、執事服を着た男性が現れる。

 

「遅れてしまい申し訳ございません、私、執事のバトラー。そして、こちらのお方こそ、鳳桜・カグヤ・クォーツ様でございます」

「ふっ、まぁようするに、味方という事だ」

「そう、味方だと思って、信用するとでも」

「ふっ、そう言われてもな。何よりも、この世界の危機を感じて、打開策を打ったのは、このカグヤ様だがな」

「えっ」

 

それに対して、俺達は驚きを隠せなかった。

 

「どういう事だよ、この状況がどういうのか、知っているのかっ、だったら」

「ふむ、その前に、面倒な奴らが来たようだ」

「えっ」

 

それと共に見つめた先。

そこにいたのは、なんと、ノイズだった。

だけど、俺達の知っているノイズとは、どこか違った。

発光部位以外が灰色のノイズ。体表に独特の模様がある。

 

「ノイズなのか、だけど」

「あれはオルフェ・ノイズ。お前達の世界がガッチャードとシンフォギアの世界が合わさった世界だとすれば、あれらは仮面ライダー555とシンフォギアの世界が融合した結果、誕生したノイズでございます」

「また、知らない仮面ライダーの名前がっ、とにかく、今はぁっと!?」

 

俺もすぐに向かおうとすると、カグヤが、それを止めた。

 

「何をするんだよぉ」

「なに、そろそろ、このカグヤ様の活躍も見せないといけないからな、特別サービスだ」

 

それと共に、取り出したのは黄金に輝くバックル。

おそらくは、他のライダーと同じベルトだろう。

そのまま、そのベルトを腰に巻くと共に、取り出したのは。

 

「ケミーカード!?」「なにっ」

 

そこにあったカードは、どこか俺達と同じケミーカードだった。

志村さんが見せてくれたアンデットを封印したラウズカードとも違うそのカードを、そのままベルトに装填する。

 

「特別ついでだ。伝説の輝きを見せてやる」

 

そのまま、そのケミーカードをバックルに装填すると共に、ゆっくりと構える。

 

『ケミーライド!』「変身!」『レ・レ・レ・レジェーンド!』

 

その言葉と共にその身体は黄金の輝きに包まれる。

同時に、その姿は、俺達は驚きを隠せなかった。

 

「あぁ、お前、確かディケイドそっくりの!」「黄金のライダーっ」

 

俺達は思わず叫んでしまう。

 

「ご覧ください、その名も"仮面ライダーレジェンド"!広くあまねく世界を照らす、まさに生ける伝説…!」

 

バトラーさんの言葉と共に、レジェンドは、そのままオルフェ・ノイズへと向かう。

その動きはかなり大胆。

だが、まるで、オルフェ・ノイズの動きを読んでいるようにも、確かに見える。

攻撃に対して、確実に避け、さらには、すかさず蹴る。

同時に、いつの間にか持っている銃で、そのまま打ち抜く。

 

「さぁ、ゴージャスタイムだ」

 

その一言と共に、取り出したのは、また別のケミーカードだった。

 

『ファイズライダー!ガイムライダー!オーズライダー!』「ゴージャス」『レジェンドライド!』

「仮面ライダーが出てきたぁ!」「どうなっているんだ、あの銃は」

 

俺達が驚いている間にも、バトラーさんがそのまま横に出る。

 

「右手から、携帯で変身し、さらにはその携帯が喋る相棒の仮面ライダー555。ユグドラシルの防衛を担うアーマードライダーラウンズ、最強の秘書であり、変幻自在の仮面ライダーカンド」

「全員、ベルトがまるで違う!すげぇ!!」「その一言で解決か」

 

そうしている間にも、各々のライダー達が一気にかけ出す。

オルフェ・ノイズは、すぐに対抗するように、攻撃を仕掛ける。

だが、555は、その手に持った赤い剣で切り裂き、ラウンズは迫り来るオルフェ・ノイズを盾で防ぐ。

ガンドは、なんと機械の翼で、飛びながら、斬り裂いていく。

 

『ナシスカッシュ!』

 

それと共に、ラウンズは、その手にある剣に黄金の輝きと共に、迫るオルフェ・ノイズを斬り裂く。『ゴ・ゴ・ゴ・ゴージャス!』

 

『Exceed Charge』

 

それと同時に、555は、そのまま眼前にいるオルフェ・ノイズに向かって放った黄金の円形に突っ込むと共に、そのまま撃ち抜く。『ゴ・ゴ・ゴ・ゴージャス!』

 

ガンドは、なんと、周囲に、黄金に輝く小さなロボットを召喚すると共に、そのまま、オルフェ・ノイズを貫かせる。『ゴ・ゴ・ゴ・ゴージャス!』

 

「ゴージャス、ゴージャス!五月蠅い!!」

 

それに対して、キャロルは思いっきり叫ぶ。

そうしている間にも、オルフェ・ノイズは、瞬く間に全滅した。

 

「さて、これで、落ち着いて話は出来るな」

 

そう、カグヤはそのまま変身を解除させ、俺の元へと来る。

 

「それで、お前が言っていた世界の危機とは一体なんだ?」

 

そのカグヤに向かって、キャロルは、鋭い目で、睨み付ける。

 

「ふむ、そうだな、奴を一言で現せば、究極の善の存在だろうな」

「究極の」「善?」

 

俺達は、その一言に、首を傾げた。

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