「それにしても、まさか仮面ライダーが二人も増えるとは」
「まぁ、俺の俺達の世界では、珍しいとはいえ、ライダーの数は多いからな」
その言葉と共に、一同は、驚きを隠せない様子だった。
「それにしても、ゼインはこの世界にどうやって現れるつもりなんだ」
「ゼインは確かに人工知能を持っているが、この世界において、どうやってその力を発揮するつもりなのか」
「難しい事なのか」
俺はそのまま、カグヤに尋ねると、そのままバトラーはすぐに別の画面を出した。
「ゼインの力は、正義の仮面ライダー達の力を封印したゼインカードを使う事で発揮されます。ですが、そのカード自体も移動が現状出来ない以上、ゼインの能力は発揮されないでしょう」
「だとしたら、記憶の遺跡を襲撃をしたんだ」
そう、疑問に思っていた時であった。
「なっ」
「どうかしましたか」
その最中、S.O.N.G.のオペレーターである藤尭さんが驚きの声を出した。
俺達は、その報告が気になって、そのまま彼が出した画面を見る。
「これは?」
「それが、あの事件以降、世界各地で様々な物が盗難されています。それらには、ほとんど怪物達の目撃情報がありまして」
映し出された画面を見ていく。
何やら、古代の遺跡で発見された石や神話から残された物。
これらは聖遺物に関係している。
「まさか、そういう事か」
「何か、分かったのか?」
カグヤは、考察する。
「ゼインは、この世界で新たな力を得るつもりかもしれない」
「どういう事なんだ?」
俺は首を傾げた。
その意味に、首を傾げた。
「ゼインは、この世界に来た際、仮面ライダーがいない事は既に分かったはずだ。
だから、当初はシミュレーションの代わりだと考えていたんだろう。
だけど、この世界において、仮面ライダーと似た存在を観測し、その力を得ようと考えたんだろう」
「仮面ライダーに似た存在って、一体」
「まさかっ」
同時に、風鳴さんは目を見開いて、驚く。
「まさかとは思うが」
「シンフォギアの力を取り込むつもりだ」
「っ」
それには、さすがに俺達も驚きを隠せなかった。
「・・・これは、早急に対策を取らないといけない」
弦十郎さんは、すぐに動き出す。
「どこに行くんですか?」
「・・・マリア君達が、今はいる場所に向かう。
本来ならば、連絡を行いたい所だが」
「ゼインは電脳上にいる以上、連絡は危険だ」
その言葉と共に、俺達の行動もまた早かった。
「という事で、キャロル!お願い!!!」
「ちっ、テレポートジェムも、ただじゃないんだぞ。材料費は」
「勿論、あとで出すさ」
その言葉と共に、俺達はすぐに向かう事にした。